バイク用のメンテナンススタンドって、全然買わない人は古いのをずっと使い続けているのですが、自分は意外にも結構買い換えています。今回紹介するこのスタンドも、なんと5台目です。サイズの違うバイクを同時に運用する事が多かったからですが、やっぱりバイク2台あるとスタンドも2台ないと、何かと不便なのです。XR230にはDRCのスタンドを使っていたのですが、先日XR230を譲ったところ、スタンドがなくて難儀してるっぽかったので、DRCのスタンドもオマケで譲りました。まぁ、実はDRCのは買い換える度に物が悪くなって、しかも古くてガタガタだったので、いい機会なので買い換える事にしたのです。
そこそこ安くて良いものを出してるので
然もありなんです
■UNITを選んだ理由
自分が初めて買ったリフトスタンドは、DRCのHC2リフトスタンドなのですが、これは上にも書いた様に、買い換える度に物がどんどん悪くなってて、しかも値段も結構いい値段するので、値段の割に合わないという事で買うのをやめてしまいました。
そこで目を付けたのは、エトスデザインのオフロードスタンドTYPE2で、天板が板ではなく棒(Y字天板というそうです)になっているものです。これはベストテクスクールにあった古いタイプによく見られるタイプですが、オイル交換がしやすそうという事で買いました。使い勝手は自分的にはそれほど悪くないのですが、キックアームがDRCタイプのに慣れた人には不評で、また値段も高い事から、今回は見送りました。
みんなから勧められたのは今回買ったUNITで、一番のオススメの理由は「値段が安い」という事。確かにダンパー付きので9,680円、一番安いので6,380円。もっとも一番安いのは高さ調整が無いみたいなので却下。そこでこの5段階調整タイプの7,480円を買う事にしました。
裏はこんな感じ
ゴム足が付いてて、地面にスタンドが直で触れない作りです
■ダンパーは要るのか要らないのか
ところで、DRCのスタンドには、ご丁寧にもダンパーが付いていて、いわゆる「ガシャーン」とバイクが降りてこない様になっているのですが、「このダンパーって必要なんか?」というのが自分の前々からの意見です。むしろゆっくり降りて来られた方がイライラする。ガシャーンと降りてきても、前後にタイヤ履いてるだから、地面に激突する訳でもないし、勢い余ってバイク転かすという事もないのです。
なのでダンパーは外して使っていたのですが、となると使いもしないダンパーの為に高い金払っている様な気がして、とても損です。外したダンパーは、結局、燃えないゴミで捨てる事になりましたから、まさにゴミがオマケで付いてきてる様なものです。その様な訳で、4台目のスタンドはダンパーの付いてなエトスのスタンドを買った訳です。
さて、ユニットのスタンドもダンパー付きがあるのですが、ダンパーが付いている方は、今回買った付いてないのよりも2,000円ほど安い。違いは、ダンパー付きの方が天板の調整が無段階なのに対して、今回買ったのは5段階になっている事です。まぁ、下げた時にスキッドプレートと天板の間に少々隙間が出来ても、大して困らないだろうという事で、迷う事なくダンパー無しにしました。
到着時はバラの状態で来ます
組み立ては簡単です
■使い勝手
スタンドを箱から出すとき、天板を出して、土台を出そうと天板がスライドする部分の円柱を持つと、錆び止めなのか動きやすくする為なのか、グリスがべっとりと塗ってあって、手がベトベトになります。ちゃんと脚の部分を持って出しましょう。
この種のスタンドは、大抵は組み立て式で、このユニットのも例外ではありません。ただ、DRCのみたいにEリングかましたりするのでなく、ボルトとナットで組むだけなので分かりやすいです。ちなみにナットには緩み止めのロックタイトが塗ってありました。
何の為にロックタイトが塗ってあるかというと、このボルトはスタンドの可動部分の軸になる所に使われているのですが、あまりギチギチに締め過ぎると、スタンドの動きが悪くなってしまいます。つまり、いい感じで緩めた状態にしないと、シャカシャカ動かないのです。そのいい感じの部分でナットを固定する為に、ロックタイトが塗ってあるのでした。
次に天板の高さの調整。天板が付いてるスライドするパイプの横に芋ネジのデカいのが付いていて、これを緩めるか外すと、天板を上下に動かせます。パイプの中に入ってる円柱の上の方に穴が5つ開いていて、この穴とパイプの穴を合わせて芋ネジを締める事で、高さを調整できます。この方法だと、DRCのやつみたいに、天板が回ったりしないので、絶対安心です。
関節部のナットは締めすぎない様にします
高さ調整の穴
これの方式なら、天板が回る事は絶対ありません
キックアームに足を突っ込む切り欠きがあります
■天板と天棒
今回、バイクスタンドを買い足すにあたって、エトスの天棒タイプでなく、天板タイプのユニットのにしたのは、一番の理由は値段が安かったからです。しかしそれ以外の理由としては、天棒タイプは確かにオイル交換の時は楽なのですが、それ以外では天板タイプの方が安定感がある事、天棒のゴム板がすぐに外れたのに対して、ユニットの天板のゴム板はしっかり付いてそうな事、キックアームを上げる時に、エトスの方は足のつま先で上げにくい事、そういった理由があったので、ユニットにしました。
天棒タイプは、確かにオイル交換の時に、エンジンの底面を覆ってる部分が少ないだけに、バイクスタンドをドレンボルトの位置からズラす事なく、いつもの位置で使えるメリットがあるのですが、実際に使ってみて感じたのは、そのくらいしかメリットが無かったという事。だったら、オイル交換の時はバイクスタンドの位置を前なり後ろなりにズラせば良いだけの話しで、天棒タイプのバイクリフトが昔ほど無くなったのは、理由のある事だな、と感じました。
しかし、別に鉄でも困りませんw
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