1月に改めて年会員になり、可能な限り、出来れば月1回は来ようとか思っていたのですが、バイクに乗る気が起こらなかったり、デコボコランドの閉鎖などが重なって、4ヶ月も間が空いてしまいました。言うは易し行うは難し。しかし、デコボコランドなき今、近場でオフ練が出来る貴重なコースですので、年会費の元を取れる様に頑張りたいものです。
■トレールライド用としてのXR230の仕上がり具合
今日は初めてトリンバに来た、というお友達と一緒だったので、まずはコースの中を案内しました。前に来た時よりも、奥のウッズが見晴らし良くなっていて、トレールライドするには良い感じでした。連日の晴れのせいか、地面は結構ドライで滑ったりもしなさそう。まぁ、デコボコランドのウッズコースみたいに、開けて走るって事は出来ませんが、むしろ逆にゆっくり走ってバランスを涵養するには良い感じです。トライアルセクションは、翌日が千葉県大会という事で、あちこちテープでコースが作られていました。もっとも、そっちの方は自分じゃ手に負えないので、今日はもっぱらバランス練習に打ち込む事にしました。とりあえず、下見かねがねウッズコースに降りてみたのですが、まず感じたのは、前に来た時よりもXR230“パンツァーファウスト号”のパワーが上がってて、レスポンスが良くなった様に感じた事でした。坂を一気に上ったりする時もバババッと上がって行く感じ。昔のXRの様なダラ〜ンとした感じはまったくありません。キャブをスリングショットタイプにして、かつマフラーをレーサーの物に替えたのは、ここでも大きな威力を発揮してる様です。
一方で、フライホイールを約10%削って軽量化したのですが、それでトルク感や粘り強さが弱くなった、という事はまったくありませんでした。むしろ今までが重過ぎたようで、削った分軽くなって、それがレスポンスの良さにも反映された様です。
■木木8の字
さて、何をしましょか、という事になったのですが、いきなり難しい事は出来ないよね?って事で、すべてのバイクの練習の基本である、8の字の練習をやる事にしました。やり方は、スタンディングで木と木の間が1メートルから1.5メートルの間を抜けて行くというもの。もちろん、ゆっくり、出来る限り小半径でです。この種の8の字をやる時、自分が気をつけてるのは、ともかくどれだけ身体を捩じれるか、という事です。まぁ、スクールでも習ってますが、「バイクを寝かす、身体を捻る、ハンドルを切る」がコーナーを曲がる3原則と言われてますが、何はともあれ、身体が捩じれて体重心が移動しない事にはバイクも寝ません。今回の場合は、低速である事から、車体そのものはそんなには倒せません。となれば、身体を捻るしか曲がって行き様がない訳です。
具体的にはどんな感じかというと、自分の目の外側の視野に自分のバイクのリアフェンダーの先が見え隠れする様な感じです。実はこれ、別にオフロードバイクだからそうという訳でなくて、大昔に大型二輪の免許取るんで、練習場で直径4メートルターンの練習をしてた時も、テールランプが見え隠れしてました。
とはいえ、出来んもんは出来んので、最初は大回りで、緩やかな進入角度で入って行き、慣れたら旋回半径を徐々にせばめていく、という風に練習してもらいました。
■ゆっくり走る
小さく回る、というのは、ゆっくり走るという事でもあるのですが、有り体に申せば、いくらトレール車といえども、アイドル走行は意外に早いものです。ブレーキ当てたり、クラッチ切ったり繋いだり、必要とあればアクセル開けたり、いろいろ操作して必要な低速を作るのですが、それが最初のウチは難しい。自分だって、バイクを停止させた状態で、スタンディングの姿勢をとって、そこからフロントアップしろ何て言われても、現状では出ないのと同じです。とまれ、ゆっくり走るには、クラッチとブレーキを多用する事になるのですが、まず今回の練習では、クラッチに関しては全然不満がありませんでした。まぁ、路面がドライで、かつアクセルをほとんど開けず、という具合で、そんなにクラッチを酷使する様な状況ではないのですが、それでも半クラや断続クラッチはほぼ一日中使ってました。しかし、クラッチが熱を持った感じはまったくなく、レバーの遊びも一日通して変わりませんでした。
それに対してブレーキは若干不満を持つ様になりました。前回のデコボコランドのラストランでも感じたのですが、ブレーキの効きが「キッ」という感じでなく、「ぐにゃー」という感じなのです。まぁ、元々がレスポンスの悪い「ぐにゃー」とした加減速だったので、ブレーキもそれで良かったのかもしれませんが、「キッ」と効く上で寒夜に霜が降るごときブレーキングがしたいものです。
■ごく簡単なトレールライド練習
午後に入ってからも8の字をやっていたのですが、さすがに同じ事ばっかりやってたのでは面白くない、という事で、ウッズに差し掛かる斜面を利用して、登りと下りの練習をして貰いました。まぁ、斜度はそれほど急でもなく、地面も滑る路面ではないので、そんなには難しくはありません。斜面も単純に上って行くだけで、別にキャンバーがある訳でもありません。その代わり、出来るだけゆっくり下ったり上ったりする、そしてもちろん立ったままで、という条件つきでやりました。登る方も下る方も、別にラインは一定でなく、好きなラインを自在に選んで良い、という事にしたのですが、やってみると意外にベストライン以外の所には行きにくく、かつ上手く出来ない。あとで動画を見てみたのですが、自分が思っていた以上に早い。あれでは急なライン変更とかは無理です。もっと遅乗りしないとダメだなー、と感じました。
個別に丸太越えや段差越えもやってみたのですが、相変わらずフロントアップが下手で大してフロントが上がらないのですが、前よりは楽にフロントが浮く様に感じました。恐らく、フロントフォークに20mmのカラーを入れて、無駄な遊びをカットして直ぐにサスが動く様にしたからだと思います。
そんなこんなで、ダラダラ楽しく練習しているうちに、時間は1600時過ぎ。そろそろ帰ろかーという事で撤収しました。
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