←レース本番へ
この場合、主催者に連絡とるのが一番ですが、まさかこうなるとは思ってなかったので、現地での連絡先を控えていませんでした。そこで、診療所の看護師さんの機転で、三宅村のレクレーションセンターに電話してみると、話しが通じて、主催者の方に連絡してくれるとの事。やれやれと思ったのですが、待てど暮らせど荷物が届かない。そこで再度レクレーションセンターに電話してみると、どうも役場の人が動いてくれてるらしい。結局、役場の人が迎えに来てくれて、主催本部に事情を話ししにいき(この時点ではまだ裸足)、慌てて港のスタッフに連絡してコンテナを調べてくれる事に。
その後、役場の人に宿まで送ってもらい、そこで待っていると、レセプション会場から戻ってきた面々が自分の背嚢を持って来てくれました。コンテナはまだ船積みされておらず、背嚢には宿の札が付けてあったので、バスの運転手さんに預けたとの事。その後、スタッフの方から、装備はメッシュボックスに入れたとの連絡があり、さらに近畿日本ツーリストのスタッフの方からも安否を気遣う連絡が入るなど、主催、現地、旅行会社のスタッフの皆さんに、大変お世話になりました。
実は私服と靴は、出来るだけ荷物を減らすために、乗船してきた時の服装を背嚢に入れてレース前にコンテナに入れたのですが、もしうっかり船積みされていたら、汗臭いウェアに裸足で帰りの船に乗らねばならん所でした。レセプション会場用の服装は別に用意した方が良さそうです。
スタッフさんが必死でコンテナから回収してくれた背嚢
赤矢印が旅行会社から渡された荷札
これを付けてて正解でした
宿の夕食
明日葉の天ぷらや刺身が美味しかったです
レース会場で食べるはずだった昼食のお弁当
そういえば、朝食べた後は、何も食べてませんでした
さて、荷物はどうするのか分からなかったのですが、宿には戻ってこないので、タクシーに積んで運んで貰いました。しかし、時間になって島市会場に集まってきた参加者を見ると、自分みたいに大荷物持ってきてる人は一人もいない。聞いたところ、宿から直接、港に運んで貰ったみたいです。ちなみに、オプショナルツアーだけでなく、独自でレンタルバイク借りてツーリングしたり、釣りに行ったりした人もいるのですが、それらの人は宿からバスか何かで島市会場まで移動したみたいです。
島市会場でお弁当食べたあと、1330時に出航。船からテープ投げて出航シーンをやったのは生まれて初めての事でした。東京の港が混んでいるとの事で、竹芝に着いたのは2020時。そこからゆりかもめでテレコムセンターまで行き、トランポを回収して辰巳埠頭へ。バイクと装備は既にコンテナから出されて整列しており、スムーズに積み込む事が出来ました。
島市会場に集まる大会参加者の皆さん
地元の人も買い物にきてました
島市会場で食べたものその1
明日葉入りのパン
島市会場で食べたものその2
明日葉アイス(抹茶アイスに近かった)
島市会場で食べたものその3
さつまもち(明日葉無し)
手荷物は持ち歩かなくても
宿から港まで運んで貰えたみたいです
辰巳埠頭に着いた頃には
バイクや装備はコンテナから出されて
ゼッケン順に並べてありました
その一方で、バイクの方はこれ以上ないくらいの仕上がりであったと思います。特にフロントフォークは事前にスプリングを4.2N/mmのに替えておいて正解でした。固いスプリングのままだと、ガレ場でそれなりに苦労したかもしれません。
タイヤはフロントはiX07Sに替えて正解でした。VE35だと、あのザクザクの火山灰の下りで地面をあまり食ってくれなかったかもしれません。リアはIRC VE33Sも火山岩ガレガレの路面で十分なグリップ力を発揮し、安心して走る事が出来ました。
CRF450RX“ゲイレルル号”は「250の様に扱える450」というコンセプトでセッティングした“重トレール車”ともいうべき車両ですが、そのコンセプトは三宅島でも存分に発揮でき、トレールライドなセクションではマイルドに、ここ一番パワーを必要とする時は450らしいトルクで気張った走りが出来ました。ここ10年、自分が必要とした性能が詰まったバイクに仕上がりました。
最後の最後に、完全に止まってしまったのは、バッテリー上がりなのか、その他に原因があるのか、目下究明中ですが、いずれにせよ、自分の乗り方に難があったのは間違いないので、改善を要すると感じています。
翌日、ただちに洗車
ウッズのワダチでついた土を乾いてる状態で剥がします
三宅島エンデューロのコースは国定公園なので
溶岩一つ持ち帰ってはならないのですが
これらの土は勝手に着いてきましたw
吹き倒したラジエターの中身は空っぽ
エンジン稼働時間は、約3時間でした
