先月の練習で左膝を捻って、しばらく練習もお休みしてたのですが、その間にさらにXR230“パンツァーファウスト号”に改装を加え、かつガタガタになってたニーブレースも修理に出し、いつでも走れる様に準備しておきました。問題は身体の方で、今年の5月くらいの時と比べると、全体的にいろんなところが衰えた様な感じで、なかなか頑張りが利きません。頑張るとケガしたり病気したり、といった感じです。なので、無理しない程度に頑張る方針です。
■改装の感想
事前に聞いていた話しによれば、午前中はあちこち滑りやすくなっているものの、午後は相ベスコンになるという事でした。だったら午前中は初級コースで十分に改装したXRを乗り回してやろうと思いました。何せ前回は、1時間乗るつもりが膝捻って5分で終了しましたから、ちょっとフラストレーション溜まったままだったのです。走り出して感じたのは、クラッチレバーもブレーキレバーも軽くなった、という事でした。今までは結構コジコジした感じだったのですが、スッとレバーを絞れる感じです。レバーが軽くなって操作性がアップしたお陰で、以前よりも遥かに乗りやすくなった感じです。CRF250Rの物に換えて正解でした。ちなみに、クラッチケーブルはフレームに縛着してあるのですが、ハンドルを切っても引っ張られる事なく、前の様にエンストしなくなりました。
次に感じたのは、フロントの軽さ。メインキーを外しただけなのですが、かなり軽くなった様に感じました。具体的には、ギャップでうっかりフロントがよれても、抑えて振らつかなくなりました。思うに、リアはキロ単位でないと軽さを体感できませんが、フロントは500g違うだけで相当な違いに感じます。
最初はゆっくり走ってたのですが、それでも感じるのはピックアップの悪さとサスの弱さ。負圧式キャブのトレール車だから仕方ないと言えばそれまでですが、どうしても立ち上がりが遅い。良い感じにエンジンの回転が上がった頃には次のコーナーという感じ。そしてサスの弱さは、どんな小さいジャンプでも、ちょっと飛ぶとフロントサスが底付きして、衝撃が身体に来てしまいます。なので、底付きしない様に、無理して飛ばない様にしなければなりません。まぁ、元がトレール車ですので、そんなに飛ぶつもりもないのですが、「ちょっと飛んだ」だけで底づく様では、あまりにも貧弱というものです。
■慣熟走行
取りあえず、午前中は左膝の調子をみるためにも、初級コースでのんびり走る事にしました。聞けば本コースの方は午前中は結構滑りやすいらしいので、午後まで待ってコンディションが良くなるまで待とうという訳です。今日はどうした訳か、人がホントに多くて、その分本コースを朝から走る人も多いので、午後には地ならしされて良い感じになるはずです。まずはゆっくり走って、自分の身体の調子や改装したバイクの調子を見ましたが、膝の方は案外大丈夫そうです。まぁ、うっかり転けたり足着いたりしなければ大丈夫でしょう。この段階になったら、ボチボチ使わないと膝が鈍ってしまいます。
人が多いだけに、初級コースも結構賑わっていたのですが、慣れて来たところで自分と似た様なレベルの人を追いかける様な走り方に切り替えました。その人を追い抜くか、その人が走るのを止めるまで、追いかけ続けるという訳です。次々と標的を切り替えて、延々走り続けました。そして、いい加減飽きた所で一旦パドックに帰り、エンジンのアワーメーターを見てみると、37分ほど走っていました。いつもなら大体10分も走ったら、飽きるか疲れるかして帰ってくるのですが、レースでもないのにこんなに走るのは自分的には珍しい事です。
お昼休みまで時間があったので、第2走行きました。今度もやはり仮想敵を(勝手にw)設定して、その人を追いかける練習。上で述べた様に、あとちょっとの所が足りない乗り味で、競争するにはチトしんどいところもあるのですが、それを踏まえた上でガンガン走る様にしました。そんな訳で、第2走は42分走りました。
■CRF230Fを実測
ところで、今回参加された人で、CRF230Fをレンタルした人が居たので、フロントフォークなどを採寸しました。そこで判ったのは、インナーチューブの径はXR230もCRF230Fも同じ37mmでアッパーブラケットのフォークの間隔も同じ。ただ、長さはCRF230Fの方が長くて、インナーチューブが52cm、アウターが38cm(XR230はそれぞれ49cmと36.5cm)で、全長は約90cm。これは足長加工したXR230のフロントフォークの全長とほぼ同じでした。これから判った事は、まずXR230を調達直後の改装で、ファットバー化する為にZETAのハンドルバークランプキットを買おうとしたら、XR230のが廃盤になってて断念したのですが、CRF230Fのは出てますので換装が可能という事です。しかも今はメインキーレスにしてますので、ポン付け可能です。もっとも、買えば2万円強はしますので、金欠の今となっては、ちょっと思案のしどころです。
そんな事よりも、もっと大事なのは、サスの強化をどうするか、です。一番手っ取り早そうなのは、CRF230Fのフロントフォークに換えてしまうという事でしょうが、これはこれで結構なお金が掛かります。実車でどの程度違うか試しましたが、まぁ、XR230よりはちょっと強いかな?という感じでした。チューブが長い分、底付きしにくいかも。足長加工をした今となっては、フォークの換装をするのはチト抵抗があります。
その辺りを相談してみたところ、とりあえずスプリングをCRF230Fのに換えてみるのは?とアドバイス貰いました。その上で硬めのオイルに換えて、油面を少し上げたら、変わってくるかもしれません。ついでに、リアサスのスプリングも230Fのに換えたらバランス取れる様になるかも。
ついでにほんのちょっとだけCRF230Fに乗らせて貰いましたが、負圧式キャブでないせいか、XR230よりもピックアップが良くてレーシーな感じでした。
■本コースを3走
お昼に結構がっつり食ってしまったので、かなり身体が重くなってしまったのですが、そんなグダグダしてても仕方ないので、本コースに向かいました。今日の本コースは、ほんと台数が多くて、クローズドエンデューロみたいになっているので、耳を後ろ向けにして、早そうな人が来たら避ける様にしました。ところで、昔の谷田部ESLは、初級中級者向けって感じのレースレイアウト、難易度だったと思うんですが、最近は結構トリッキーになった様に思います。飛ばないとしんどいジャンプとかも結構あって、飛ばずにいるとボコンとフロントが急に落ちて前転しそうな感じになる、みたいなのも結構あります。路面のコンディションが良い時はまだしも、滑りやすい時には初心者の人にはお奨め出来ない感じです(まぁ、その為に初級コースもあるんですがw)。
かくいう自分も、最初の下見ラップの時は、難しくなったなぁ〜とか思いながら走ってたのですが、路面のコンディションはとても良く、どう走っても滑らない感じだったのに助けられました。そして、取りあえず「ここは飛ぶとこ」的な所は飛んでみる様にしたのですが、当然飛びきれる訳もなく、ショートしたりドスンと落ちたりで、むしろ飛んだ方がしんどく身体のダメージが大きい。まぁ、このバイクはそういうバイクって事で、それなりの走りで楽しみました。
結局、本コースの方は5周走ったら休むという感じで、13分、13分、9分の3走走りました(最後は4周)。時間はまだ1時間残ってましたが、のべ116分走ったので、ご馳走様でした。
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