先日6日に、XR230“パンツァーファウスト号”のクラッチを模擬レースで滑らせてしまい、それでもデコボコランドのラストランを走りたかったので、無理を言ってバイクを直してもらい、ラストランに駆けつける事が出来ました。
走り出してみて直ぐに判ったのは、ちょっとした凸凹やギャップに突っ込んでも、ガシャンとくる感じがなく、バネが衝撃を受け止めているのを感じました。ちょっとした強化スプリングを入れた様な感じです。路面に対する追従性もよく、よく働くフロントフォークになりました。しかし、その一方で、ちょっと走っただけで、CRFの様に手が痛くなってきました。常時、地面からの振動が手に伝わっている感じで、ひどく手が痛いです。この点は、XR230らしい優しさがなくなった感じです。
本コースを2周走ったあと、今度はウッズコースへ。手に伝わる振動はますまず激しく、結構しんどい感じです。また、微妙に旋回性が悪くなった様にも感じましたので、4連つづら折りには行かず、一旦パドックに戻ってフロントフォークの突き出し量を変える事にしました。
さて、乗ってみましたが、さっきに比べたら大分楽。手がかなり楽です。それでいて、しっかりフロントフォークが仕事してる感がある、という感じでした。大分楽なんですが、もちっと楽にならんかなー、という感じです。5mm付きだしを増やしてこんなに楽になるなら、10mm出したらもっと楽じゃないか?と思いました。
ウッズの方も走ってみましたが、さっきに比べたら、かなりソフトになった感じです。そのまま、4連つづら折りに進入したのですが、一つ目の坂のコーナーで曲がり切れず転倒。前回はまったくのノーミスだったのに、自分でも意外といか、驚きました。その場で頑張ってもクラッチ焼いてしまうのは目に見えていたので、無理せず後退。しかし、バイク下ろすのも結構難儀な坂なので、下ろした時には疲労困憊。そのままパドックに戻りました。
そのままウッズに進入し、4連つづら折りにも入ったのですが、4つ目の坂を失念してて、慌てて車速が落ちた状態で坂を上ったら、坂の上の方でエンストしてしまいました。まぁ、坂を登るつもりでコーナーを曲がらなかったというのもあるのですが、やはり前に比べると曲がりにくく、それで車速も上げられなかった様なところがありました。まぁ、無理せず下まで下ろして再チャレンジしてクリア。今回は出来る限りクラッチに負担をかけない様に走りました。
理屈の上から行けば、20mm突き出せば、カラーを入れる以前と同じ位置にハンドルが来ますし、ハンドルのクランプの高さも十分あるので、やろうと思えば20mm突き出せます。しかし、なんぼなんでも20mmは多い気がしましたので、15mm突き出して、午後からテストする事にしました。
午前中から3回もフロントホイールを外したり付けたりしてるので、いい加減くたびれてたのですが、せっかくのアドバイスです。4度バラして、キャップを外してワッシャーを抜きました。このワッシャーは、アルミのカラーが鉄のスプリングで削れないための物だと思うのですが、確かに真ん中に6mmほどの穴が開いてます。しかし、まったく穴開いて無い訳でもないのに、これではエアの通りが悪いそうです。ともあれ、キャップを締めて、突き出し量は10mmに戻して走ってみました。
違いはテキメン。先ほどと同じ様に、しっかりとサスが仕事をしつつ、初期は柔らかい感じで、手の疲れる感じがなくなって、これまでのXR230らしい走りに戻りました。どうやらこれが正解の様です。本コースでも出来る限りジャンプを飛んでみましたが、よほど変な落ち方をしない限り、多少のギャップがあってもガツンと来ず、気持ちよく飛べる様になりました。
もはやウッズは行かず、本コースばっかり走る事にしたのですが、XR230が来た時に比べて、パワー、ピックアップ、サス、どれも良くなっていて、思いっきり走らせる事が出来ました。そういえば、自分が初めてデコボコランドに来たのは、2009年2月11日の事でその時はXR250に乗ってましたが、乗ってるバイクの性能は今の方が断然良いですし、走りだってその頃にしたかった走りです。あの時のヨタヨタした走りを思い出したら、思いもかけずボロボロと涙が溢れて来ました。今まで、この趣味を通じて色々ありましたし、バカにされる事も多々あった訳ですが、自分がやりたかった事はこれだったんだ、と思ったら、涙を止める事が出来ませんでした。
最後の周回では、GoProのバッテリーが切れて動画が撮影出来なかったのですが、どこまでジャンプが飛べるか、思い切って飛んでみました。確かに、飛んだら危ないジャンプってのもあるのですが、単純なコブやテーブルなどは、ドンドン飛距離を伸ばす様にしました。そして最後の周回の最後のテーブルは、キレイに飛び切ってラストランを終えました。
