前回に野戦料理で鶏肉と白菜炒めを作ったのだが、今度は豚肉と白菜炒めを作ってみた。前回は岩塩を使ったが、今回は醤油を使う事にした。野戦では野戦糧食の粉末醤油を使ったらしいが、そんなのそこらのスーパーで売ってないので、普通の醤油を使った。




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 今回の飯盒で料理シリーズの最大の収穫は、飯盒で炒め物が出来るって事が判った事だ。まずは油を熱する。といっても、アルストなので煙が出るほど熱するに は時間が掛かる。また、そこまでやったら、焦げ付きそうな気もしないでないので、適当なところで肉を投入して、油を肉になじませる様に炒める。


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 肉の色が変わる程度に火が通ったら、白菜を適当に切って投入する。飯盒いっぱい入れても、かき混ぜてるうちに減って来る。白菜は熱すると直ぐに汁が出て嵩が減る。


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 目分量で豪快に醤油を投入する。こんな料理にレシピもヘッタクレもなくて、勘とセンスで対応する。確実に言えてるのは、いきなり濃くしてしまうと薄めるのは大変なので、薄いかな?程度にしておいて、あとで味を整える様にするのがポイントである。


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 飯盒いっぱい白菜入れたはずなのに、醤油入れてかき混ぜてたら、肉しかない様な感じになった。塩とか醤油を入れると、浸透圧の関係でさらに野菜から汁が出て、野菜の嵩が減るのである。


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 二次三次と野菜を投入し、とうとう残りの白菜全部を入れてしまった。結構時間かけてかき混ぜているので、ちょっと生煮えチックだった肉も徹底的に火が通り、白菜の味も良く出ていい感じ。この段階になると、炒め物というより煮物チックになっている。


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 豚肉300gと白菜半玉を使ったのだが、仕上がりは飯盒半分くらいの量である。まぁ、2人分のオカズかな。食べてみたが、やはり塩より醤油の方が味が濃厚で美味い。醤油しか使ってないが、白菜の汁といい感じにマッチングして、ご飯何杯でもイケそうである。

 今回のは、レシピもヘッタクレもないのだが、ようは感覚的であっても、かつ飯盒であっても、それなりのオカズが作れる事を証明した。まぁ、いきなり飯盒はハードル高い人は、自宅でフライパンなり行平鍋なりで研究してからチャレンジしてほしい。