「軍隊調理法」に載ってるレシピで、飯盒だけで作れるものはないかと思って、まず見つけたのが削節佃煮。削節というのは、いわゆる鰹節の事であるが、鰹でない削節もある。昔、猫にキャットフードを与えるという思想がなかった頃は、削節を与えてたのだが、たしか鰹以外の安いのをやってた記憶がある。まぁ、今回は鰹節を使ったのだが。
レシピでは一人前30gの削節を使うと書いてあったが、あいにく15gしか残ってなかったので半人前を作る事にした。生姜はチューブのおろし生姜があったのでそれを使う事にした。また、飯盒本体を使うより、蓋使った方がやり易そうな気がしたので、それでチャレンジした。
今回はガスストーブを使ったのだが、努めて弱火を心掛ける事。でないと、醤油が煮たって焦げてしまう。トロ火でゆっくりしっかり砂糖を溶かし、生姜を投入する。
次に鰹節を投入する。すでにこの時、結構蓋が熱いので、軍手着用で作業した。鍋掴みを使う手もあるが、野戦ではそんなもん無いと思うので、慎重に作業する。このまま箸でかき混ぜていくのだが、あっという間に汁が無くなる。焦げ付かない様にかき混ぜる。
いい感じに汁気がなくなって、鰹節に万遍なく混ざったら火から下ろす。あまりにも簡単すぎて、正直つまらなかった。ぶっちゃけた話し、醤油に砂糖と生姜を混ぜないなら、火も使わなくても良いんじゃないかと思う。個人的には醤油に鰹節だけでも良いかなーと思う。
味は結構濃いめであるが、ご飯と一緒だと思いのほか美味い。もっとも、オカズがこれだけってのはどうなのよ?と思わないでもない。本来なら、掛子いっぱいにコレがつまっていて、これだけで2合のご飯を食べる事になる。出来れば、他の具材も入れたいところだ。
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