去年、ジャガイモに続いてトマト、きゅうりと活躍した庭の家庭菜園、冬場は休耕という事で放置してあったのですが、台風シーズンを乗り切った大根が地面からニョッキリと顔を出してました。一体どうするのかと思っていたのですが、ようやく嫁さんが食う気になったので、今回は久々に軍隊調理法をやる事にしました。
 軍隊調理法、第一の五「大根飯」です。


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今まさに引っこ抜かれた大根
素人農法にしては、立派に出来ました




■用意するもの

 大根飯は、その名の通り、大根がメインのおかずです。軍隊調理法によると、野外調理兼用と書かれているのですが、つまり兵営の炊事だけじゃなくて、演習や野戦といった状況でも作れる、言って見れば簡単な料理という事です。実際にめっさ簡単です。
 レシピによりますと、大根200g、牛缶50g、醤油30mlとあります。一般的な和風の煮物だと、醤油以外に砂糖も使うのですが、軍隊調理法では砂糖は使わない様です。また、牛缶は「部隊用の牛水煮缶をさす」と書かれているのですが、牛肉の水煮缶なんて売ってるのを見た事がありません。その場合は、普通に牛肉を使えば良いのでしょうが、賞味期限が迫っていて誕生日に開けるつもりで取っておいた牛肉の大和煮缶を代用する事にしました。

大根飯
こちらがレシピ

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牛缶の固形量が105gでしたので、大根は400g使いました
大根は皮を剥いて銀杏切りにします


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大根が浸る程度の水を入れて茹でます

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大根が柔らかくなったら、牛缶を入れて

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醤油を入れて煮込みます



 醤油は一応、大根200gに対して30mlという事になっているのですが、まぁ、この辺りは好みで増やしても良いかと思います。味を見て薄いなと思ったら、ちょっとずつ足す感じです。
 このまま、汁が底に残る程度まで煮詰めて行くのですが、具材に味が染み込んで行くのは、実は火を止めて冷めて行く過程で染みますので、時間に余裕があるのなら、煮立てたあと一旦火を止めて、冷ましてから再び火に掛けると、いい感じに味が染みます。

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■喫食

 いい感じに出来上がったら、ご飯に混ぜて食べます。砂糖は使っていないものの、大根から甘みが出るせいでしょうか、いい感じに和風の煮物っぽくなっております。
 今回は牛肉の大和煮缶を使ったのですが、煮込んだ後は、なんかカスカスした感じになっており、そのまま食べたときよりもそれほど美味しくはなくなってました。牛肉の大和煮缶、結構良い値段しますしね、それなら普通に牛肉使った方が良いな、と思いました。

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今回の分量は兵隊さん2人前ですので
2合分のご飯と混ぜました


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毎度の事ながら、美味しく出来ました
実に簡単なので、レースの前夜祭でも喜ばれそうです