トランポというのは、結構荷物があるもので、それをどこにどう搭載するかが結構大事です。トランポの形状、頻繁に使うものとそうでないもの、現地と自宅とではアクセスの仕方が違う、などなど、様々な要素を考慮して、配置を考えねばなりません。しかも、配備されたら直ちにそれらを決めて、運用を始めねばなりません。今回の記事は、とりあえず急遽知恵を絞って取り決めた現時点での配置で、後日、変更する場合があります。


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このバイクの積み方では、バイクが斜めってしまうので
左右を入れ替える事にしました





■セカンドシート

 前回のトランポと違って、今回の200系ハイエースには、セカンドシートがあります。家族が二人しかいないので、別にセカンドシートがなくても困らないのですが、買い物行ったり、猫を病院に連れて行ったりする時には、あれば便利な設備です。となれば、レースの活動以外では、空いている方が何かと使い出があります。
 トランポに搭載する装備には、「常時搭載するもの」と、洗濯や整備で「その都度搭載するもの」の二つに分かれます。セカンドシートは駐車場にトランポを駐めている時でもアクセス出来る事から、後者の「その都度搭載するもの」をチョイスする事にしました。具体的には、これらの品々です。
  • ウェア(毎回洗濯する)
  • ヘルメット(出来れば毎回内装を洗濯する)
  • ゴーグル(出来れば毎回洗濯する)
  • お風呂セット&着替え(遠征時)
  • 飯盒&ガスバーナー(使う都度、コメを入れ、かつ終わったら洗う)
  • サーマレスト&シュラフ(遠征時)
  • クーラーボックス(遠征時)
 これらはその都度出し入れする装備で、セカンドシートの上に乗せていますが、それほど出し入れしない物で荷室の方に置けないものは、セカンドシートの足下に置いています。
  • 燃料缶10L&5L(ガソソタに給油しに行きやすい様に、右側)
  • 工具箱乙(あまり使わないけど無いと困る工具)
  • デカいトルクレンチ
  • 洗車機のガン&ホース
  • 洗車バケツ&洗車ブラシ等
  • レインウェア&傘
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セカンドシートはの上は
ウチの駐車場で出し入れする物を中心にしました

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燃料缶はこの位置に
現在はブーツは荷室に移し、工具箱などを置いています


■セカンドシートステップ

 という呼び方が正解なのか分かりませんが、セカンドシートに座る時に足をかける部分です。ここには前のトランポでは、パドックの地面が斜めの時に、車体を水平にする為のカースロープを入れていました。これが無いと、車体が斜めでは車中泊の際、非常に寝にくいからです。
 今回もここに搭載しました。ただ、荷室の床板の支柱を取り付けているので、前の様にスロープ2本を合わせて片側のステップに載せるという事が出来ず、両方のステップに1本ずつ載せています。支柱がストッパー代わりになって、スライドドアを開けてもスロープが落ちてくる心配がありません。
 この他に、長靴と、路上停車時に使う三角表示も搭載しました。長靴は右側が自分用、左側が嫁さん用で、それぞれ運転席や助手席から降りて、直ぐに履ける様にしてあります。

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スライドドアのステップには
カースロープと長靴を配置しました


■荷室

 今回、バイクは全部右寄せにして、空いた左のスペースに棚を設けて、立体的に空間を使う予定をしていたのですが、寝板を設備する事になり、棚を載せる事は取りやめになりました。また、棚があると、バイクの搭載時に体を入れるスペースが無い事がわかり、結果、装備は「出来る限り整頓して積む」というレベルの搭載方法に頼らざるを得なくなりました。
 荷室の左側に積む主な搭載品は、以下の通り。
  • STボックス#25(予備部品)
  • STボックス#25(クーラント、エアクリーナー、など)
  • STボックス#25(パーツクリーナー、タイラップなど、よく使うもの)
  • STボックス#25(寝板の鋼製束、遠征時のみ)
  • 洗車機&台車
  • 折り畳み椅子2台
  • 扇風機(夏季のみ)
  • 足台のビール瓶ケース
  • バイクリフト
  • ブーツ
 ラダーはバイクの間、寝板を支えるツーバイ材は右のバイクと荷室の右側面の間、工具箱甲は右のタイヤハウスの後ろに置く事にしています。(←後日変更)
 寝板はタイダウンベルトでまとめて、セカンドシートのヘッドレストからタイダウンベルトを回して、セカンドシートの背に添わす様な格好で固定します。寝板関係は泊りがけの遠征の時以外は不必要なのですが、セカンドシートに固定した寝板そのものは、バイクのフロントタイヤを押し付けて固定する役目もあり、また積んだままでも邪魔にならない事から、遠征以外でもそのまま固定しておく事にしました。
 あとで分かった事ですが、STボックスは降ろさずとも、そのままの状態でバイクを上げ下ろしする事が出来ます。結果として、棚がなくてもどうにかなりました。また、普段はSTボックスをそのまま3箱積み上げているのですが、クロスパーク勝沼までの林道を走っても崩れる事はないので、案外安定しています。
 洗車機は結構かさばるのですが、これも結果としては出し入れしやすい位置に収まりました。

