去年はCRF450RX“ゲイレルル号”のもっぱら足つき問題を解決するために、谷田部エンジョイスポーツランドに行く事が多く、成田モトクロスパークには2月以降、全然行ってませんでした。ところがそのゲイレルル号は去年の三宅島エンデューロでのいきなりのエンストが今だに原因不明で不動のままで、WEXイースト開幕戦はXR230“パンツァーファウスト号”を一時的に現役復帰させて臨む事に。今回は久々にXR230でクロスカントリーの練習をする事にしました。
■バイクの準備
XR230“パンツァーファスト号”は現在、嫁機として車高、ハンドルはノーマルの状態にもどしてあります。車高は店でやって貰わねば自分ではいじれないのですが、ハンドル周りは自分でも出来ます。しかし、元に戻すのも面倒なら、別にノーマルでも不具合はそれほどない事から、この辺りは一切いじらないでおく事にしました。ただ、さすがにノーマルのシートでは足が余ってしんどいので、特注ハイシートを久々に使う事にしました。
実は先週、成田に来たのですが、ドライだと思ってら前の晩に雨が降ったとかで結構湿っていて、しかもその時はまだトライアルタイヤでしたので、無理せず撤収。タイヤをAT81に履き替えました。本当はVE33S“甘夏”を使いたいところですが、XR230のスイングアームは短くて、トライアルタイヤでもマッドガードを擦って壊してしまいます。仕方なしに、100/100-18のAT81を履くしかない、という訳です。
ビニテで補修したマッドガード
嫁さんにタイヤ交換を伝授
チューブは切られませんでしたw
■本コース練習
今日は金曜日で、あまり人は来てないだろうなー、と思っていたら、案外そうでもなくて、そこそこ走っている人がいました。といっても、10台くらいだったかな。ゲコタフロントでは明後日の方に車体持っていかれると言ってましたが、それもそのはず。今日はどっちかというとMXタイヤの方が走りやすそうなドライコンディションです。
とりあえずエンデューロコースに入ってみたのですが、2コーナー(というより、今やファイヤー坂とイバンカ街道の大分岐ですが)の下り坂が、アプローチ部は濡れてたら結構滑りそうで、その下はボコボコに掘れていて、XR230ではフロントフォークが底付く様な感じです。そこから次の大坂も、上の方が結構掘れていて、うっかりアクセル緩まったら失速しそうな感じです。
しかし、難しいのはそのくらいで、その他の本コースはどこも走り易く、久々にアクセルあけて走って楽しめました。XR230はあれこれ弄ってあるものの、それでもどうしてもトレール車ですし、パワーもなければピックアップもよくありません。そのくせ、慣性力は無駄に強く減速Gの方が強いバイクです。ですので、車速をあげて3速あたりでダラダラ走るのが気持ちよく走れるコツなのですが、少々の坂やコーナーなら2速に落とさずとも走れるイージーさもあるので、それを踏まえた慣熟走行を続けました。
久々の金子さん
うちのみりんの半分くらいの軽さになってました
■さわやか&イバンカ
去年、さわやか街道ができた時に感じたのは、「フルサイズのバイクでなく、車高の低いXR230だったらもっと走りやすいかも?」という事でした。あの葛折りのタイトコーナー、しかもそのコーナーは急な下りになっているので、足が付かなくて怖いという事もあり、そう感じていたのでした。
今回、1年ぶりにさわやか街道に入ってみたのですが、葛折りコーナーの下り斜面が結構削れていて、足つきが良くなっていたせいもあって、以前ほど取っ散らかる様な事はありませんでした。むしろ、フルサイズのCRFの方が曲がりやすかったかもしれません。
イバンカ通りは、これまで一度も入った事がありませんでしたが、今回初めて入ってみました。かなり急な斜面を降る格好になるのですが、根っこや地下茎の部分が掘れて段差になっていて、そうと知らずにゆっくり下って行くと、返っていきなりフロントが落ちて前転しそうになるので、仕方なくバイクから降りて押して降りる格好にしました。また下った先の登りでラインを間違えてしまい(根っこがある一番右のラインが一番轍が浅かった)、深い轍の方に行ってしまい、車高の低いXR230では完全にステップが擦ってしまって突破できず、他の人にリカバーして貰わねなばなりませんでした。
しかし、一度でもバイクで行けば、雰囲気はつかめるたので、次はもうちょっと上手にチャレンジしてみたいと思います。
轍に擦りまくったステップ
まぁ、車高が嫁さん仕様(ノーマル)なんで仕方ないですが
大体ドライだったお陰で、ほとんど汚れませんでした(楽)
■本日まとめ
三宅島エンデューロのあと、ろくすっぽクロカン的なバイクの乗り方をしてなかったのですが、今日は久々にバイク乗れて楽しかったです。これが雨降った後のズルズル路面だったら、また違った印象持って帰ったかもしれませんが、路面もよくグリップして自分の思った様に走れ、かつしばらく練習してなくても、それなり乗れるもんだなー、と思いました。
XR230も条件が良ければ良いバイクだな、と改めて感じました。イバンカ通りでイゴった時は、「これ以上やったらクラッチ逝かす」と思いましたが、そうした無理はさせなければ良い訳です。同様に、車高が低くて轍ではしょっちゅうステップ擦ってましたが、そこまで深い轍はWEXレベルではそうそう出てこないので、今日の練習で十分でしょう。
メカ的な制約はあるものの、やっぱり難所系セクションの偵察には、足つきの良いXR230の方がいい仕事するな、と感じました。
土曜日も走るつもりしてたので
汗で濡れたウェアを車内干し
練習後のサイダーが美味い季節になりました
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