2019年01月27日
CROSS MISSION アドベンチャー IN 冬の白井
昨今、ハードエンデューロが人気です。昔はゲロ系などと下品な呼び方をしてたのですが、ハードと名が付くと、いきなりカッチョ良い感じです。ハードメタル、ハードSF、どれもカッチョ良いですからね。実際、ハードエンデューロで活躍している人たちはカッチョ良いです。カッチョ良いのにフレンドリーというか、おちゃらけた雰囲気もあったりして、それが人を呼び込む魅力の一つなのかもしれません。今回は、そんなHEDの中でも、特色あるCROSS MISSION アドベンチャーに参加してきました。
■今回参加の理由
予め断っておかねばならないのは、自分は実は今回開催のオフロードパーク白井には、あまり良い思い出がありません。その体験以来、誘われる事もなかったので行きもしなかったのですが、去年のCROSS MISSION アドベンチャーに誘われたものの、足の具合も悪かった事もあって断りました。白井ってね、勝沼以上にキツい所なのよ。今でこそオフロードパークとか言ってるけど、昔はトライアルパークって言ったのよ。つまり、ガチのトライアルコースな訳で、そんなトコで開催されるハードエンデューロなんざ、行く前からエライ目に遭うの分かっている。そこに自分が求めるものはない。という風に考えていた訳です。
しかしまぁ、あまり断り続けてるのも気の悪い話しですし、行きもしないで良いも悪いもないですし、行ってみてホントに嫌だったら二度と行かなければ良い訳で、立場上も一度は行かなしゃーないかなー、といった、言ってみれば「お付き合い」で参加する事になりました。何ともテンションの低い参加動機ですが、これが実際のところだった訳です。
当初は、CRF450RX“ゲイレルル号”で参加予定で、フロントタイヤもiX09Wゲコタ
を取り寄せたのですが、ゲイレルル号は昨年の三宅島エンデューロでいきなりのエンストの原因が今だに判明せず、不動状態ですので、今回はXR230“パンツァーファウスト号”で参戦の運びとなりました。パンツァーファウスト号は、今は嫁機として車高も下げ、ハンドルも純正に戻し、ほぼノーマルに近い格好です。それにトラタイヤを履かせ、とりあえず事前にトリンバで軽く練習して、本番に臨みました。
予め断っておかねばならないのは、自分は実は今回開催のオフロードパーク白井には、あまり良い思い出がありません。その体験以来、誘われる事もなかったので行きもしなかったのですが、去年のCROSS MISSION アドベンチャーに誘われたものの、足の具合も悪かった事もあって断りました。白井ってね、勝沼以上にキツい所なのよ。今でこそオフロードパークとか言ってるけど、昔はトライアルパークって言ったのよ。つまり、ガチのトライアルコースな訳で、そんなトコで開催されるハードエンデューロなんざ、行く前からエライ目に遭うの分かっている。そこに自分が求めるものはない。という風に考えていた訳です。
しかしまぁ、あまり断り続けてるのも気の悪い話しですし、行きもしないで良いも悪いもないですし、行ってみてホントに嫌だったら二度と行かなければ良い訳で、立場上も一度は行かなしゃーないかなー、といった、言ってみれば「お付き合い」で参加する事になりました。何ともテンションの低い参加動機ですが、これが実際のところだった訳です。
当初は、CRF450RX“ゲイレルル号”で参加予定で、フロントタイヤもiX09Wゲコタ
予報通りに雪が降ったのですが
ビビったのは、早速積もり出した事
幸いにも降ったのは夕方の短い間だけでした
ビビったのは、早速積もり出した事
幸いにも降ったのは夕方の短い間だけでした
■大会の様子
ライダーズミーティングは0800時からとの事で、0630時には起きて飯を炊くはずが、目が覚めたのは0730時。大慌てで飯を炊いたり、受け付けしたり、ドタバタしながら準備をし、0900時には出走準備が出来たのですが、実はそんなに慌てる必要もないのか、他のメンバーの準備を待ってる間に時間が過ぎて、実際に走り出したのは0930時頃でした。
CROSS MISSION アドベンチャーは、2人ないし3人でチームを組み、コース随所のセクションに設けられたチェックポイントを制していく競技ですが、特筆すべきは、3人全員がバイクでチェックポイントにたどり着く必要はなく、チームのウチの1台がチェックポイントにたどり着き、チーム全員でバイクと一緒に写真に納まればOKという競技です。つまり、極言すれば、3人のうち1人が凄腕であれば、他の2人はバイク降りて歩いてチェックポイントに行けば良い、という訳です。問題は、一応、チェックポイントを記した地図は渡されますが、直ぐに見つからなかったり、あってもとんでもない所にあったりと、宝探しゲームの様相を示しているという事です。
