昔は広い庭がある家というのは、金持ちの家、ステータスだったのでしょうが、昨今、ウチの近所のその手の古い「金持ちの家」が取り壊されて、新しい家が建つと、庭の代わりに駐車スペースが2〜3台分ある設計になっている事が大半です。そして僅かに残った面積は、防草シートなどの加工を加えて、雑草が生えない様にしてある。つまり、手間のかかる庭は敬遠される傾向にある訳です。
 さて、ウチは「金持ちの家」を中古で買ったので、庭以外にも植え込みがあったりして、それらが知らん間に雑草の園になるのですが、この玄関脇の地面は、どうしてコンクリートなどで雑草が生えてこない様にしてないのか、貧乏人の自分には分かりません。頭に来るのが、ここも雑草を抜いても抜いても生えてくるところで、仕事から疲れて帰ってきて、一番最初に目に入るが雑草の園。ついに決心して、ここを舗装する事にしました。


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もう、頭にくる雑草の園
この夏限りで決定的に殲滅します





■カラー平板

 当初の予定では、バイク仲間の外構屋さんに仕事頼むつもりだったのですが、2メートル平米では出張料の方が高くなると言われ、仕方なしに自分でやる事になりました。
 コンクリート打ちの経験も道具もないので、やるとしたら、防草シートを敷いて砂利を入れるか、コンクリート平板を敷設するか、どっちかです。防草シートは以前やった事があるのですが、敷くのが結構面倒臭い。しかも数年でダメになる。その時は敷き直しをせねばなりませんが、砂利を除去するのがこれまた大変です。
 そこで今回はコンクリート平板を敷設するので対処する事にしました。というのは、既に2枚、コンクリート平板が置いてある所があって、言うまでもない事ですが、コンクリートが置いてある所からは雑草が生えていません。砂利を敷くより確実に雑草の発生を抑える効果が高い訳です。
 さて、コンクリート平板も色々あって、既に置いてある2枚は、本当にコンクリートそのまんまの平板です。古いものなのか、結構汚れています。サイズは30cm四方の厚みが6cm、重さが10kgほどあります。値段は500円くらい。値段もさる事ながら、10kgもあるものを運ぶのは難儀だなと感じました。一応、脇地の見取り図を描いて見ましたが、このサイズではどうにも上手く埋まらない。
 ところが、カラー平板というのもあって、こちらはサイズが20cm四方の厚みが3cm。重さは3kg。しかも値段がコメリで120円ほどです。しかも、20cm×10cmのハーフサイズもあって、図面上、中途半端になる部分もあったので、これが良いと判断しました。

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脇地を実寸して清書した見取り図
水量計だのマンホールだのが邪魔です

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コメリとナフコに同じものがありましたが
コメリの方が40円ほど安かったです

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仮置きしてみましたが、結構いい感じです
一色だけでは味気ないので、赤色と組み合わせます

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代車で借りてるジャガンナート号で買い出し
おそらく、ジャガンナート号最後の荷役

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平板36枚、ハーフサイズ24枚
それでも掛かったお金は1万円以下です




■地面の処理

 この手の平板を敷設する際には、ガチでやるなら地面を均し踏み固めて、きっちりと水平を出して、ガタつかない様に工事するらしいのですが、このクソ暑い季節にそんな悠長な事もやっておれないので、少々のガタガタは目を瞑る事にして、雑草の園にならない程度の施工を目指す事にしました。
 とりあえず、手で抜ける限りの雑草を全部除去し、取りきれないのは畝立てに使う棒(正式名称不明)を使って表土ごと雑草だの草の根だのをこじり、篩にかけて土と分けます。続いて角スコップでさらに地面をこじって、出来る限り水平を出します。その上に砂をかけて、平板で地面を叩いて固め、平板を敷いていきます。
 なにせ手作業ですし、目分量で作業やってますから、ぴったりとはいきません。あくまで「いい感じ」です。敷いた平板の上に乗った時、グラグラしない事。隣の平板と段差や隙間が出来たりしない事。地面に凹凸があれば、削ったり砂を盛ったりして、出来る限り水平になる様にする事。そうした事に気を使いながら作業しました。
 しかし、なにぶんの猛暑です。30分も作業したら汗だく。頑張ろうと思えば頑張れますが、そういう時に限って熱中症になったりするので、30分作業したらエアコンの効いた家の中に退避して、汗が乾くまで休憩して、さらに30分作業する、というのを繰り返しました。むしろそういうインターバルでやった方が、根気もキープ出来て作業効率が良かったです。

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手で取れる雑草を除去した後の図
上に見えるコンクリート平板は、前の持ち主が置いたもの
つか、どうしてこの形で地面を残したのか、謎です

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右下に見える畝立て棒で地面をこじって
残ってた雑草をバスターした後

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角スコップで地面を削って平らにし
平板を敷いていきます


■ひとまず完成

 作業開始から4時間後の1400時、敷設作業が完了しました。見取り図を描いた時点で分かっていた事ですが、既に敷いてあったコンクリート平板との隙間、水量計の部分、マンホールと玄関のコンクリートとの隙間は、カラー平板を敷く事が出来ず、地面が見えています。また隣の家の境界線から向こうの土地(つまり隣の家の土地)も地面がむき出しです。
 隣の家の土地の部分以外は、この家を買った時に使うつもりで結局使ってなかった、運勢が良くなる砂利を入れて埋めました。防草シートは敷いてないので、いずれは雑草が生えてくるとは思いますが、平板を置いた分は雑草が生えてこないでしょうから、草むしりの労力は相当に軽減されたと思います。
 水量計の部分は、どうにか砂利を入れたいところですが、そのまま入れたのでは水量計の蓋が埋まってしまうので、水量計の周りに何か仕切りを設けて、砂利が被ってこない様にするのを検討中です。
 実はこの日、白河ESLでの練習会に誘われていたのですが、ウチの事をほったらかしで遊びに行ってる訳にもいかず、どっちみち新しいトランポもまだ出来てないので、作業日にあてました。賃貸の時は、草が生えようが排水溝が詰まろうが、そんなもんはオーナー任せだったのですが、持ち家ともなればそうもいきません。長持ちする手数を楽する方法も、財産を維持する大事な要件なのです。

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とりあえず完成
雨が降ったりして、時間が経てば地面に食いついてくるでしょう
土の地面が見えてる所は、除草剤を撒きました