車中泊の前夜祭といえば、大抵はBBQが定番といったところでしょうが、毎度やってると飽きて来たりもするものです。さりとて、手間のかかる面倒くさい料理は、食材を用意して持って行くのだけでも面倒くさいものです。
 そこで、簡単かつ手抜きっぽくない料理というものを考えています。今回は、大豆のごった煮です。


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飯盒はこうした煮物を作るのにも向いてます




■準備するもの

   飯盒1個分(4人前)
  • 大豆の水煮(2パック)
  • 筑前煮の具(1パック)
  • 豚肉(200グラム)お好みで、鶏肉でも牛肉でも可
  • 糸こんにゃく(200グラム)普通のこんにゃくでも可
  • 調味料(砂糖、醤油、味醂
   なんだ食材切るところから始めないのかよ、とご批判があろうかとも思いますが、レースの前日というのは、パドックの設営、バイクの準備、コースの下見と、結構やる事がありまして、飯だけ作ってれば良い、というものでもありません。それでも、用事済ませて、あるいは用事の合間に、陽の明るいウチに料理して、夜の前夜祭に備えねばなりませんので、楽できる部分は楽するという方針で、開けたら直ぐ使えるパックの食材や缶詰は積極的に活用していく方針です。

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写真には写ってませんが、豚肉はレンジで解凍中です
違う肉を使うと、違った味わいが楽しめます



■作り方

   飯盒に大豆の水煮、筑前煮の具、糸こんにゃく(ハサミでぶつ切りにする)をいれ、汁を捨ててから水をいれ、2回ほど濯いで水切りします。

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先日作った掛子蒸し器、水切りにも丁度いいです

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水切りすると、具が中でグチャグチャになりますが
どっちみちごった煮になりますw


   続いて、飯盒の上の水量線まで水を入れて、強火のコンロに掛けます。湯が温かくなったくらいの所で、肉を入れて沸騰させます。沸騰すると灰汁が浮いてくるので、おたまで灰汁をすくって捨てます。

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飯盒が温まったら肉を入れます
少々凍ってても焼く訳じゃないので問題なしです


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灰汁が浮いて来たら、すくって捨てます水まで多く捨てない様に


   灰汁を捨てたら、調味料を入れます。おたまで、砂糖1杯、醤油2杯、味醂1杯を入れ、蓋を開けたまま中火で10分煮ます。この時、灰汁を捨てる時に水まで多く捨ててしまった時は、上の水量線のところまで水を足します。

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砂糖は飯盒の中にドボンして溶かしましょう
醤油と味醂は注ぎ入れるだけです

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蓋を開けて煮ると、当然蒸発して水かさが減ります
その分、濃いめに仕上がります


   10分経ったら、味見して、味が薄い様であれば、調味料を足して味を整えます。1分煮込んだあと、蓋をして冷ませます。具に味がしみ込むのは、実は冷めて行く過程でしみ込むので、昼間のウチに料理しておいて、十分冷めた夜の前夜祭で温め直して食べるのが美味いです。

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あとで濃くは出来ても薄くは出来ないので
手加減して整えましょう


   こんな感じで、非常に簡単で、かつ手抜いた感じにならないお手軽料理です。実は自分、これが好きで、独身時代は乾燥大豆を水で戻すところから作っていました。
   飯盒だと、大体4人分ですので、もし、それよりも人数が多いのでしたら、飯盒より大きな鍋を使った方が楽だと思います。もっとも、おそらくは他にも色々飲み食いしてると思うので、飯盒1個分くらいが丁度いいかもしれませんが。

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昔の軍隊では、これで二人分ですw
若い人ならともかく、自分的には4人前です