三宅島エンデューロは、エントリー費の他に渡航費も必要になるのですが、行き帰りの船代、食事込み宿泊費、そしてバイクや装備の輸送費を考えたら、むしろ安めの設定になっていると感じました。本土で開催れるレースでも、高速代だの燃料代だのを考えたら、それなりの金額使っている訳ですから、離島で開催されるレースという事を考えれば、やはり安いと思います。
今回自分は初めてレースで倒れて担がれる体験をしたのですが、スタッフの方々の行動力、団結力は目覚ましいものがあると感じました。どのレースにおいても、救護活動は迅速丁寧かつ積極的に行われていますが、この大会ではそれがより親切であったと思いました。また、残置した装備やバイクの後始末も丁寧に行われ、一つも欠ける事なく手元に帰ってきました。スタッフの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
来年、三宅島エンデューロが開催されるか、現時点ではまだ分かりませんが、開催されるのを見越して、今のうちから対策・準備を図ろうと思います。
三宅島エンデューロは、島に到着した土曜日にレースが行われ、翌日昼過ぎに島を離れるまで、オプショナルツアーやレンタルバイクなどで観光したり、釣り道具持ってきて釣りしたり、レース以外の楽しみ方もあるのが特徴です。とはいえ、自分はレース直後に診療所送りになりましたので、他の人とは違ったアフターが待ってました。
■服や靴、バイクや装備の行方
本来なら、レース終了後、私服に着替えて、バイクや装備はコンテナに預けて、レセプション会場に向かうのですが、自分はウェアのまま診療所に運ばれましたので、それらがどうなったのか、まったく分からない状態になっていました。とにかく困るのは、服はおろか靴も無い状態では診療所から出られないという事です。着替えはバイクを積んでいたコンテナの中に、背嚢に入れて放り込んでいたのですが、それをどうやって回収したら良いのか。もちろん、診療所には届けれていません。この場合、主催者に連絡とるのが一番ですが、まさかこうなるとは思ってなかったので、現地での連絡先を控えていませんでした。そこで、診療所の看護師さんの機転で、三宅村のレクレーションセンターに電話してみると、話しが通じて、主催者の方に連絡してくれるとの事。やれやれと思ったのですが、待てど暮らせど荷物が届かない。そこで再度レクレーションセンターに電話してみると、どうも役場の人が動いてくれてるらしい。結局、役場の人が迎えに来てくれて、主催本部に事情を話ししにいき(この時点ではまだ裸足)、慌てて港のスタッフに連絡してコンテナを調べてくれる事に。
その後、役場の人に宿まで送ってもらい、そこで待っていると、レセプション会場から戻ってきた面々が自分の背嚢を持って来てくれました。コンテナはまだ船積みされておらず、背嚢には宿の札が付けてあったので、バスの運転手さんに預けたとの事。その後、スタッフの方から、装備はメッシュボックスに入れたとの連絡があり、さらに近畿日本ツーリストのスタッフの方からも安否を気遣う連絡が入るなど、主催、現地、旅行会社のスタッフの皆さんに、大変お世話になりました。
実は私服と靴は、出来るだけ荷物を減らすために、乗船してきた時の服装を背嚢に入れてレース前にコンテナに入れたのですが、もしうっかり船積みされていたら、汗臭いウェアに裸足で帰りの船に乗らねばならん所でした。レセプション会場用の服装は別に用意した方が良さそうです。
スタッフさんが必死でコンテナから回収してくれた背嚢
赤矢印が旅行会社から渡された荷札
これを付けてて正解でした
宿の夕食
明日葉の天ぷらや刺身が美味しかったです
レース会場で食べるはずだった昼食のお弁当
そういえば、朝食べた後は、何も食べてませんでした
■二日目の行動
二日目は、1100時に島市会場に集合するまでの間、オプショナルツアーに行く予定をしていたのですが、昨日の診療所に保険証の写しを取って貰う必要があったのでキャンセル。宿のおばさんに頼んでタクシーを呼んでもらい、診療所のあと、直接、島市会場に行く事にしました。さて、荷物はどうするのか分からなかったのですが、宿には戻ってこないので、タクシーに積んで運んで貰いました。しかし、時間になって島市会場に集まってきた参加者を見ると、自分みたいに大荷物持ってきてる人は一人もいない。聞いたところ、宿から直接、港に運んで貰ったみたいです。ちなみに、オプショナルツアーだけでなく、独自でレンタルバイク借りてツーリングしたり、釣りに行ったりした人もいるのですが、それらの人は宿からバスか何かで島市会場まで移動したみたいです。
