バイクのスタンドは、長らくDRCのHC2リフトスタンドを使って来たのですが、3台目に買った奴はとても出来映えが悪くて、4年目にして天板のゴムが半分くらいめくれてなくなってしまいました。せっかくバイクが新しくなるのに、スタンドのせいで倒して傷物にしたのではたまらないので、新しいのをさがしていたのですが、そこで目を付けたのがエトスのオフロードスタンドです。
■棒状の天板
エトスのオフロードスタンドは、天板が板状の物と棒状の物の二種類ありますが、自分は棒状の物を選びました。というのも、ベストテクスクールにおいてあったスタンドが、まさにこれにそっくりの天板で、棒状であるからといって安定感がないという訳でなく、むしろこっちの方が使い易く感じていたからです。また、天板の面積が棒状の方が狭いので、オイル交換やリンク・スイングアームの分解結合の作業の時にやり易いとも考えました。値段もそれほど高いものでもないので、物は試しで買ってみました。高さの調整は、リフトの穴にシャフト刺して割りピンで固定する方式。HC2リフトスタンドの様にEリングで固定でないので、位置を変えるのが楽そうです。もっとも、CRF、XRおのおのにスタンドをあてがっているので、一度位置を決めたら変える事はないのですが。
リフトをあげるフットレバーは、パイプを曲げて作った大きめのもの。レバーを固定するロックも、シャフトに割りピンで固定する方式です。シャフトがどっか 言ってしまわない様に、ピアノ線が付けてあるのですが、割りピンをつけないとピアノ線が伸びる力でシャフトが抜けてしまいます。
■フットレバーの構造
HC2リフトスタンドのレバーロックの方が付け外しがし易いのですが、実際にオフロードスタンドを使ってみると、レバーを下ろしてリフトアップすると、リ
フトの足が“逆膝”っぽく反って、フットレバーが地面スレスレまで降りるので、ちょっとやそっとの事ではいきなりリフトが落ちる事がない事が分かりまし
た。それどころか、ブーツ履いたつま先ではフットレバーを蹴上げる事が出来ず、屈んで手で上げる事が多いです。
HC2リフトスタンドとエトスのオフロードスタンドの大きさは、ほとんど変わりません。場所を取らないのは有り難い事です。他のメーカーのスタンドも、板状のスタンドが主流ですが、棒状ももっと評価されていいと個人的には思います。
実際に使ってみた感じは、思いのほか使い勝手がよく、棒状の天板も軽くV字になってるので左右に滑る心配もなく、スタンド立てた状態で乗車姿勢の練習しても不安がありませんでした。
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