シェラストーブというのは、ファンから風を送って木などの燃える燃料を強制的に燃やしてしまう、というストーブで、自分がアウトドアに目覚めた1990年代初頭には既に存在していました。「松ぽっくりなど、自然にある物が燃料になる」という触れ込みで、エコブームが始まる前からエコロジーを売りにしてましたが、当時は液燃系ストーブの方がイケてると感じてたので、変わり種以上に感じる事がありませんでした。
さて、ウキウキしながら開封したのですが、よく言われている「良くも悪くもメリケン製」といった、がさつな出来栄えを想像してたのですが、届いたブツは、思ったよりはしっかりした造りでした。まぁ、ブリキとアルミの混合ですので、鉄や真鍮みたいなカッチリ感はないですが、意外にコンパクトで軽いな、というのが第一印象でした。
収納状態では、土台とファンの部分が本体に入る様になっていて、この種のブツとしては小さいと思います。五徳が出っ張っていますが、まぁ、パッキング時に気になるほどでもないです。組み立ては簡単で、ファンの周りの円形のブリキを手で押さえて、爪が本体の穴に入る様にしてセットするだけ。これで完了です。ぐらつきは少なく安定しています。
電池は単三電池を1本使用。昔のはファンの下に電池をセットするタイプでしたが、その後改良されて今はリード線に繋がれた電池ボックスに電池を入れます。この電池ボックス、前のタイプはブリキの箱でしたが、新しいのはプラのケースになっています。ただ、蓋を小さいビスで固定する様になっていて、電池交換の度にプラスドライバーが要るのは不便だな、と感じました。
早速電池を入れてファンを回してみたのですが、切り替えは強と弱の2つ。ファン単体ならそこそこの風が来るのですが、本体にセットしてみると、風が出てるかなー?くらいの風力です。どの位の火力調整が出来るかは、やってみないと判りません。
ファンを回すための電池はプラのボックスに入れます
蓋がネジ止めなのが面倒臭い
ファンの本体への取り付けは
ファンガイドを手で凹ませて、本体に爪を引っ掛けて行います
ファンはこんな感じで回ります
飯盒なら楽々載りますが
これより小さいカップなどは載りません
コールマンのフェザーストーブと比較
あまり差がありません
パッキングサイズは、シェラストーブの方が小さいです
点火の方法は至って簡単。まず、ティッシュを一枚、軽く丸めて放り込み、マッチで火を点けて、木っ端を入れて、シェラストーブのスイッチを入れるだけ。ウィ〜〜〜ンと軽くファンが回る音がすると同時に、空気が送り込まれて火勢が強くなり、たちまち木っ端に火が点きました。そして、これが意外と火勢が強い。そして派手に燃えます。今回用意した木っ端は、長さが15cmくらいあって、シェラストーブにくべる様な感じになったのですが、これだと飯盒とか置けないので、もう少し小さくしないとダメだな、と思いました。
また、強制的に空気を送り込んで燃やすので、普通に燃やすよりは火勢が強いのですが、煙も出ますし、爆ぜもします。なので、うっかり他の物に燃え移ったりしない様にしなければなりませんし、燃やすものもあまり臭いが出ないものでないとダメだなー、と感じました。
火勢があるのは、木っ端4本くらいで大体4分ほど。その後は熾き火となり、そのままファンを回し続けると大体7分ほどで完全に燃え尽きてしまいました。灰がことの外少ないのが印象的でした。
思いのほか、火の点きは良いです
続いて木っ端を使ってみました。こちらは段ボールに比べると、火力も強く灰も少ないのですが、やはり煙が凄い。当然においも凄い。ベランダで使うにはためらうレベルです。そこで、ふと気が付いたのは、五徳の高さです。五徳の高さが低く、火の一番美味しいところが使えず、そして不完全燃焼を起こして煙が凄いのではないか。試しに、シェラストーブから飯盒を外してみると、全く出ない訳ではないものの、飯盒を置いた時よりは煙が少ないのです。もっとも、木が大分燃えて来て赤くなる頃には煙はほとんど出ないのですが。