自分以外のメンバーは前回参加して勝手が分かっているので、自分はそれにくっついていく感じです。チェックポイントまでのリエゾン区間はバイクで移動し、チェックポイントのセクション攻略は他の人に任せて、自分はバイク降りて歩いたり登ったりするのがメインでした。ただ、レース用の装備を身につけて、モトクロス用のブーツを履いた足では、登るのも難儀する所が多く、これだったら軍隊用のブーツを履いてきた方が良かったかなー、と思うくらいでした。
こんな感じで
移動区間はバイク、セクションは歩きです
その様な訳で、危ないセクションに挑戦させられる訳でもなく、怖い目に遭ったりしんどい目に遭うといった事もなかったのですが、スタートしてから2時間ほどして、先週から調子の悪かった肩甲骨周りの背筋が痛くなり始め、一旦パドックに戻った1200時頃には、ロキソニンでも飲まないと体が言う事聞かないところまで来てました。こういう時に限って、ファーストエイドキットにロキソニンが入って無く、仕方なしに湿布貼って貰って、沢のロックセクションに行きましたが、どうにも頑張りが利きませんでした。
それでもレース終了まで乗り切ったのですが、終わった途端に、肩甲骨周りが激痛を発する様になり、どんな格好をしようが痛くてたまらなくなりました。とにかく早くウチに帰ってロキソニン飲んで横になりたかったので、閉会式にも出ず、後片付けも手伝わず、這々の体で引き上げました。
ライダーズミーティングは0800時からとの事で、0630時には起きて飯を炊くはずが、目が覚めたのは0730時。大慌てで飯を炊いたり、受け付けしたり、ドタバタしながら準備をし、0900時には出走準備が出来たのですが、実はそんなに慌てる必要もないのか、他のメンバーの準備を待ってる間に時間が過ぎて、実際に走り出したのは0930時頃でした。
CROSS MISSION アドベンチャーは、2人ないし3人でチームを組み、コース随所のセクションに設けられたチェックポイントを制していく競技ですが、特筆すべきは、3人全員がバイクでチェックポイントにたどり着く必要はなく、チームのウチの1台がチェックポイントにたどり着き、チーム全員でバイクと一緒に写真に納まればOKという競技です。つまり、極言すれば、3人のうち1人が凄腕であれば、他の2人はバイク降りて歩いてチェックポイントに行けば良い、という訳です。問題は、一応、チェックポイントを記した地図は渡されますが、直ぐに見つからなかったり、あってもとんでもない所にあったりと、宝探しゲームの様相を示しているという事です。
自分以外のメンバーは前回参加して勝手が分かっているので、自分はそれにくっついていく感じです。チェックポイントまでのリエゾン区間はバイクで移動し、チェックポイントのセクション攻略は他の人に任せて、自分はバイク降りて歩いたり登ったりするのがメインでした。ただ、レース用の装備を身につけて、モトクロス用のブーツを履いた足では、登るのも難儀する所が多く、これだったら軍隊用のブーツを履いてきた方が良かったかなー、と思うくらいでした。
こんな感じで
移動区間はバイク、セクションは歩きです
その様な訳で、危ないセクションに挑戦させられる訳でもなく、怖い目に遭ったりしんどい目に遭うといった事もなかったのですが、スタートしてから2時間ほどして、先週から調子の悪かった肩甲骨周りの背筋が痛くなり始め、一旦パドックに戻った1200時頃には、ロキソニンでも飲まないと体が言う事聞かないところまで来てました。こういう時に限って、ファーストエイドキットにロキソニンが入って無く、仕方なしに湿布貼って貰って、沢のロックセクションに行きましたが、どうにも頑張りが利きませんでした。
それでもレース終了まで乗り切ったのですが、終わった途端に、肩甲骨周りが激痛を発する様になり、どんな格好をしようが痛くてたまらなくなりました。とにかく早くウチに帰ってロキソニン飲んで横になりたかったので、閉会式にも出ず、後片付けも手伝わず、這々の体で引き上げました。
バイクに貼っていた認識票をトランポにペタリ
■この大会の意義
この大会が終わったあと感じた事は、「レベルの高いライダーとそうでないライダーが一緒に合同して一つの目標を目指すという形式の競技は珍しいな」という事でした。どんなレースでも程度の差こそあれ、ライディング技術が高い人もいれば自分みたいに低い人もいて、それが混走し、技術の差がリザルトの上下になって現れるものです。その意味でのレベルが高いライダーとそうでないライダーが一緒に参加する形式はこれまで普通にみられたのですが、このCROSS MISSION アドベンチャーはそういう形式ではありません。
