毎年、年明け早々の練習はいつやるかで悩むのですが、それもそのはず、寒いですし、朝起きるの辛いですし、コースは凍ってるのが融けてグチャるし、快適にはほど遠いからです。とはいえ、ウチでごろごろしてるのも何なので、お友達を誘って練習する事にしました。XRは改装工事でバイク屋さんに預けてるので、久々にCRF250R“モルゲンシュテルン号”に搭乗です。
■筋肉痛と正月太り
一応、朝0600時には起きたのですが、案の定、寒い訳でなかなかベッドから出れません。毛布の中でネコとウダウダやってたら二度寝してしまいそうなので毛布を剥いだのですが、そのまんま二度寝してしまい、30分後、軽く喉がイガらっぽくなって目が覚めました。ところで、金曜日の晩にスポセンでトレーニングしたのは良いのですが、身体のあっちこっちが筋肉痛で、しかも、おケツまで筋肉痛になってしまい、身体が動かしにくい感じ。さらには正月太りの影響で、ウェアからニーブレース、はてはブーツまでキツいという有様で、こりゃ〜どないかせないかんね〜、という感じです。ともあれ、バイク乗って身体を服に合わせる事にしました。
そんな訳で、まずはウォーミングアップに初級コースを走ってみたのですが、やっぱりモトクロッサーって、加減速Gが大きくて、かつ何かしらガツガツとした感じだなー、と感じました。ずっとフニャフニャのXRばっかり乗ってるのが良くないのでしょうが、どうも最近CRFに乗るとシンドイ、というイメージが先行してしまいます。結局、10分も乗ったら手と前腕が痛くなって、辛抱たまらず中断。XRだったら40分くらい走れるのに、大きな違いです。
今回は路面がドライコンディション、という事で、確かに走り易かったのですが、それでも所々湿ってる所はあって、うっかり滑りそうになりました。しかし、滑らないところで姿勢を固めて、そのまま通過する事が出来ました。こういう咄嗟の時に、グループセンタジーやViPRの効果が出てる様な気がします。
前回いつ乗ったか忘れるくらい
最近あまり乗らないCRF250R“モルゲンシュテルン号”
久々の登場の割には、一発でエンジン掛かりました(汗)
なんだか、このバイク
最近、手が痛いイメージなりました
2年ほど前まで、そうでも無かったのになぁ〜
■曲がりにくい印象
一旦休憩して手の痛みを引かせたあと、初級コースをもう一度走って身体が馴染んできたのを確認してから、本コースの試走に行きました。話しの通り、ほぼベスコン。部分的に湿っている所はあるものの、滑るほどではなく、むしろ初級コースより路面的には走り易い感じでした。セクションも部分的にいじってあるところがあり、やはり飛ばなかったらボッコンと落ちてしまうセクションが多いのですが、久々という訳でもないので、心して取り組む事が出来ました。その様な訳で、試走のあと、休憩してから、いよいよ本コースの走り込みを始めました。最初は2速でゆっくり走り、慣れて来たらアクセル開けれる所はあけ、飛べるところはショートしてでも飛んでみて、具合を確かめました。ここで感じたのは、XRとは別の意味で手が痛くなる、という事でした。XRの場合はサスがプアーで直ぐ底付きするので、衝撃が手や腕、肩に来るのですが、CRFの場合はサスが固くて衝撃が来る、という感じです。ショートした時の衝撃が特に大きい訳です。そうなると飛ぶのも嫌になり、飛ばんでも良い車速で走ろうか、という具合になる訳です。
まぁ、ジャンプなんか飛ぶつもりがなければ飛ばなきゃ良い様なもんですが、コーナーは曲がらない訳には行きません。ところが、旋回性の良いXRで身体が慣れたせいか、以前以上にCRFでのコーナーリングがしんどい感じです。一応は姿勢とかも気を使っているのですが、身体固いし筋肉痛だしで、思う様に曲がれない感じです。
■ダンパー調整
お昼を食べながら友人と「ぶっちゃけた話し、CRFよりもXRの方が乗ってて楽しいんだよな〜」みたいな愚痴を垂れてたのですが、そんなにサスが固かったら、ダンパー調整してみよう、という事になりました。とはいえ、自分にとってサスのセッティングというのは、キャブのセッティングと同様、オフロードバイク三大ブラックボックスの一つです。ぶっちゃけよう判りませんので、ダンパー調整なんかした事ありません。そもそも、「ダンパー調整」という言葉もこのレポートを書くためにネットで調べて判ったくらいで、現地では押してくれた友人含め、その言葉が出てきませんでした(爆)具体的にはどうしたのかというと、フロントフォークの上に付いてるダンバーのアジャスタースクリューを、マイナスドライバーを使って取りあえずSに4クリック回して乗ってみました。するとさっきまでガッツンガッツン手に来てた衝撃がなくなって、非常にソフトな感じになりました。ただし、そうすると今度はリアの方がバンバカ跳ねられてるのが感じられたのさ、再調整。
さすがに4クリックでは柔らか過ぎという事で、フロントは3クリックに戻し、リアショックの上に付いてるアジャスターをSに2クリック回して乗ってみました。さっきに比べるとフロントの柔らかさはマシになったものの、もうちょっと。逆にリアは凄く柔らかくなってジャンプなどで相当沈み込むのか、何にもしてないのに飛距離が一気に20%増しくらいに。ただし、着地の時もボヨンという感じなので、再度調整。
3回目は、フロントをS2クリック、リアをS1クリックにして乗ってみました。フロントは手や腕に負担が来ない程度に固すぎず、かつ柔らかすぎず。リアは2クリックの時よりも反動が減った感じがしますが、むしろ腰が強くなった感じです。取りあえず、これで暫く乗ってみる事にしました。
ウチに帰ってから、フロントフォークの上のアジャスターは伸び側ダンバー、リアショックの上のアジャスターは圧側ダンパーである事が判ったのですが、今回は前は伸び、後ろは圧だけでしか調整しておらず、その逆は何も手を付けてません。付けようにもイマイチ理屈が判らないので(故にブラックボックスなんですがw)、手の付けようも無かった訳ですが、体感的に相当しんどさが軽減されました。ちなみに、リアショックのプリロード調整は、以前に指摘されて、サグ出しらしい事はやったのですが、これまた適当に締めただけです。いずれ、きっちり調整したいと思います。
■まとめ
こんな具合で、体感的にあまり衝撃が来なくなったのですが、その頃にはたいがい身体が疲れてて、時間も1500時回っていたので、数周走って練習を終わりにしました。最後はタイトコーナーでボテ転けしたのですが、今まで以上にサスが沈んで曲がり易くなって、調子こいてたら転けた、みたいな転け方でした。まぁ、疲れてたんでしょう。その他としては、調整を行うよりも前に出る感がある様に感じました。ちょこっとドライバーでアジャスター回しただけなのに、エライ違いだなーと感じました。実のところ、元々メカ音痴という事もあって(サバゲー時代では、電動ガンの整備は得意な隊員に丸投げしてた)、バイクも買って来たまま、調整もセッティングもせずそのまま乗って来たのですが、乗りにくいのを乗りにくいと感じる事無く、これまでやってきた訳です。しかし、久々にトレール車に乗って違いを感じたからこそ、もうちょっと何とかならんのか、という事で調整する気になった訳です(XRの方ももうちょっと何とかならんのか、という事で相当手を入れてる)。
違いというのは、違うものを2つ比べてみて、初めて判るもんだなぁ、と改めて感じました。XR230買ったのは、別の意味でも価値があったかなー、と感じながらウチに帰りました。
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