記録を見ると、自分がデコボコランドにあしげく通う様になったのは、2012年になってからでした。初めて訪れた2009年から3年間は、余り行っていなかったのです。それは、スクールに専念して通っていたというのもありますが、難しいコースの印象があったからだと思います。2012年頃になって、ようやく通う気になる練度になった、という事でしょう。
今から思えば、ウチから1時間くらいで行けたコースなのですから、もっと通っておけば良かったかなぁ、と思います。デコボコランドほど、モトクロスもエンデューロも練習できるコースは、他に例を見ません。今更ながら閉鎖が惜しまれます。
しかし、デコボコランド閉鎖の話しは、自分が初めて訪れた2009年始め頃にもあって、それから7年も続いてくれた訳ですから、むしろその事を感謝すべきかもしれません。無名の一個人の自分ではありますが、オーナーさんに感謝を捧げます。
また、余談ではありますが、もともとサバイバルゲーマーであった自分にとっては、デコボコランドはまずサバゲーフィールドとして有名な認識でした。今でこそ、印西市周辺には有料サバゲーフィールドが沢山ありますが、デコボコランドこそはそれらフィールドの嚆矢であった訳です。現役時代には一度もゲームで訪れた事はありませんが、サバイバルゲーマーを代表して感謝を捧げます。
恐らく今日は最後だから、芋洗い状態になるかも〜と思っていたのですが、他でレースがあったり、最終日までに堪能した人が多かったのか、思っていたほどは多くなくて(それでも結構いましたが)、存分に走る事ができました。
■フロントフォークのテスト(突き出し0)
今回はラストランな訳ですが、フロントフォークに20mmのカラーを入れて、プリロードをゼロの状態にしましたので、そのテストをやらねばなりません。コースコンディションは、午前中から砂埃が立つ超絶ドライ。たっぷり散水されてましたが、滑りそうという感じではありません。タイヤの空気圧は、前0.8後0.7。まずは突き出し量ゼロから始めました。走り出してみて直ぐに判ったのは、ちょっとした凸凹やギャップに突っ込んでも、ガシャンとくる感じがなく、バネが衝撃を受け止めているのを感じました。ちょっとした強化スプリングを入れた様な感じです。路面に対する追従性もよく、よく働くフロントフォークになりました。しかし、その一方で、ちょっと走っただけで、CRFの様に手が痛くなってきました。常時、地面からの振動が手に伝わっている感じで、ひどく手が痛いです。この点は、XR230らしい優しさがなくなった感じです。
本コースを2周走ったあと、今度はウッズコースへ。手に伝わる振動はますまず激しく、結構しんどい感じです。また、微妙に旋回性が悪くなった様にも感じましたので、4連つづら折りには行かず、一旦パドックに戻ってフロントフォークの突き出し量を変える事にしました。
■フロントフォークのテスト(突き出し5mm)
とりあえず、突き出しを5mmにしてみる事にしました。しました、とは言うもんの、する為には、ブラケットのアッパーとロアーのボルトを緩めて、フロントホイールを外さねばなりません。現地でやるには面倒な作業ですが、やらん事には仕方ありません。実はスケールも無かったので、サグ出し様の巻き尺を使うほかなくてやりにくかったです。ともかく、左右で長さが違ったら困るので、慎重に作業しました。さて、乗ってみましたが、さっきに比べたら大分楽。手がかなり楽です。それでいて、しっかりフロントフォークが仕事してる感がある、という感じでした。大分楽なんですが、もちっと楽にならんかなー、という感じです。5mm付きだしを増やしてこんなに楽になるなら、10mm出したらもっと楽じゃないか?と思いました。
ウッズの方も走ってみましたが、さっきに比べたら、かなりソフトになった感じです。そのまま、4連つづら折りに進入したのですが、一つ目の坂のコーナーで曲がり切れず転倒。前回はまったくのノーミスだったのに、自分でも意外といか、驚きました。その場で頑張ってもクラッチ焼いてしまうのは目に見えていたので、無理せず後退。しかし、バイク下ろすのも結構難儀な坂なので、下ろした時には疲労困憊。そのままパドックに戻りました。
■フロントフォークのテスト(突き出し10mm)
突き出し量を10mmにして再度テストしてみました。5mmの時よりもさらに手に掛かる衝撃が減り、乗り易くなった感じです。まぁ、考えてみたら、これまでは今よりもさらに10mm低い位置にハンドルがあった訳で、それで慣れて来た、というか、それがベストに感じていたのだから、むしろ今でも位置は高いくらいです。そのままウッズに進入し、4連つづら折りにも入ったのですが、4つ目の坂を失念してて、慌てて車速が落ちた状態で坂を上ったら、坂の上の方でエンストしてしまいました。まぁ、坂を登るつもりでコーナーを曲がらなかったというのもあるのですが、やはり前に比べると曲がりにくく、それで車速も上げられなかった様なところがありました。まぁ、無理せず下まで下ろして再チャレンジしてクリア。今回は出来る限りクラッチに負担をかけない様に走りました。
