先週のトリンバで、水たまりが出来るほど汗かく事態になって、いよいよこの季節のバイクの練習ってのが無理ゲーな状態になりつつあると感じる今日この頃なのですが、そうは言っても、行くって言っちゃったもんは仕方ありません。今回は練習会に参加なのですが、ホントに暑かったら、バイク乗らず素麺とフルーチェだけ食べて帰るつもりでした。ところが、前日辺りから曇りになり、かなり涼しくなってきました。という訳で、バイク乗らん訳にいかなくなりましたwww
■FIセッティングの変更
今回の練習は、CRF250R“モルゲンシュテルン号”のオーバーホール&改装を前にして、どういった味付けに改装するかを考える目的を持って臨みました。現在、モルゲンシュテルン号は「乗れば5分で手が痛くなるバイク」という感じです。とにかく、痛い、疲れる、しんどいから乗りたくない、という具合で、どもこのならん訳です。このバイクしかなかった頃は、それでもそれが当たり前と思って乗っていたのですが、XR230を手に入れて、楽して乗れるバイクの存在を知ってからは、予定に手が痛くなった感じです。取りあえずの対策としては、サスのダンパー調整をやってみた訳ですが、これも何にもせんよりはマシ、という感じで、やはり5分も乗ると手が痛くなる事に違いはありません。その様な訳で、疲れないサスセッティングは急務と感じていたのですが、その一方で、FIのマッピングを変更してみる事にしました。FIは現在、モトロマンでやって貰ったIB仕様になっています。しかし、最近言われてるのは、IBの人らが全力で走って走り易い設定で、並の人が走っても必ずしも合ってるとは限らない、という事でした。
取りあえず、マッピングを変える前に、初級コースを7分ほど走ってみたのですが、大して凹凸のない初級コースなのに、手がビリビリ痛い。マッピングをIB仕様にしてから1年くらいは、その様な症状を訴えてないので、その様な症状が発現してなかったのか、それとも身体が今より丈夫だったのか、どちらか分りませんが、現状においては、とても乗り易いとは言えない状態です。
■出荷時からマディ設定へ
そこで、思い切ってマッピングを工場出荷時の状態に戻してみることにしました。工場出荷時、と言ってますが、全回転域、全アクセル開度で、燃料マップが0%の状態です。何がどう変わるのかは、乗ってみない事には分りません。そこで、同じく初級コースを走ってみたのですが、違いは明らかに分りました。まず、手が痛くなりにくい。低速時のガクガクした感じが少なくスムーズ、アクセルの開け具合に付いてくる感じです。とても乗り易い。それはらばー、という事で、今度はマディ設定にしてみました。マディのマッピングでは、0%でなくてマイナスになっているそうです。走ってみた感じは、さっきよりもさらにマイルド。XR230をかなり強化したような乗り心地です。直線などでは、自分みたいなあまり開けられない人でも、上があまり伸びないかな?と感じるところがありましたが、そもそもそんなに回せないので気にならない程度です。それよりも、手の痛みというか疲れが、さっきよりも更に治まった感じで、これが同じCRFか?と思うくらいでした。取りあえず、しばらくこの設定で乗ってみる事にしました。
初級コースでの結果が良好だったので、今度は本コースも走ってみました。こちらも、以前のIB仕様のマッピングでは直ぐに手が痛くなるし、低速ではガクガクした感じで上手く走れない上に、かなり疲れてしまう感じでした。ところが、マディ設定だと非常に滑らかで、かつ粘り強い感じで、低速から開けて行っても付いてくる感じ。手も疲れはしても痛くはならない、という感じでした。
■マッピングも大事
これまで、手が痛くなる原因は、フロントサスにあると考えていたのですが、マッピングを変えた途端にそれが軽減されたのは、なぜなのか、ちょっと考えてみました。そもそもIB仕様に変更したのは、何か大事な要件があったからでなくて、たまたまマッピング変更チケットがあって、試してみますかー的なノリでやってみただけの事で、変えたから何が凄くなったのか、何がどう変わったのか、分らないでここまで来てました。言ってみれば、何の意味もなかった訳です。こんな具合で、FIのマッピングが何たるかも判らん状態だったのですが、最近になって「モトクロスでガンガンに走れる人に最適化された設定で、ガンガン走れない人が乗っても、楽しんで乗れない」という様な話しを耳にする様になって、ようやく変更する事を思いついた訳です。では、IB仕様の設定の時に、やたら手が痛かった原因はなんであるか。マッピングキットを持っている、同じIB設定にした友達曰く、「直ぐに高い回転域に上げて、そこからガンと前に出る設定になってるっぽい」との事でした。つまり、低い回転域でモーモー言わせて乗ってると、常時細かい加減速Gが発生して、それが手にガンガン当たっていたのではないのか、と思います。