実はシェラストーブには、鉄板を十字にクロスして高さを持たせる五徳と、その周囲を囲う風防があるのですが、自分が買ったバージョンは、価格低減の為かそれらが省略されていました。ネットで調べると、それを使わないって人も多かったので、要らんと思っていたのですが、実はそれが良い感じに火を使うアイテムなのかもしれません。
さて、炊いてみた訳ですが、最初にくべた薪が十分に燃えるまでは煙が出るものの、一端燃えてしまえば煙はそう多く出ませんでした。追加で薪を入れても、それほど煙は目立ちません。熱と送風によって燃焼ガスが燃え、かつ飯盒の高さが十分にあるので不完全燃焼しない様です。
最初、強火の段階では、ポンポンと薪をくべ、火力が落ちない様にキープし、沸騰して蓋が持ち上がったら、薪を入れるペースを落として弱火に変え、重湯がなくなった時点で薪の投入をストップ。最後は火から遠ざけて蒸らしました。結果は上々。ふっくらと炊け、底も焦げ付きなく仕上がりました。何となしか、ガソリンやガスのストーブで炊いたよりも、美味く感じました。
炊き上がりに用した時間は、強火が大体4分、弱火が6分ほど。火力が不安定な事を考えたら、平均的な炊飯時間と言えます。
シェラストーブ用に作った訳でありませんが
丁度いい感じでしたw
吊り下げて両手がフリーになったお陰で
薪くべたりが楽になりました
ただ、蓋とって締めたりがちょっと難儀だったかも
(まぁ、片手にiPhoneでしたので、、)
飯盒掛は高さが足りなくて使えませんでした
これはあくまで地面で焚き火する用ですね
材料は全部100均で調達。台所に調理器具ぶら下げる網3枚と、鉢植えなどを吊り下げる長いS字フック3本です。材料費540円。まず網を麻ひも(針金でも可)で連結し、折り畳める様にします。使う時はコの時に広げて、その中にシェラストーブを置き、S字フックの片側のフックを切断した棒を2本渡して、飯盒が置ける様にします。
若干グラつくところはありますが、飯盒がひっくり返ったりという事はなさそうです。そこで、試しに2リットルの水の入ったヤカンを置いてみて、湯を沸かしてみました。ガンガンに燃やして、薪もポンポン入れまくったのですが、ボコボコに沸騰するまでに26分かかりました。時間は掛かりはしても、ちゃんと沸いたのが凄いですし、折り畳みカマドも転倒崩壊する事なく、しっかり立ってました。
折り畳みカマドの良いところは、ハンゴーキャッチとその台よりも場所を取らず、収納サイズもコンパクトで邪魔にならない所だと思います。本格的に専用の台を作る事も可能ですが、取りあえずはこれでしのげそうです。
そうした廃材をシェラストーブで使うには、シェラストーブに放り込めるサイズに廃材を切りそろえねばなりません。ノコギリやジグソーといった工具は前からありますが、それだけだと結構しんどい作業になりそうなので、鉈を調達する事にしました。その鉈を調達するに当たって、色々調べてみたら、薪割りに適しているのは刃渡り15cmくらいの両刃の鉈、という事が判ったのですが、近所のホームセンターには片刃のばっかりでしたので、ネットで取り寄せました。落としてもケガの無いように、刃先に突起があって背の部分は丸めてあるエビ鉈にしました。
事前にYoutubeで使い方を勉強し、ジグソーを使ってバリバリと廃材を20cmくらいの長さに切り落とし、鉈を使って細くしていきました。板は良い感じにパカパカ割れたのですが、合板は割れ方が適当で結構苦労しました。また、ベランダでやったの結構音がカンカン煩く、間違っても夜中やったら近所迷惑です。
とりあえず、集めた廃材を全部薪にしたのですが、これが結構な量になりました。しかも、2合のご飯を炊くのに、薪は大体120gくらい使いませんので、当分もちそうですw
このシェラストーブが、ホントに真価を発揮するのは、それこそ災害時とかなんじゃないかな、という気がします。まぁ、そんな事態になった時、こんなオモチャみたいなものが本当に役立つかどうかは判りませんが、日頃から使い慣れている道具というのは、そんな時にも威力を発揮すると思うので、条件が揺る限り、使って行こうと思います。