理屈の上から行けば、20mm突き出せば、カラーを入れる以前と同じ位置にハンドルが来ますし、ハンドルのクランプの高さも十分あるので、やろうと思えば20mm突き出せます。しかし、なんぼなんでも20mmは多い気がしましたので、15mm突き出して、午後からテストする事にしました。
■フロントフォークのテスト(突き出し10mm&ワッシャー抜き)
お昼に振る舞われた赤飯を食べようと箸をつけたところで、バイク屋さんから電話が入りました。曰く、カラーとスプリングの間に入ってるワッシャーを抜け、との事。何でもワッシャの穴が小さくて、エアの通りが悪くなって、エアダンパーが効かない状態になっているとの事。それで手にくる衝撃が大きくなっているらしいです。午前中から3回もフロントホイールを外したり付けたりしてるので、いい加減くたびれてたのですが、せっかくのアドバイスです。4度バラして、キャップを外してワッシャーを抜きました。このワッシャーは、アルミのカラーが鉄のスプリングで削れないための物だと思うのですが、確かに真ん中に6mmほどの穴が開いてます。しかし、まったく穴開いて無い訳でもないのに、これではエアの通りが悪いそうです。ともあれ、キャップを締めて、突き出し量は10mmに戻して走ってみました。
違いはテキメン。先ほどと同じ様に、しっかりとサスが仕事をしつつ、初期は柔らかい感じで、手の疲れる感じがなくなって、これまでのXR230らしい走りに戻りました。どうやらこれが正解の様です。本コースでも出来る限りジャンプを飛んでみましたが、よほど変な落ち方をしない限り、多少のギャップがあってもガツンと来ず、気持ちよく飛べる様になりました。
■ラストラン
フロントフォークのテストがおおよそ終わったので、次はクラッチのテストをしても良かったのですが、4回もフロントホイール脱着してくたびれてしまったので、あとは自分の好きな様に走る事にしました。なんと言っても、今日ででデコボコランドは終わりです。自分なりの感傷たっぷりの走りを楽しむ事にしました。もはやウッズは行かず、本コースばっかり走る事にしたのですが、XR230が来た時に比べて、パワー、ピックアップ、サス、どれも良くなっていて、思いっきり走らせる事が出来ました。そういえば、自分が初めてデコボコランドに来たのは、2009年2月11日の事でその時はXR250に乗ってましたが、乗ってるバイクの性能は今の方が断然良いですし、走りだってその頃にしたかった走りです。あの時のヨタヨタした走りを思い出したら、思いもかけずボロボロと涙が溢れて来ました。今まで、この趣味を通じて色々ありましたし、バカにされる事も多々あった訳ですが、自分がやりたかった事はこれだったんだ、と思ったら、涙を止める事が出来ませんでした。
最後の周回では、GoProのバッテリーが切れて動画が撮影出来なかったのですが、どこまでジャンプが飛べるか、思い切って飛んでみました。確かに、飛んだら危ないジャンプってのもあるのですが、単純なコブやテーブルなどは、ドンドン飛距離を伸ばす様にしました。そして最後の周回の最後のテーブルは、キレイに飛び切ってラストランを終えました。
記録を見ると、自分がデコボコランドにあしげく通う様になったのは、2012年になってからでした。初めて訪れた2009年から3年間は、余り行っていなかったのです。それは、スクールに専念して通っていたというのもありますが、難しいコースの印象があったからだと思います。2012年頃になって、ようやく通う気になる練度になった、という事でしょう。
今から思えば、ウチから1時間くらいで行けたコースなのですから、もっと通っておけば良かったかなぁ、と思います。デコボコランドほど、モトクロスもエンデューロも練習できるコースは、他に例を見ません。今更ながら閉鎖が惜しまれます。
しかし、デコボコランド閉鎖の話しは、自分が初めて訪れた2009年始め頃にもあって、それから7年も続いてくれた訳ですから、むしろその事を感謝すべきかもしれません。無名の一個人の自分ではありますが、オーナーさんに感謝を捧げます。
また、余談ではありますが、もともとサバイバルゲーマーであった自分にとっては、デコボコランドはまずサバゲーフィールドとして有名な認識でした。今でこそ、印西市周辺には有料サバゲーフィールドが沢山ありますが、デコボコランドこそはそれらフィールドの嚆矢であった訳です。現役時代には一度もゲームで訪れた事はありませんが、サバイバルゲーマーを代表して感謝を捧げます。
コメント