これまでゴールデンウィークは実はあまりバイク乗ってなかったのですが、今年は前後4日ずつ休みを取ったので、1日置きにバイク乗る事になりました。つまり、8日の間に4回も練習に充てるという、濃厚なスケジュールです。
   XR230“パンツァーファウスト号”は、エンジンとサスのオーバーホールの為、5月中旬過ぎまで帰って来ないので、この4回はずっとCRF250R“モルゲンシュテルン号”で練習です。まぁ、去年の夏以来、ずっとXRに掛かり切りで、CRFになかなか乗れないので、丁度いい案配です。


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このGWはモトクロッサーに乗りまくりです
オイルを上等にして、期待しまくりです





■高性能潤滑油

   さて、今回CRFには1リットル3000円はする高い潤滑油を使いました。シルコリンPro4というもので、粘度指数は10W-40。今まではホンダ純正のG3で10W-30でした。ヤフオクで20リットルのペール缶を大体1.9万円ほどで買ってましたから、リッターあたり950円です。まぁ、指定オイルはG1ですので、G3でも上等なはずと思ってたのですが、それを遥かに上回る高価なオイルを勧められたのでした。
   オイルは高いのが良いか安いのでも良いか、という論争は今でもありますが、個人的な知識としては「旧日本軍の戦闘機が戦後、米軍の上等なガソリンとオイル使ったら、定格以上の性能を発揮した」という話しから類推される様に、上等な油使えば性能が良くなるらしい、という程度の知識しかありませんでした。そこで、XRにシルコリンPro4を入れて試してみたところ、「これが同じバイクか!」と思うほどにグイグイ前に出る感があり、やはり上等なオイルを入れるだけで性能がアップするんだ、という事を体感しました。
   そこで今回、CRFにも入れてみた訳ですが、初心者コースを軽く走っただけで違いがテキメン分かりました。アクセルを開けた時に、前ならばグググ〜っと粘り強いGを身体に受けていて、結構しんどい感じがあったのですが、今回はスス〜っと前に進む感じで身体に負荷が掛かりません。逆に軽くてうっかり開けるのが少し怖い感じです。とにかく軽い!という印象を強く受けました。

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いつもより軽くなった感じのCRF
最初はビックリしましたw


■超絶ドライというか、地面ザクザク

   今度は本コースの方に行ってみました。前回はドライで走り易かったのですが、今回はなんとドライ過ぎて地面が削れて砂がザクザクした感じで、うっかりすると横滑りして怖い感じです。特に4コーナーのチビテーブルと、5コーナ^のテーブル(先週はチビダブルだったのが、やっぱり危ないって事で谷間が埋められた)は、地面がザクザクで頑張りようがなくて、上手な人でないと飛んで処理出来ない感じでした。
   ともかく、怖いと感じる内は無茶は出来ないので、慣れるまでは2速でじっくり走り込みました。2速というのは、
ゆっくりですから速度感がなくて、安全といえば安全ですし、エンブレもキツいですから何かあってもアクセルオフにすれば直ぐ速度が落ちます。その反面で、加減速Gが大きいので意外に疲れる走り方でもあります。以前だと、2〜3周走ったら結構疲れていたのですが、今回はそれほど疲れた感じがしません。やはり同じ様な乗り方してても、エンジンの回転が軽くて、それほど身体に負担が来ない様です。
   そんな具合で、徐々に身体と感覚を慣らして行って、2速で遅いと感じ始めた頃から、3速に上げて走る様にしました。上げたら上げたで、またもスス〜っと前に出て行く感があり、これまでより早く感じます。自分の身体に掛かる負荷は、オイルを変えた事で4速で走った時の負荷を3速で受けてる様な感じがします。それだけ軽くなったのだから、もっと負荷が掛かるほど開けれれば、前より早く走れる理屈ですが、そうなるには時間が掛かりそうです。

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矢印のところが、先週ヤバい感じだったダブルの跡地
今日は谷間が埋められてテーブルになってました

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グアっとアクセルを開けても、あまり重苦しい感じがしません
とても乗り易くなりました


■それでも案外慣れてくる?

   今日は朝から散水があったのですが、それでは当然おっつかなくて、昼休みにも散水がありました。もっとも、散水の効果があるのは、フープスの先の左コーナー辺りくらいで、他は乾いて砂埃が立つ状態のままでした出来れば、4〜5コーナーのところにたっぷり水まいて欲しかったんですけど、まぁ、転けない様に頑張るほかありません。
   午後に入ると、大分身体が慣れてきたのか、3速でも少し遅いと感じる様になってきました。そこで少しずつ頑張ってアクセル開ける様にしていきました。当初の予定では、先週飛べなかった5コーナーの所の元チビダブル現ミニテーブルを攻略したかったのですが、先週以上に地面がグリップしなくて、とてもじゃないが自分じゃ飛べません。午後に入って大分掘れてきてラインが出来てましたが、他のライダーの皆さんもイン側から進入してテーブルを斜めにナメて通過している様でした。まぁ、実際に飛ぶよりその方が早そうな気がします。
   そんな訳で、今回も頑張ったのは、上り坂の2連ダブルとテーブルトップでした。登りのダブルは、やはりコーナー立ち上がってからアクセル開けるタイミングが遅く、開度も足りないらしくて、毎回ショートでした。一度だけウッカリ開いて一つ目のダブルを飛べた事がありましたが、自分が思っている以上に開けないとダメなんだと感じました。まぁ、飛べてない時は大抵そんなもんです。
   テーブルトップは、前はフロントアップ状態で降りてくる事が多かったのですが、今回はアクセルをオフにするタイミングや踏み切りの姿勢などに注意して飛ぶ様にして、徐々にフロントローで降りて来れる様になりました。砂埃が立って視界が悪い事もあって、飛距離を伸ばすのには少し躊躇がありましたが、それでも前回よりは少し伸びたと思います。

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身体捻るたにしさん
グループセンタジー始まる前より、格段に動き易くなった気がします


■今日のまとめ

   今日は午前に初心者コース2周、その後は本コース3周を3本、午後に本コース3周3本と、まったりモードで走りました。朝一番は、上等なオイルの違いに少々驚きましたが、練習が終わる頃にはそれが当たり前になっていました。乗り味とか車速とかエンジンの回り具合といった事は、身体が慣れて行くもんだという事を改めて理解しました。
   確実に言えてるのは、ヘタクソだからこそ上等な潤滑油を使った方が良い、という事でした。これまで、経済的な意味合いから安いオイルを使ってましたが、これでは十分楽しめてなかったのではないか、という気がしてきました。ちょっと回しただけでも、パッと前に出たり飛んだりしてくれる訳ですから、前はあまり挑戦しようと思わなかった事でも、やってみようかと思えてくるところが大きな違いかと思います。その意味で、オイル一つとっても戦力なんだなと実感しました。
   もう一つ感じた違いは、前に比べたら疲れない、という事でした。とすれば、前と同じ程度に疲れるほど走れば(それだけ身体に負荷が掛かるほど加減速すれば)、前よりは少しは早くなる寸法です。もっとも、実際にはそんなに簡単なものではなくて、まだまだ開けれないのですが、おいおい慣れればなと思います。何にせよ、オイル一つで大分違う印象を持った一日でした。

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その様な訳で、お疲れさまでしたーw


一緒に練習したがんトック兄の走り
地面がザクザクで砂埃がスゴかったですw