先述したように、シェラストーブで飯盒や鍋を使うと、煤で真っ黒になります。煤が付かない用にするには、予め洗剤を塗ったり、溶いたクレンザーを塗るという予防策がありますが、基本的に、真っ黒になって困る鍋釜は使わない方が良いと思います。
煤が付いた場合、蒸らしの最中にティッシュなどで煤を拭き取ってしまうのも良いですが、ご飯を食べ終わった後に手で水洗いするのが、タワシやスポンジを黒くせずに済んで良い様に思います。煤を洗ったあとは、黒くても他に色移りしないので、飯盒に関して言えば、むしろ真っ黒になった方が風格が出て良いんじゃないか、と自分は思います。
しかしまぁ、その頃から関心がありましたし、もしかしたら、ケチ臭く燃料代を浮かせるかもしれないと考えて、今回調達してみました。
■見た感じ
シェラストーブは、昔はアチコチの登山具屋やアウトドアショップにありましたが、探しに行くのも面倒ですので、ベース犬山で調達しました。送料が安く、かつクレジットカードが使えるので(ポイントが貯まるw)便利です。しかも、物は2日もしないウチに到着しました。さて、ウキウキしながら開封したのですが、よく言われている「良くも悪くもメリケン製」といった、がさつな出来栄えを想像してたのですが、届いたブツは、思ったよりはしっかりした造りでした。まぁ、ブリキとアルミの混合ですので、鉄や真鍮みたいなカッチリ感はないですが、意外にコンパクトで軽いな、というのが第一印象でした。
収納状態では、土台とファンの部分が本体に入る様になっていて、この種のブツとしては小さいと思います。五徳が出っ張っていますが、まぁ、パッキング時に気になるほどでもないです。組み立ては簡単で、ファンの周りの円形のブリキを手で押さえて、爪が本体の穴に入る様にしてセットするだけ。これで完了です。ぐらつきは少なく安定しています。
電池は単三電池を1本使用。昔のはファンの下に電池をセットするタイプでしたが、その後改良されて今はリード線に繋がれた電池ボックスに電池を入れます。この電池ボックス、前のタイプはブリキの箱でしたが、新しいのはプラのケースになっています。ただ、蓋を小さいビスで固定する様になっていて、電池交換の度にプラスドライバーが要るのは不便だな、と感じました。
早速電池を入れてファンを回してみたのですが、切り替えは強と弱の2つ。ファン単体ならそこそこの風が来るのですが、本体にセットしてみると、風が出てるかなー?くらいの風力です。どの位の火力調整が出来るかは、やってみないと判りません。
ファンを回すための電池はプラのボックスに入れます
蓋がネジ止めなのが面倒臭い
ファンの本体への取り付けは
ファンガイドを手で凹ませて、本体に爪を引っ掛けて行います
ファンはこんな感じで回ります
飯盒なら楽々載りますが
これより小さいカップなどは載りません
コールマンのフェザーストーブと比較
あまり差がありません
パッキングサイズは、シェラストーブの方が小さいです
■燃してみた感じ
シェラストーブは、松ぽっくりや小枝など、キャンプ地に落ちてるもので燃料はOK!って事になってるのですが、アーバンな環境ではむしろあまり燃料になるものがありません。そこで、たまたま職場で少し木っ端が出たので、それを貰って帰り、ウチのベランダでシェラストーブを燃してみる事にしました。点火の方法は至って簡単。まず、ティッシュを一枚、軽く丸めて放り込み、マッチで火を点けて、木っ端を入れて、シェラストーブのスイッチを入れるだけ。ウィ〜〜〜ンと軽くファンが回る音がすると同時に、空気が送り込まれて火勢が強くなり、たちまち木っ端に火が点きました。そして、これが意外と火勢が強い。そして派手に燃えます。今回用意した木っ端は、長さが15cmくらいあって、シェラストーブにくべる様な感じになったのですが、これだと飯盒とか置けないので、もう少し小さくしないとダメだな、と思いました。
