前のトランポでも、荷室の中が見えない様にスモークフィルムを貼ったのですが、今回もフィルム貼りをやりました。当初は、予めスモークガラスだったので、必要はないかと思ったのですが、案外、外から中が透けて見える事と、フィルムを貼っておく事でもしガラスが割れても、飛散防止になるという事で、貼る事にしました。


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荷室の窓はフィルム済み
スライドドアはまだこれから
有ると無しではだいぶ違います






■カット済みフィルム

 前のハイエースの時は、汎用の反物状のフィルムを買ってきて、窓に貼り付けて、ダマートというクレパスと色鉛筆の間の子みたいなペンで型を取って切り出して貼りましたが、今は予め窓に合わせてカットされているフィルムが売っているという事で、それを調達しました。少々値ははっても切り出す手間が無いのは楽ですし、スライドドア、荷室、リアゲートの窓のセットで、大体5〜6,000円ですから、やーやー言うほど高いものでもありません。
 ただ、同じ200系ハイエースでも、年式によって形式が異なり、自分のは平成21年式の3型なのですが、うっかり間違えて4型以降のフィルムを取り寄せてしまい、しかも間違いに長らく気がつかず(後述)、スライドドアの窓の作業は後日回し、という事になってしまいました。3型と4型では、スライドドアの窓の形状が異なるのです。
 フィルム貼りの作業全般に言える事ですが、とにかく、慌てない、焦らない、ゆっくり丁寧にやる、時間のある時にやる、そうした慎重さが必要です。でないと、仕上げの前に、今回の様な失敗をしてしまいます。

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わざわざカット済みのフィルムを買ったのに
サイズが合っていません


■フィルムの貼り方

 スモークフィルムの貼り方については、動画などでもネットにアップされていますし、自分もそうした情報を予め勉強してから作業をしています。必要な道具は、
  • 霧吹き
  • ゴムベラ
  • タオル
  • セロテープ
 この辺りです。霧吹きには、水と食器用洗剤を入れます。ゴムベラは、窓を掃除したり、フィルムをピシッと貼り付けるのに使います。タオルは、霧吹きで噴いて垂れた液剤を拭いたりするのに使います。セロテープはフィルムを剥がしにくい時に使いますが、カット済みのは縁の部分が剥がしてあるので、使わなくても簡単に剥がせたので要らないかもしれません。
 さて、貼り方の説明ですが、ざっくり書くと以下の通りです。
  1. フィルムを貼る窓に満遍なく霧吹きし、ゴムベラで液をこすって掃除する。これをしないと汚れや埃がフィルムに入る。
  2. その上で、窓に霧吹きする。
  3. フィルムを剥がしながら、糊面に霧吹きする。こうする事で、糊面同士がうっかりひっつくのを防止する。
  4. フィルムを窓に貼り、動かして位置を調整する。
  5. フィルムの上から霧吹きし、フィルムの中心部から外に向かって、ゴムベラでフィルムを擦って、気泡を追い出し、シワを伸ばす。
 フィルムを貼ったばかりの時は、フィルムは動きますので(その為に、窓とフィルムの糊面に霧吹きする)、いい感じに位置合わせをします。その後にゴムベラでフィルムを伸ばしてピシッと貼るのですが、その時、力を入れすぎるとフィルムが動いてしまうので、強すぎず弱すぎずの力で、伸ばします。
 フィルムがピシッと貼れたら、しばらくそのまま放置します。フィルムにはゴムベラの跡が残っていますが、それをキレイに拭くのは翌日くらいにした方が無難です。貼ったばかりのフィルムは、何の気無しに動いたりする事があるからです。

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フィルム貼りの最初の難関
物が大きいと、この霧吹きは結構大変で
かつ糊面が地面について汚れたりしない様にするのが重要です

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フィルムを霧吹きしながら剥がしたら
ささっと窓に貼り付けます
窓に貼りさえすれば、あとは落ち着いて作業できます

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中心部分から外にむかって
ゴムベラで気泡やシワを押し出していきます

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前のハイエースと違い、金網を付ける事が出来ないので
PPダンボールを被せて窓を保護しています



■曲面な窓の対処の仕方

 ハイエースのフィルム貼りで結構大変なのは、リアゲートの窓です。この窓は大きいだけでなく、結構曲面になっていて、シワが寄りやすいのです。前のハイエースでは、窓を横に三分割する格好で貼りましたが、今回取り寄せたカット済みのフィルムも、三分割になっていました。基本的な貼り方は上記と同じなのですが、三分割されたパーツの上から順番に貼っていく格好になります。
 ところで、この記事では、荷室のフィルム貼りを先に紹介しましたが、実際の作業はリアゲートのフィルム貼りの方が先でした。ところが、作業をした8月下旬は、夏の暑さとトランポ入れ替えの作業でかなり疲労困憊していて、あまり精神的にも余裕がない時でした。それでも荷室で着替えるには、せめてリアゲートのフィルムくらいは貼っておかねば、という事で作業をしたのですが、案の定というか、手早く作業を終わらせようとして、結果としてシワの寄る仕上がりになってしましました。まぁ、外から中が見えなければ目的は果たせますし、少々シワが寄っても外からは分かりませんから、寄ってしまってどうしようもなくなったシワは、「しゃーないな」で片付けるしかありませんでした。
 リアゲートの窓は、カット済みのフィルムを使ってもシワが寄る訳ですが、上から一段ずつ、シワが寄った部分がちゃんと伸びるまで丁寧にゴムベラで伸ばす、場合によってはドライヤーを当てて伸ばす。それが出来たら、次の段に進む、といった具合に、丁寧に時間をかけて作業するのが良いと思います。
 リアゲートの窓には熱線が貼りこまれていて、その基部になる部分は、フィルムの切り欠きが甘かったり、シワになったりするのですが、この部分はカッターナイフで切り欠いたりして、上手いこと貼ります。また、ルームミラーモニターのカメラは、スモークフィルムに対応していないので、カメラの部分のフィルムは切り抜く必要があります。

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スボラかまさずリアカメラの部分はくり抜き
丸でなく四角でも良かったかも

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疲れてて、手早くやろうとして
シワ酔ってしまうの図

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中からは外がそれなりに見えますが
外からは中が全く見えませんので
少々シワ寄ったのも外からは見えませんw