島市会場でお弁当食べたあと、1330時に出航。船からテープ投げて出航シーンをやったのは生まれて初めての事でした。東京の港が混んでいるとの事で、竹芝に着いたのは2020時。そこからゆりかもめでテレコムセンターまで行き、トランポを回収して辰巳埠頭へ。バイクと装備は既にコンテナから出されて整列しており、スムーズに積み込む事が出来ました。
島市会場に集まる大会参加者の皆さん
地元の人も買い物にきてました
島市会場で食べたものその1
明日葉入りのパン
島市会場で食べたものその2
明日葉アイス(抹茶アイスに近かった)
島市会場で食べたものその3
さつまもち(明日葉無し)
手荷物は持ち歩かなくても
宿から港まで運んで貰えたみたいです
辰巳埠頭に着いた頃には
バイクや装備はコンテナから出されて
ゼッケン順に並べてありました
■総括
今回の結果は、5周DNF。後で聞いた所、タイムアップ後、30分はチェッカーが振られていたとかで(嫁情報)、あのままエンストせずに走り続けていたら、6周までカウントされていたかもしれません。どうせヘバるにしても、走った周回はカウントさせたかった。残念です。出来るだけ休まない様に心がけたつもりですが、それでもトータルで30分は休んでたでしょうし、結果として倒れたのですから、体力不足は否めません。かつて、スポーツセンターでグループセンタジーやグループキックやってた頃の体力は、完全に損なわれた様です。対策を講じる必要がありそうです。その一方で、バイクの方はこれ以上ないくらいの仕上がりであったと思います。特にフロントフォークは事前にスプリングを4.2N/mmのに替えておいて正解でした。固いスプリングのままだと、ガレ場でそれなりに苦労したかもしれません。
タイヤはフロントはiX07Sに替えて正解でした。VE35だと、あのザクザクの火山灰の下りで地面をあまり食ってくれなかったかもしれません。リアはIRC VE33Sも火山岩ガレガレの路面で十分なグリップ力を発揮し、安心して走る事が出来ました。
CRF450RX“ゲイレルル号”は「250の様に扱える450」というコンセプトでセッティングした“重トレール車”ともいうべき車両ですが、そのコンセプトは三宅島でも存分に発揮でき、トレールライドなセクションではマイルドに、ここ一番パワーを必要とする時は450らしいトルクで気張った走りが出来ました。ここ10年、自分が必要とした性能が詰まったバイクに仕上がりました。
最後の最後に、完全に止まってしまったのは、バッテリー上がりなのか、その他に原因があるのか、目下究明中ですが、いずれにせよ、自分の乗り方に難があったのは間違いないので、改善を要すると感じています。
翌日、ただちに洗車
ウッズのワダチでついた土を乾いてる状態で剥がします
三宅島エンデューロのコースは国定公園なので
溶岩一つ持ち帰ってはならないのですが
これらの土は勝手に着いてきましたw
吹き倒したラジエターの中身は空っぽ
エンジン稼働時間は、約3時間でした
■感想
今回、初めて参加した三宅島エンデューロ。戦績はおくとして、イベントとしては大満足でした。総延長6kmにおよぶ溶岩台地は、とても楽しいコースで、まさに自分が目指しているレースに合致するものでした。当初、もっとささくれ立った溶岩原をイゴイゴと走らされるのかと思っていたのですが、そこまでのえげつない所はなく、あれなら初心者の人でもチャレンジ出来るんじゃないか、と感じました。走って楽しいコースであるのが、リピーターが多い理由の一つでもあろうと思います。三宅島エンデューロは、エントリー費の他に渡航費も必要になるのですが、行き帰りの船代、食事込み宿泊費、そしてバイクや装備の輸送費を考えたら、むしろ安めの設定になっていると感じました。本土で開催れるレースでも、高速代だの燃料代だのを考えたら、それなりの金額使っている訳ですから、離島で開催されるレースという事を考えれば、やはり安いと思います。
今回自分は初めてレースで倒れて担がれる体験をしたのですが、スタッフの方々の行動力、団結力は目覚ましいものがあると感じました。どのレースにおいても、救護活動は迅速丁寧かつ積極的に行われていますが、この大会ではそれがより親切であったと思いました。また、残置した装備やバイクの後始末も丁寧に行われ、一つも欠ける事なく手元に帰ってきました。スタッフの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
来年、三宅島エンデューロが開催されるか、現時点ではまだ分かりませんが、開催されるのを見越して、今のうちから対策・準備を図ろうと思います。
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