それが、低速域で踏ん張れる設定になった途端、手に痛みは来なくなりました。また、加速に置いて行かれる感もなくなりました。そして、以前よりは開けようという気になってきた様です。つまり、身の丈にあった設定にした事で、余計な負担が減って、その代わり少しは頑張ろうという気になってきた感じです。恐らく、速度的には同じであっても、ストレス無く乗れるというのは、大きな前進だと思います。
■XR230との比較
このあと、XR230“パンツァーファウスト号”にも乗って、比較してみました。そもそもXR230は、CRF250Rが辛く感じ始め、もう少し楽しんで乗れるバイクを、という事で手に入れた経緯があります。そして、もともとポテンシャルが高い事が判り、もっと乗り易く、もっとかっこ良く、という方針であれこれ手を入れて来たのは、このブログでも多々報告してきました。さて、乗ってみた感じですが、確かにマイルドで乗り易いのですが、全般的に物足りない感じ。パワーは目一杯感がしますし、サスは弱くて着地でガツンとくる。かつ車重が重くて引き起こしが辛いです。乗り易くは作ってありますが、サスの弱さ、車重の重さは如何ともし難い、という感じでした。もっとも、谷田部ESLはどちらかと言えば、モトクロス寄りのコースですので、XR230の旨味が出にくい、というのもあるのですが、それにしても影が薄い感じでした。
これまで、パンツァーファウスト号は非常に乗り易くて、CRFはかなり敬遠していたのですが、今日は逆転してしまいました。乗り易さの差が縮まれば、当然、パワーがあって車重の軽い方が乗り易く感じる訳です。そして、XR230では始めからナメて通過する2連コブも、CRFの方ではちょっとチャレンジしようと言う気になるのも、ショートしてもそれほど打撃を受けないからこそであって、それだけ今日のCRFは乗り易く感じた、という事です。
■まとめ
最後にもう一度CRFで本コースを走って今日の練習は終了。先週と違い、気温もそこそこ低く、日陰で好きなだけ休めたので、先週みたいにバテる様なことはありませんでした。まぁ、途中、眠くてグーグー寝てたりはしましたが。何にせよ、CRFの改装の前に、乗り味を変えて乗れたのは良かったです。しかし、大枚はたいて乗り易くしたXR230“パンツァーファウスト号”が、たった2回のマッピング変更で「影が薄くなてしまう」というのは、喜ばしい事なのか青ざめるべき事なのか、ちょっと悩ましい事態になってしまいました。とはいえ、XR230はちょこまかしたコース(旧デコボコランド、クロスパーク勝沼、ベストテクコース市貝)を想定して作ったという事もあって、爺ヶ岳では非力な印象が既にありました。XR230は「乗り易いバイクとはどうあるべきか」という実験機的な意味合いの方が強くて、主力はあくまでCRF250Rである、という風に考えていますので、その過程でXR230はいじり倒す必要があったし、「そんなん抜きにしても、やりたかったろ?」ってな感じです。
むしろ、見方を変えれば、ダンパー調整やマッピング変更で乗り味がかなり変えられる訳ですから、XR230以上にCRF250Rは色々な事が出来そうです。来るべき改装では、一応は、対爺ヶ岳戦を想定した改装を行うつもりですが、ともあれ乗り易く頑張る気になるバイクに仕上げたいものです。
コメント
コメント一覧
あの飯盒は旧軍の本物を使っているのですか?
雑誌で使ってた飯盒は、自分で色を塗り替えたんですよ〜〜。
なかなか、日本陸軍っぽい色にならなくて苦労しましたww
塗り替え話し↓
http://blog.goo.ne.jp/tanisi-corp/e/db831385f51e44bfe3264b8853bc3ff0
日本軍装の収集を始めた初心者ですが、実物ではなく実用できるレプリカを集めているので飯盒が気になっていましたので、とても参考になりました。見た目には本物にしか見えませんね!
旧陸軍装備に関しては、自分も素人の域を出ないのですが、
日軍コスをやってる人の多くが、飯盒を塗り替えないのは、不思議なもんですよねぇ。
帰省から戻られましたか?
暑さのピークは過ぎたと思いますがお彼岸まではまだまだあるので気をつけて下さい。
バイクやってますね。マッピング調整でそんなにかわるんですかぁ!前に先生がアクセル操作でビギニング状態のお話しをされていたのを思い出しました。 そうめんにフルーチェ、夏ですね。海苔に天かす、やくみ 本格的。
夏満喫ですね。重い腰を上げてこの行動をするのは自分には無理だと思いました。 スクールのお話しも待ってます。
FIに乗って、7年目にして、ようやくマッピングの大事さが分ったような、、、
スクールで習った事も、自分の身の丈にあったセッティングで、
全力で取り組めないと、上手くいかんのだなー、と感じました。
涼しくなる頃には、ある程度バイク仕上げて、またスクール行きたいです^^