MSRドラゴンフライのケロ化に引き続き、コールマン550Bのケロ化も行う事にしました。550Bはジェネレーター交換によって、ガソリンもケロシンも使用可能となる「マルチフェル」なストーブで、ケロ化している人も多くいます。
ところで、自分は「マルチフェル」だから当然、レギュラーガソリンも使えるもんだと思っていたのですが、コールマンでは、ホワイトガソリンとケロシンが使えたら「マルチ」で、さらにレギュラーガソリンも使えるものは「デュアル」と称するとの事。たった2種類の燃料が使えるだけで、マルチもヘッタクレもないと思うのですが、要するにホワイトガソリン用のジェネレーターでレギュラーガソリンを使っていた訳で、そりゃ詰まってくるわな、というところです。
550Bのジェネレーターにはクリーニングニードルが入っていますが
その根っこの鉤状の金具を良い感じに外さねばなりません
左がガソリン用のジェネレータ、右がケロシン用です
見分けは、基部のナットの印の有無です
この穴の部分で、ガスと空気が混合されます
少しズレたりすると、混合比率が変わって火力に影響するとか
組み付けには難儀しました
結局、ジェネレーターを仮付けして
無理矢理バーナーヘッドを組んでしまいました
あとは、基部のナットを締めて完了です
アルコールをケチるためか、プレヒートの時間を惜しんでか、ガストーチでジェネレーターを炙るというやり方をする人もいます。たしかに、ものの30秒も炙れば、気化したケロシンが出て点火する事が出来ますが、本燃焼の安定はアルコールでプレヒートした方が早いです。まぁ、ガストーチでのプレヒートはトンチ技の一つと考えています。
本燃焼は、ガソリンの場合と変わりありません。火力調整も不具合なしです。燃焼中は、別に身体に悪そうなガスが出るとか、そういう事はありません。ただ、消火後、ジェネレーターに残っている灯油が、しばらくポッポと燃えるのですが、その時、いわゆる石油ストーブ臭いにおいがします。屋外なら問題ありませんが、室内の場合は換気扇推奨。テントの中では使わない方が良いと思います。
アルコールにてプレヒート中
要は、ジェネレーターが温まれば良いのですが
バーナーヘッド全体を温めてる感じです
全力運転中
赤火に見えますが、根っこの部分は青火です
プレヒートを前提としていないフェザー442は
バーナーボールに穴が開いています
ガストーチでジェネレーターをピンポイントプレヒート
弱い火力でじっくりやった方が良さそうです
550Bはジェネレーターを脱着すると、基部のナットの部分から油漏れを起こすので、耐熱耐油のガスケットを塗って対応していたのですが、今回は油漏れを起こしていません。察するに、今回は現物合わせで無理にジェネレーターを組んだのですが、それがかえって気密性を持つ事になったのかもしれません。むしろ、こうして形になったものを再度組み立てると、隙間が生じて漏れるのかもしれません。まぁ、基本的にジェネレーターを交換する時は、新品に交換というのが前提でしょうし、その度に無理に現物合わせで組むなら、今回の様に油漏れを起こさない、のかもしれません。
ところで、自分は「マルチフェル」だから当然、レギュラーガソリンも使えるもんだと思っていたのですが、コールマンでは、ホワイトガソリンとケロシンが使えたら「マルチ」で、さらにレギュラーガソリンも使えるものは「デュアル」と称するとの事。たった2種類の燃料が使えるだけで、マルチもヘッタクレもないと思うのですが、要するにホワイトガソリン用のジェネレーターでレギュラーガソリンを使っていた訳で、そりゃ詰まってくるわな、というところです。
ともあれ、ジェネレーターを交換しました。
■アメリカ〜ンな造り
550Bのジェネレーターの交換要領は、- ジェネーター基部のナットを外す
- 五徳とバーナーヘッドを留めているビスを外す
- 良い感じに持ち上げ、ジェレーターのクリーニングニードルの金具を外す
- 組み立てはこの逆順
550Bのジェネレーターにはクリーニングニードルが入っていますが
その根っこの鉤状の金具を良い感じに外さねばなりません
左がガソリン用のジェネレータ、右がケロシン用です
見分けは、基部のナットの印の有無です
この穴の部分で、ガスと空気が混合されます
少しズレたりすると、混合比率が変わって火力に影響するとか
組み付けには難儀しました
結局、ジェネレーターを仮付けして
無理矢理バーナーヘッドを組んでしまいました
あとは、基部のナットを締めて完了です
■使い勝手
ケロ化した550Bは、ガソリンの時の様にポンピングだけで点火する事は出来ません。バーナーボールにアルコールを注ぎ、プレヒートしてから点火します。この際、プレヒートの火が消えるか消えないかくらいまで、しっかりプレヒートしてやる事がポイントで、中途半端に火力をオンにしたら、火柱を上げるのは他のケロストと同様です。アルコールをケチるためか、プレヒートの時間を惜しんでか、ガストーチでジェネレーターを炙るというやり方をする人もいます。たしかに、ものの30秒も炙れば、気化したケロシンが出て点火する事が出来ますが、本燃焼の安定はアルコールでプレヒートした方が早いです。まぁ、ガストーチでのプレヒートはトンチ技の一つと考えています。
本燃焼は、ガソリンの場合と変わりありません。火力調整も不具合なしです。燃焼中は、別に身体に悪そうなガスが出るとか、そういう事はありません。ただ、消火後、ジェネレーターに残っている灯油が、しばらくポッポと燃えるのですが、その時、いわゆる石油ストーブ臭いにおいがします。屋外なら問題ありませんが、室内の場合は換気扇推奨。テントの中では使わない方が良いと思います。
アルコールにてプレヒート中
要は、ジェネレーターが温まれば良いのですが
バーナーヘッド全体を温めてる感じです
全力運転中
赤火に見えますが、根っこの部分は青火です
プレヒートを前提としていないフェザー442は
バーナーボールに穴が開いています
ガストーチでジェネレーターをピンポイントプレヒート
弱い火力でじっくりやった方が良さそうです
■火力、その他
ケロ化550Bで、ベランダにて2リットル薬缶を沸かしてみたのですが、グツグツ沸騰するまで12分でした。これはガソリンの場合でも同じで、性能はガソリンでもケロシンでも変わらない事を示しています。この辺り、燃料によって差が出るというより、ストーブ自体の性能で差が出ると思います。(MSRドラゴンフライは9分、オプティマスNo.45は15分)550Bはジェネレーターを脱着すると、基部のナットの部分から油漏れを起こすので、耐熱耐油のガスケットを塗って対応していたのですが、今回は油漏れを起こしていません。察するに、今回は現物合わせで無理にジェネレーターを組んだのですが、それがかえって気密性を持つ事になったのかもしれません。むしろ、こうして形になったものを再度組み立てると、隙間が生じて漏れるのかもしれません。まぁ、基本的にジェネレーターを交換する時は、新品に交換というのが前提でしょうし、その度に無理に現物合わせで組むなら、今回の様に油漏れを起こさない、のかもしれません。
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