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STボックスは3箱までなら、縛着しなくても崩れません

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洗車機は左のスライドドアの所に
台車も一緒に積めました

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立体的な搭載にはなってませんが
必要とする装備は、全部積み込めました



■バイクの積み方の変更

 これまで、クロトレを右端に寄せ、TT-R125をその左隣に置く、という配置でバイクを搭載していたのですが、様々な不具合が出てくる事がわかりました。というのは、
  • TT-Rの方が背が低く、クロトレにハンドルが当たって、車幅を寄せると斜めってしまう事。
  • クロトレの右のタイダウンを締めるのが極めて困難である事。
  • TT-Rを使わない時でもTT-Rから下ろさねばならぬ事。
 といった感じです。そこでバイクを左右逆にしてみました。TT-Rを先に積んで、後からクロトレを搭載する要領です。この要領だと、TT-Rのハンドルはクロトレに当たる事なく、クロトレのハンドルはTT-Rの車体の上に被る格好になるので、バイクはほとんど斜めにならず、かつ前の要領よりも若干車幅を詰める事が出来て、荷室に余裕が出来ました。
 また、クロトレにかけるタイダウンの位置も変更し、TT-Rもクロトレも、左右同じ位置、つまり右は車体のD環に、左はアシストハンドル(に掛けたサブベルト)から、それぞれ引っ張る形にしました。また、ハンドル側でしか固定をしていないので、運転中にバイクのリアが左に流される事がままあったので、一番右のTT-Rのスイングアームを、荷室後方の荷室の床のD環からタイダウンで引っ張る事にしました。
 この様に変更する事で、自分一人で参加した時は、クロトレだけ下ろす事が出来、かつTT-Rは積んだまま車中泊も可能となりました。

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こちらは左側のタイダウン
タイダウンは、やっぱりラチェット式の方が緩まないです

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こちらは右側のタイダウン
D感は元々シートベルト用の穴に着いてますので
強度は問題ありません

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以前の積み方に比べると
かなりスマートな積み方になりました


《おまけ》

 当初、バイクの固定にホイールチョック、つまりタイヤ止めを使うつもりで、わざわざ買ってきたのですが、荷室の床にボルトで固定するか、ホイールチョックの下に板を付けてバイクの自重で動かなくする必要があり、ちょっと面倒だったので固定せず使っていたのですが、結論としてはセカンドシートの背に押し付けるので十分ではないかと考える様になりました。一応、タイヤでセカンドシートが汚れない様に、ビニールシートも垂らしてありますし、むしろホイールチョックがあった方が積み込みに神経使ったので、結局使わなくなりました。
 あと、運転席のシートをリクライニングさせて仮眠する時に、ちょうど首の窪みが、ヘッドレストとシートが連結してる窪みの部分と重なり、首が結構辛い事になっていたので、ダイソーで売ってたネックピローを買ってきました(300円)。これがズバコンに具合が良くて、すぐ寝落ちする感じです。寝たい時にさっと取り出せる様に、運転席の後ろに常備しておく事にしました。

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前のトランポでも使ってなかったホイールチョック
結局、今回も使わない事に

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この手の枕は初めて使うのですが
有ると無いとで熟睡度に大きな違いがありました