また、強制的に空気を送り込んで燃やすので、普通に燃やすよりは火勢が強いのですが、煙も出ますし、爆ぜもします。なので、うっかり他の物に燃え移ったりしない様にしなければなりませんし、燃やすものもあまり臭いが出ないものでないとダメだなー、と感じました。
火勢があるのは、木っ端4本くらいで大体4分ほど。その後は熾き火となり、そのままファンを回し続けると大体7分ほどで完全に燃え尽きてしまいました。灰がことの外少ないのが印象的でした。
思いのほか、火の点きは良いです
■アーバンな環境での問題点
本格的に炊飯に使うために、色々燃焼試験をしてみました。まず、ボロちくなった猫の爪研ぎ(段ボール製)を燃やしてみたのですが、煙が凄いのと臭いもそこそこ凄い。Tシャツが焚き火臭くなりました。かつ灰も結構出て、最終的に全部燃やし切った時には、ファンの空気穴が全部埋まるほどでした。朝刊1日分で2合のメシが炊ける、との事ですが、紙を大量に使った焚き火では灰が大量に出るので、よろしくないとされているのは、シェラストーブも同様の様で下。続いて木っ端を使ってみました。こちらは段ボールに比べると、火力も強く灰も少ないのですが、やはり煙が凄い。当然においも凄い。ベランダで使うにはためらうレベルです。そこで、ふと気が付いたのは、五徳の高さです。五徳の高さが低く、火の一番美味しいところが使えず、そして不完全燃焼を起こして煙が凄いのではないか。試しに、シェラストーブから飯盒を外してみると、全く出ない訳ではないものの、飯盒を置いた時よりは煙が少ないのです。もっとも、木が大分燃えて来て赤くなる頃には煙はほとんど出ないのですが。
実はシェラストーブには、鉄板を十字にクロスして高さを持たせる五徳と、その周囲を囲う風防があるのですが、自分が買ったバージョンは、価格低減の為かそれらが省略されていました。ネットで調べると、それを使わないって人も多かったので、要らんと思っていたのですが、実はそれが良い感じに火を使うアイテムなのかもしれません。
■ハンゴーキャッチ
そこで、以前調達したハンゴーキャッチとそれを立てる台を使って炊飯してみる事にしました。ちょっと大掛かりですが、辛うじてベランダに設置する事が出来ました。飯盒を吊り下げてみると、シェラストーブと飯盒の底までの高さは5センチ開きました。これだと、薪を投入するのも楽です。さて、炊いてみた訳ですが、最初にくべた薪が十分に燃えるまでは煙が出るものの、一端燃えてしまえば煙はそう多く出ませんでした。追加で薪を入れても、それほど煙は目立ちません。熱と送風によって燃焼ガスが燃え、かつ飯盒の高さが十分にあるので不完全燃焼しない様です。
最初、強火の段階では、ポンポンと薪をくべ、火力が落ちない様にキープし、沸騰して蓋が持ち上がったら、薪を入れるペースを落として弱火に変え、重湯がなくなった時点で薪の投入をストップ。最後は火から遠ざけて蒸らしました。結果は上々。ふっくらと炊け、底も焦げ付きなく仕上がりました。何となしか、ガソリンやガスのストーブで炊いたよりも、美味く感じました。
炊き上がりに用した時間は、強火が大体4分、弱火が6分ほど。火力が不安定な事を考えたら、平均的な炊飯時間と言えます。
シェラストーブ用に作った訳でありませんが
丁度いい感じでしたw
吊り下げて両手がフリーになったお陰で
薪くべたりが楽になりました
ただ、蓋とって締めたりがちょっと難儀だったかも
(まぁ、片手にiPhoneでしたので、、)
飯盒掛は高さが足りなくて使えませんでした
これはあくまで地面で焚き火する用ですね
■折り畳みカマド
ハンゴーキャッチは大分具合が良いのですが、もともと飯盒を3つほど吊り下げるために大きめですし、また吊り下げだけに蓋を開けて中身を確認するのがちょっとやりにく、という事で、飯盒1個を載せれるタイプのカマドを作ってみました。材料は全部100均で調達。台所に調理器具ぶら下げる網3枚と、鉢植えなどを吊り下げる長いS字フック3本です。材料費540円。まず網を麻ひも(針金でも可)で連結し、折り畳める様にします。使う時はコの時に広げて、その中にシェラストーブを置き、S字フックの片側のフックを切断した棒を2本渡して、飯盒が置ける様にします。
