450は熱を持ち易い、という事で、新車の偽装時にトレールテックのラジエターファンを付けたのですが、ファンはラジエターの左側にしか付いていませんでした。ところが去年の日野ハードエンデューロで、事もあろうに左側のラジエターがひしゃげてしまう損傷があり、せっかく付けたファンが回らないという事態になりました。さらにその後、三宅島エンデューロでは、ラジエターが空になるまで吹きまくって、ラジエターの冷却能力が足りない事態になりました。
そこで今回、生存性と冷却効率の向上を目指して、ラジエターの右側にもファンを付ける事にしました。
そこで今回、生存性と冷却効率の向上を目指して、ラジエターの右側にもファンを付ける事にしました。
今回取り付けて貰ったファン
ただのPCファンですw
装甲4mmのラジエターブレースもあえなく
せっかくのファンも回らず、致命傷になりました
■曇ファンの取り付け方
PCファンをラジエターファンとして付ける人は多くて、自分の知り合いでも次第に広がってきているのですが、大事なのは、
- 取って付けた様な感じにならない事
- ちゃんと固定できている事
- 洗車しても大丈夫
といった点がクリア出来ているかどうかという事です。その点は、見栄え重視の仕事はちゃんとしていて、少々の水が掛かっても大丈夫との事。基本的に直接物がぶつかったりする所ではないのですが、仮に割れても高いものではないし、交換もそんなに手間いらずとの事。
どの様に固定するのかなぁ、と思ってたら、ラジエターフィンにタイラップを通してファンを固定するとの事。付けて貰ったところ、意外としっかり固定されていました。ステーを作って付ける手もあるそうですが、これだけちゃんと付いていれば、そこまでしなくても大丈夫です。
PCファンにも色々サイズがあるのですが
それだけにうまい具合に入るのも見つかる訳です
PCファンの電線は細っちいので
ビニールのカバー被せてくれました
ラジエターの前から見た図
フィンの間からタイラップが見えます
こちらは後ろ
意外とガッチリ付いてます
意外とガッチリ付いてます
■故障時の工夫
右のファンの電源は、左のファンから取る格好になるのですが、右のファンが破損して交換しなければならない場合に備えて、配線はカプラーから分岐させ、脱着できる様にしました。仮に右のファンに不具合があっても、配線を抜けば左のファンは生きるという寸法です。なんかあったら、このカプラーを抜く
(と書いておかないと自分が忘れるw)
なんかもう、あつらえたみたいにぴったりw
■冷却能力
気になる効果ですが、これがテキメン。水温計が90度を超えるとファンが回り出すのですが、ものの30秒ほどで90度を下回り、ファンが止まります。以前の左側だけだと、暫く回っていたのですが、やっぱり左右にファンがあると、それだけ冷却能力も高い様です。
ところで、この手のファンは、実は風をラジエターに当てているもんだと思ってたのですが、今回初めて、ラジエターの前から空気を吸い出しているのだ、という事が分かりました。まぁ、ラジエターというのは、走行する事で前から空気が当たって冷却する方式ですから、ファンによって後ろから空気を吸い出すことで、同じ効果を作り出すという事なんですね。
どうしてそれが分かったのかというと、今回取り付けた右側のファンの動作確認で、ティッシュの切れ端や蚊取り線香の煙で、風の出てる向きを確かめていて、ちゃんとファンの前から蚊取り線香の煙が吸われているところを確認しました。
これで、ラジエター吹くのも少しはマシになるでしょう。(が、予備のラジエター液は常備必須です)
水温計が89度になったら
ピタッとファンが止まるのには感心
ピタッとファンが止まるのには感心
コメント