2019年07月22日

SHOEI VFX-WR:Shark Teeth in Tany Helm 2nd《失敗編》

 今から3年前に、「自分らしさを出そう」と言うことでシャークティースを自家塗装したのですが、問題は50メートルも離れると、どこに居るか分からん様になるほど遠方からの視認性が悪い、と言う事。これは撮影してる嫁さんから言われた事で、被って走ってる自分ではあまり気がつかない事でした。一応は目立つ様に、ウェアは赤、プロテクターは白にしているのですが、それでも100人も走ってると、体型以外では見分けるのた大変とのことでした。


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新型のSHOEI VFX-WR
VFXは代を重ねるごとに、エッヂの立ったデザインになっています






■蛍光色をメインに

 では、何色だったら目立つのかと聞いてみたところ、蛍光イエローとの事。自分のオフロードでのパーソナルカラーは黒白赤なのですが、蛍光イエローは全然自分らしくありません。しかし、目立たず接近してるのを見落として、撮影し損ねると言うのでは、せっかく嫁さんをレースに動員する意味もない事で、ここは撮影する人の意向を汲んで、新しく蛍光イエローを基準としたヘルメットを作る事にしました。
 蛍光イエローを基準とするにしても、シャークティースは外せないので、サメの口をメインに据えたデザインを考える事にしました。ところで、3年前に作ったイラレのデータがどっか行ってしまい、レポート用に撮った写真しか残っておらず、それを下絵に改めてシャークティースをトレースする必要がありました。まぁ、これがなければ、現物に合わせてデザインも出来ないと言う訳です。
 蛍光イエロー1色にすると言うのは、最初から案としてなかったのですが、他の色と組み合わせるとしたら、どうしたら良いか。赤とかオレンジなどを組み合わせることも考えたのですが、大して目立たない上にロリポップな感じになってしまい、いよいよ自分らしくない。結局、ヘルメットの下地の黒を組み合わせた黒黄色をベースに、蛍光グリーンを当ててデザインする事になりました。

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縁のラバーもかなり彫りが深く
マスキングが大変そうです

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今回はあまり凝った色目にせず
シンプルなデザインにする事にしました

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まずは型紙を貼り付けて、どんな感じになるか見ます
ゴーグルのバンドがくる後頭部は
当初は凝ったデザインを考えていました

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ノーズカバーの網を外すのに
メガネ用の細いドライバーが必要でした



■プラサフなしでスタート

 前回は、クリア仕上げのブラックのヘルメットを、下地が出るまでペーパーで研いでプライマーで下地処理をしたのですが、「マットブラック使えば、そんな手間要らなかったのに」と言うご意見を後から頂きました。まぁ考えてみればそうで、今回はマットブラックのVFX-WRを手に入れて作業に取り掛かりました。
 まずは、黒を残す所をマスキングします。VFX-Wに比べると、格段に凹凸が増えて難しい形をしているので、マスキングがかなり大変です。何が大変と言ってもシャークティースの部分で、型紙をヘルメットの凹凸に丁寧に合わせて下書きしました。ちなみに、ヘルメットが黒いせいか、黄色のマスキングテープを使っても鉛筆書きだと線が非常に見えにくく、赤鉛筆を使って下書きしました。また前作ではサメの口の位置が左右でずれてたので、今回はそれも気をつけて出来るだけ左右揃えて描く様にしました。

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プラサフは必要ないと思っていたので
黒を残す部分をマスキングしています
下地が黒で鉛筆の線が見えにくいので、赤鉛筆を使ってます

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色の乗る部分の切り出しができました

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バイザーのデザインもシンプルですが
ヘルメット本体から継続するカラーリングになります


 マスキング&カットが済んだら、今度は下地のホワイトの塗装。アサヒペンの蛍光夜光塗料用下塗りスプレーというのがあったので、これを使いました。ヘルメット本体とバイザー、ノーズカバーで、100mlを丁度2本使いきりました。普通のスプレーに比べると、ちょっとぼってりした感じ。この時点ではあまり何も考えず、パパッと吹いて乾燥させました。
 さて、1日置いて、今度はサメの口の舌と目の赤い部分の塗装。改めてシャークティースの型紙を当てて下絵を描き、アートナイフで切り出したのですが、ここでちょっと問題が発生。ほんの僅かですが、あアートナイフを当てたところから、ホワイトが剥がれた所が出ました。厚塗りした部分はまだ十分乾いてなかったのか、食いつきが弱かった様です。というか、マットブラック、本当に下処理なしで使えるのか、後になってバリバリと塗面が剥がれて来ないか、ちょっと心配になりましたが、心配してても仕方ないので、パパッと赤をスプレーしました。(このスプレーは3年前の残り)

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アサヒペンの蛍光色下地用ホワイトを吹きます
が、これが粒子の荒いボッテリした塗料で
しかも艶消しで汚れ易く、あまり良くありません