若干グラつくところはありますが、飯盒がひっくり返ったりという事はなさそうです。そこで、試しに2リットルの水の入ったヤカンを置いてみて、湯を沸かしてみました。ガンガンに燃やして、薪もポンポン入れまくったのですが、ボコボコに沸騰するまでに26分かかりました。時間は掛かりはしても、ちゃんと沸いたのが凄いですし、折り畳みカマドも転倒崩壊する事なく、しっかり立ってました。
折り畳みカマドの良いところは、ハンゴーキャッチとその台よりも場所を取らず、収納サイズもコンパクトで邪魔にならない所だと思います。本格的に専用の台を作る事も可能ですが、取りあえずはこれでしのげそうです。
■薪の調達
山に行けば、伐採された木もあれば、枝打ちされた杉の枝など、燃料になる物はそこそこあるものですが、都市部ではそうそう木材が手に入りません。といっても、まったく無い訳ではなく、時々ゴミとして廃材が出たり、捨ててあったりするもので、そうした廃品を確保したり、貰ったり、せしめたりするのが、シェラストーブの燃料として最適である、と自分は考えています。まぁ、ペット用のウッドペレットでも良いのですが、わざわざこんなストーブ使うからには、やはり薪で行きたいと思う訳です。そうした廃材をシェラストーブで使うには、シェラストーブに放り込めるサイズに廃材を切りそろえねばなりません。ノコギリやジグソーといった工具は前からありますが、それだけだと結構しんどい作業になりそうなので、鉈を調達する事にしました。その鉈を調達するに当たって、色々調べてみたら、薪割りに適しているのは刃渡り15cmくらいの両刃の鉈、という事が判ったのですが、近所のホームセンターには片刃のばっかりでしたので、ネットで取り寄せました。落としてもケガの無いように、刃先に突起があって背の部分は丸めてあるエビ鉈にしました。
事前にYoutubeで使い方を勉強し、ジグソーを使ってバリバリと廃材を20cmくらいの長さに切り落とし、鉈を使って細くしていきました。板は良い感じにパカパカ割れたのですが、合板は割れ方が適当で結構苦労しました。また、ベランダでやったの結構音がカンカン煩く、間違っても夜中やったら近所迷惑です。
とりあえず、集めた廃材を全部薪にしたのですが、これが結構な量になりました。しかも、2合のご飯を炊くのに、薪は大体120gくらい使いませんので、当分もちそうですw
■まとめ
煙が凄い、臭いも凄い、煤も凄い、薪割る時の音も結構出る、という事で、一時はベランダ炊飯は無理かなー、という感じがしてたのですが、使い方や装備を工夫する事によって、ベランダでも気軽に焚き火が出来る体制を作る事が出来ました。とはいえ、煙が減っても焚き火の臭いはしますので、洗濯物を干してないとか、窓を閉め切る冬場でないとやり難い、といった制約はあります。でも、全然使えないよりは、使える条件を整えれたのは良かったです。このシェラストーブが、ホントに真価を発揮するのは、それこそ災害時とかなんじゃないかな、という気がします。まぁ、そんな事態になった時、こんなオモチャみたいなものが本当に役立つかどうかは判りませんが、日頃から使い慣れている道具というのは、そんな時にも威力を発揮すると思うので、条件が揺る限り、使って行こうと思います。
先述したように、シェラストーブで飯盒や鍋を使うと、煤で真っ黒になります。煤が付かない用にするには、予め洗剤を塗ったり、溶いたクレンザーを塗るという予防策がありますが、基本的に、真っ黒になって困る鍋釜は使わない方が良いと思います。
煤が付いた場合、蒸らしの最中にティッシュなどで煤を拭き取ってしまうのも良いですが、ご飯を食べ終わった後に手で水洗いするのが、タワシやスポンジを黒くせずに済んで良い様に思います。煤を洗ったあとは、黒くても他に色移りしないので、飯盒に関して言えば、むしろ真っ黒になった方が風格が出て良いんじゃないか、と自分は思います。
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