前回前々回とCRFでモトクロササイズwで汗を流した訳ですが、10月にピットクルーカップに参戦する関係で、再びXR230で練習する必要が出てきました。その様な訳で、7月に行って以来のデコボコランドで暫く練習する事にしました。ちなみに、デコボコランドはコースが半時計回りに変わったのですが、変わってからまだ1回しか走っていません。なので、余計事前に練習しておく必要がありました。
■とりあえず、本コース
夏の間はバイクをトランポから下ろすだけで大汗でしたが、晴天でも流石にそこまでは暑くありません。もっとも、これまで汗かく季節には喉越しの良いウーロン茶を飲んでいたのですが、これでは熱中症対策には役立たない事がようやく判りましたので、舌がベタベタしてもアクエリアスを服用する事にしました。さて、それはさておき、今日はXR230“パンツァーファウスト号”だけで練習です。タイヤは前後ともAC10に履かせ替え、オイルも交換済みですので、エアクリーナー用意してタイヤの空気圧見るだけで準備OK。エンジンも暖気もチャッチャと済ませ、さっさと着替えてコースインしました。
一昨日の雨が降ったとの事で、どの程度路面が悪いのかなー、と思いつつ、まずは2速でゆっくりコースを見て回ったのですが、確かに日陰になっている所は湿っているものの、全体的にはドライな印象です。前回来た時よりは走り易い様に感じました。
さすがに2速では遅いので、3速に上げて走りましたが、意外に難しいのがコース後半の右から進入するアップダウン。以前の時計回りの時は、左から入って降りた所の左コーナーが意外に難しかったのですが、今回は登りに進入する所が難しくなっています。地面がぬかっているので、慎重に進入するのでが、斜面を登る車速が少しでも遅いと止まってしまいます。しかも登り斜面の至る所が掘れているので、跳ね上げられて安定感を無くして止まる、という事もありました。1走目は5周入りましたが2回も失敗して、起こしたり、押したり引いたりで、えらい大汗かきました。
■初ウッズ
半時計回りになってからは、まだウッズに入った事がありません。しかし、来月にレースを控えているので、入らん訳にも行きません。2走目からはウッズにも入る事にしました。とはいえ、どんな状態になっているか判らないので、まずは様子見です。さて、ジャンプをガビョンと飛んで、本コースを外れて一つ目のウッズに入ったのですが、さぁ登るぞと見上げた先には、どう考えてもフルサイズのエンデュランさーでさえもステップが引っかかっちゃうんじゃないか、と思えるほどラインが掘れています。いわんやXRなど、絶対無理です。仕方ないので後ずさりして、右のラインに向かおうとしたら、ライン上に3箇所ほど根っこの部分が掘れている。絶対に引っかかるパターンです。しかし、そこしか行けるラインはありません。
そして突入した訳ですが、案の定、フロントから引っかかりました。ここで前のXRなら、半クラ使いまくってクラッチ焼いて終了コースですが、XR230“パンツァーファウスト号”はクラッチをいじってあります。アクセルをある程度開けて、クラッチを一気に繋げば、ポーンとフロントが浮く仕様です。試しにやってみたら、前だったらなかなかつっかかって乗り越えられなかったであろう根っこの掘れた所が、それほどしんどい思いをせずに乗り越えられました。
とはいえ、初ウッズは結構疲れましたので、1周走っては休み、という具合にしました。(転けて起こしてで、結構体力食った)
■ジャンプ
ウッズは、掘れてる所以外は、思いのほかグチャグチャではなく、それなりに走り易かったのですが、それでも滑り易い所では滑って転けますし、転けたら起こすのに本コース1周分くらいの体力を使うので(バイクが重くて難儀する)、走り込みのために本コースだけまた走る事にしました。本コースも陽が当たって朝一番の時よりさらにコンディションが良くなり、自分もバイクやコースに慣れて、少しは開けて走る様になってきました。車速が上がると必然的にジャンプの飛距離も伸びてくるのですが、XR230は上手に飛ばないと、ガシャンと直ぐ底付きするバイクです。単純なジャンプはともかく、ダブルとかフープスは無理して飛ばずに舐めた方が安全ですし(フープスはCRFでも2個飛び出来ませんがw)、またその方が早かったりもします。
さて、その単純なジャンプですが、車速が上がって飛距離が伸びるは結構な事なのですが、どうにもフロントアップで着地してしまう。サスが弱くてリバウンドがあまり来ないのか、ピックアップが悪くてスパッと飛べない、などなどの要素もあるのでしょうが、一番の問題はジャンプの挙動だと思いましたので、ジャンプの度に挙動を思い浮かべながら、丁寧に飛ぶ様にしました。
そうすると、飛距離は抑え気味になってしまいましたが、フロントローで着地出来る様になってきました。それを踏まえて上で、さらに飛距離を伸ばす様にし、サスに負担を極力掛けない形でジャンプする様に心がけました。
■押しが入るとやはりしんどい
この後も、ウッズコースを走ったりしてたのですが、のべ時間で40分くらいしか走ってないのに、結構疲れる。熱中症的な疲れではなくて、肉体的な疲れです。やっぱり120kg近いバイクを起こして、向き変えてってのは、結構しんどいものだと思いました。しかも、一旦転けるとキャブがオーバーフローするので、いくらセルといえども再始動に時間が掛かるのが難点です。その意味で、早さ以上に転けない事の方が大事なバイクです。今回走ってて感じたのは、やはりタイヤはAC10ではダメだな、という事でした。ダメだも何も、今時AC10使ってるのは自走の人くらいなものだと思うのですが、何がダメといっても、よく言われる様に横滑りする事です。ちょっと車体が傾いててクラッチが切れてたりすると、ずるっと来る。正味、心許ないなぁと感じました(今更ですがw)。もし、お金に余裕があるのなら、最近流行のタイヤに履き替えさせたいところです。
今回は夕方から用事があったので、昼過ぎに帰るつもりで、最後2周ウッズを走って帰るつもりで、コースに入りましたが、ウッズで転けて「こりゃ〜、自分が思っている以上に疲れてるかもー」と考え、早々に撤退する事にしました。まぁ、この後用事もありましたので、無理する事もありません。
今日は合計で47分走りましたが、転けて起こして押して、みたいなのを延べで10分以上やってた様な気がします(タイム、アワーメーターのエンジン運転時間)。午前中プラスアルファでこれだけ走れたのは、やっぱりあまり負荷の来ないトレール車だったからかもしれません。
メカ的な所見としては、あれほど悩ましかったクラッチは、チューンのお陰で普通に走ってる分には問題なく使え、安心感を持てる様になりました。ウッズでハマった時も、クラッチを一気に繋いでフロントアップの要領で脱出する事が出来ました。もっとも、本当にハマった時は、スタックベルトで引っ張り上げなければならず、まだまだ腕力頼りのところが多かったです。
強化(というより、パーツを入れ替えただけですが)したクラッチといえど、やはりハマる事が多いと後半はクラッチが熱を持つ様で、切れが悪くなってきました。まぁ、当たり前の事なのですが、そうならない様に走りの方でカバーする必要があるなぁ、と感じました。
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