二人ないし三人の中で一番出来る人がそのセクションに取り組み、他のメンバーは歩いてでもチェックポイントにたどり着けば良し。一人がアタックするのを他のメンバーがサポートするも良し。それ以上進めない人はバイク置いてサポートに回るも良し。こうしたレギュレーションであるので、言ってみれば「下手くそが足を引っ張る」という要素が少ない。これは競争を原理とするこの世界において、極めて稀有な特質であると思います。
別にハードエンデューロに限った事でなく、クロスカントリーでも雨だの雪が降れば状況極めて困難になる事はままあるのですが、普通のレースの場合は自分一人で走りますので、どだい無理なセクションはそれ以上進む事が出来ず、その場でリタイアという運びが多いです。ましてやチームで参加した場合、レベルの低いライダーが足を引っ張るのはそうした状況で、非常に気まずい事ですし、その自覚があるライダーはそもそもそうしたレースに参加しようと思いません。
かくいう自分も、白井で開催される大会には、些かの興味も可能性も感じてなかったので、頑なに参加を拒んできたのですが、このCROSS MISSION アドベンチャーの様に、そうした人でも足手まといにならない大会であれば、また参加してみようかという気にもなります。そしてこの事は、ハードエンデューロの間口を広く、敷居を低くする事に、大いに貢献しているのではないかと思います。その意味で、このCROSS MISSION アドベンチャーの意義は大きなものがあると思います。
TOYZ Racing エンデューロ部
頑張ってました
頑張ってました
■難コースの取り掛かり口
上にも述べた様に、オフロードパーク白井は自分には縁も用事もない、ただただ難しいトライアルコースという印象を持っていたのですが、今回のCROSS MISSION アドベンチャーに参加して、ちょっと印象が変わりました。
確かに、難しいセクションは沢山あるのですが、コースの面積が広いだけに、セクションとセクションを結ぶリエゾン区間が長く、またオフロード走行の初心者にとっては、ちょっと難しそうな路面もあり、ここを走るだけでもそれなりに楽しく練習できるのではないか、と感じました。また、難しいセクションばかりでなく、簡単で優しいセクションもあるので、そうしたところで地道な練習をするのも良いでしょう。要するに、そうした所もあるコースだった、という事です。
以前来た時は、いきなり滑落する様な上り坂に連れて行かれ、一発で嫌になってしまったのですが、そうじゃない所に連れてってくれたなら、また印象も違っていたかもしれません。ちょっとちょっとやっていく、そうして慣れてきたら少しずつレベルの高いのにチャレンジしていく。そういうのが大事だと思うのです。いきなりごっついヒルクライムだのデカイ丸太だの、そういうのを地道な努力と根性でやれる様になる、まぁそういうのも大事なんでしょうが、自分みたいに鉄棒の逆上がりが“勝手に”出来なかった子は、違う取り掛かり口があっても良かったのではないか。白井もそれが出来たのではないか。そういう思いを、今回のCROSS MISSION アドベンチャーでは強く感じました。
上にも述べた様に、オフロードパーク白井は自分には縁も用事もない、ただただ難しいトライアルコースという印象を持っていたのですが、今回のCROSS MISSION アドベンチャーに参加して、ちょっと印象が変わりました。
確かに、難しいセクションは沢山あるのですが、コースの面積が広いだけに、セクションとセクションを結ぶリエゾン区間が長く、またオフロード走行の初心者にとっては、ちょっと難しそうな路面もあり、ここを走るだけでもそれなりに楽しく練習できるのではないか、と感じました。また、難しいセクションばかりでなく、簡単で優しいセクションもあるので、そうしたところで地道な練習をするのも良いでしょう。要するに、そうした所もあるコースだった、という事です。
以前来た時は、いきなり滑落する様な上り坂に連れて行かれ、一発で嫌になってしまったのですが、そうじゃない所に連れてってくれたなら、また印象も違っていたかもしれません。ちょっとちょっとやっていく、そうして慣れてきたら少しずつレベルの高いのにチャレンジしていく。そういうのが大事だと思うのです。いきなりごっついヒルクライムだのデカイ丸太だの、そういうのを地道な努力と根性でやれる様になる、まぁそういうのも大事なんでしょうが、自分みたいに鉄棒の逆上がりが“勝手に”出来なかった子は、違う取り掛かり口があっても良かったのではないか。白井もそれが出来たのではないか。そういう思いを、今回のCROSS MISSION アドベンチャーでは強く感じました。
パドックから山の方に向かう移動路
初心者の人には、良い練習になると思います
沢の入り口
行ける所まで行くのだって、良い練習いなると思います
登ったら下るのですが
これを繰り返せば、結構度胸つくと思います
パドックから沢に向かう移動路も
林道っぽくて楽しいです