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バイザーとノーズカバーもホワイトを施します

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ホワイトが乾いてから、まず口のマスキング

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ところが、切り口から細かいところが剥がれてしまい
下の黒が見えてしまいました

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少々の所は目を瞑り、口の縁と舌、目の虹彩の赤を塗装



■人生初の蛍光色塗装

 続いて、メインの蛍光イエローの塗装。蛍光色を塗装するのは生まれて初めての事なのですが、いくつか分かった事は、
  • ムラが出易く、下地がなかなか消えてくれない
  • その為、厚塗りをしてしまう
  • ところが、厚塗りをすると乾燥する時に塗膜が収縮する
  • 厚塗りのせいか、乾きが遅い
 と言う事でした。つまり、下地をしっかり作って、薄く吹いて、乾燥してからまた吹いて、と言うのを繰り返しやらないといけないと言う事です。そしてもっと驚いたのが、蛍光色のくせに艶消しだった事です。その為、マスキングの下書きの赤鉛筆や手垢がイエローの所に移ってしまい、またその上から吹かねばならない、と言う事がままありました。
 イエロー以上に手こずったのがグリーンで、イエローより濃い色の筈なのにイエロー以上に下地が透けて、全く色が乗ってくれない。イエロー以上に厚塗りせねばならず、さらにはイエローよりも収縮が激ししく、どうにも使い勝手の悪い塗料でした。

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次に赤の部分をマスキングして
メインの蛍光イエローを塗装
この時、蛍光スプレーが艶消しである事に気がつきました

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ゴーグルのバンドの部分は
あまり複雑なデザインに出来ない事が分かったのですが
さりとて、良いデザインが出来もしませんでした

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ノーズカバーは蛍光イエローのがあるのですが
塗り分けしたかったので、敢えて塗装しました

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蛍光グリーンは、イエローに比べるとムラが出易く
かつ重ね塗りしても下地がなかなか消えません

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イエローの上から吹いたのもありますが
非常に分厚い塗り方をしないと、下地が消えません



■塗膜を剥がす

 こうしておおよその塗装が終わったのですが、とにかく端っこという端っこの塗装がペロペロめくれる。特に困ったのが、ゴーグルのバンドの部分で、これでもかと厚塗りしたせいで、表面は乾いてても中は半乾きで、マスキングを外すと端っこがベロっと剥がれてしまう。そして塗面の厚さが、リカバーするとかしないとかいうレベルの段差でない。ついでに言うなら、デザインも今ひとつ幼稚くさい。
 そこで思い切って、バンドの部分の塗膜を剥いで、一からやり直す事にしました。幸いと言うか、中は生乾きなので剥がすのにはそれほど手間が掛からず、くっ付いている所はカッターナイフで丁寧に剥がして、下地をむき出しにしました。

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全体のマスキングを外した所
今回はこんな感じのカラーリングになります
遠方からの視認性は抜群だそうです


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撮影者(嫁さん)が遠方から一番見る角度は頭頂部だと思うのですが
矢尻状のデザインで、非常に分かりやすいとのこと

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ところが、あちこち端っこの塗膜がめくれてしまってます

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ここに至っては、修正でどうにかなる被害ではありません

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仕方なく、カッターナイフを使って塗膜を落としました


■結局、やり直し

 思った以上にキレイに剥ぐ事が出来たので、気を取り直してちょっと寂しかった頭頂部にグリーンを入れる様のマスキングも行い、改めてホワイトを施しました。丁度アサヒペンの艶消しの蛍光色下地用ホワイトが切れたので、同じアサヒペンでも普通の艶ありのスプレーを使いました。その方が汚れが付きにくいからです。
 続いて、サメの口の奥歯の欠けた部分の修正に取り掛かったのですが、これが大苦戦でした。と言うのも、マスキングしてスプレーしても、マスキングを外すと塗膜もめくれるし、違うとこがめくれたりもするし、筆塗りしてもムラだらけでキレイに塗れないし、どうにもこうにも気に入らない。そこでようやく、「マットブラックを使う理由は、クリアを落とす手間が要らないと言うだけで、ちゃんとフラサフ吹いて下地処理をしなければならないんだ」と言う事に気が付きました。
 おそらく、これ以上頑張っても、絶対キレイな仕上がりにはならないどころか、強度的にも問題を抱える事になりそうです。そこで、非常に手間ではあるけど、一旦全部塗膜を剥いで、一からやり直す事に決心しました。

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矢尻の後ろが寂しかったので、矢が飛んでる感じにしました

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艶ありの方が汚れが付きにくいです
艶消しは手垢でも汚れます

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修正した尻からめくれたりしました

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筆塗りは仕上がりが酷い事に
ここで一旦心が折れてしまいました

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上手い事行ったバイザーとノーズカバーは
先行してクリアーで塗膜を固定

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と思ったら、埃が入ってしまい
取ろうとしたら、傷になってしまいました(怒)








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