前回の谷田部練習会では、CRF250R“モルゲンシュテルン号”が不調で、プラグまで交換したのに結局動かず(原因はプラグキャップの締め忘れwww)、XR230“パンツァーファウスト号”で練習と相成ったのですが、今度はXRの方が具合悪くなってバイク屋に入院。前後ホイールのベアリングの打ち替えを済ませたCRFで、やっとこ練習が出来る運びとなりました。実のところ、約2ヶ月ぶりのモトクロッサーでの練習です。
■午前中はグッダグダ
いつぞや谷田部で練習した時はグループセンタジーの疲れが残っててグダグダでしたが、今回はセンタジーと合わせてグループキックもやってるので、やはりグダグダに疲れた状態でした。身体を鍛えるためにやってるのですが、結果として練習やる前からしんどいってのはどうなのよ?と思わないでもありません。でも、このシンドイのが来年の今頃には効果を発揮すると信じて、今は頑張るほかありません。今日が谷田部の練習になったのは、デコボコランドが貸し切りとかで使えないからなのですが、お客がとても少なかったです。皆さん、のんびり準備してて、なかなか誰も本コースの方に走りに行かない。かくいう自分もグダグダしてて、一緒に練習に来た友達をダベったりして、なかなか走り出さないのです。というのも、コースはもれなく滑りやすくなってて、誰か走って地ならししてくれない事には走りやすくならないからです。ですが、考える事はみんな同じとみえて、だーれも走りに行かないww 仕方ないんで、初心者コースで3周走って身体を解したあと(大して解れなかったのですがw)、本コースにインしてみました。
前日に雨が降ったものの、水抜きの工事をしておいたというだけあって、大きな水たまりは無いものの、全般的に滑りやすそうなコンディションです。走り出した時には既に強い日差しが出てたので、日向は直ぐに乾きそうですが、そうなると日陰がツルっと行きそうで怖い。ともかく、最初は2速でダラダラと走ってコースの感じを掴む様にしました。
走り出して3周ほどすると、両手のグリップに当たっている所が強烈に痛くなってきました。自分ではしがみついてるつもりはないのですが、どうもXR230で慣れた身体にはモトクロッサーのパワーは堪える様です。こらいかんなーとか思いつつ休憩しました。
■路面が良くなると走りも良くなる
試走の時はタイヤの空気圧を前0.7後0.6に合わせていたのですが、これでもグリップ感が得られなかったので、前後とも0.1ずつ落としました。まぁ、いくらグリップ感がないとは言え、マディというほどグチャっている訳ではないですし、午後にはコンディションも良くなるでしょうから、この程度で済ませて、あとは転けん程度に頑張るという事にしました。現に2回目、3回目と走りに行くたびに路面は良くなっていて、最初は2速でトロトロ走っていたのが、徐々に一つ上のギアで開けて走れる区間が増えて行きました。しかし、久しぶりのCRFだからか、どうにもクネクネしたコーナーがスムーズに曲がれず、突っかかって行く様な感じです。どうにもクラッチが切りきれてない感じがしたので、遊びを調整すると大分マシになりました。
しかし、3周も走ると手のひらが痛くなるのは相変わらず、こればっかりは慣れるしかないかなー、という感じ。まぁレースではないので、疲れたら休むという風に走りました。今回、コース的に難しいのはフープスで、谷間が深いだけでなく底に泥が溜まっているので、うっかりするとフロントを取られてしまいそうになりました。その点だけ注意しておけば、あとは楽しく走れそうでした。
■ジャンプの善し悪し
前回の谷田部練習ではXR230であとちょっとでテーブルトップが飛びきれる、というところまで来ましたので、今回は完全に飛びきるのを目標に頑張りました。午後にはブルも入って、路面も大分乾き、チャレンジするには丁度いいコンディションです。今回は、一緒に練習に来た友達や、その他の見知らぬ人を仮想敵にして、追いかけたり追いかけられたりして、頑張らなきゃならん状況を作って練習しました。必死に走ってるので、必然的にアクセルの開けもよく、多少の無理もするので、スピードレンジをあげるには良い練習です。
さて、気になるテーブルですが、最初はちょっと遠慮気味でショートして飛んでたのですが、ジャンプに侵入する手前のコーナーで車体寝かしても滑らないと確認してからは、徐々にアクセルの開けを元気よくしていき、飛距離を稼いで飛びきれる様になりました。どれくらいのアクセルの開け方でジャンプに突入し、ジャンプの進入の時の開け直しのタイミングや開け方など、やってみて初めて体感出来る訳ですが、ようやく「やれる!」と自信もってチャレンジ出来る様になったなと感じました。
ただその一方で、常時フロントアップの状態で着地してしまっていて、それがために着地のあとワンテンポ遅れる様な感じでした。フロントローで降りれないのは、ジャンプに進入する時点で姿勢が何か間違っているからだと思うのですが、その改善は次回にしたいと思います。また、巡航速度が上がった上でのジャンプなら、それなりに早く処理出来るのだと思うのですが、ただただポーンと飛んだだけでは、滞空時間がむしろ無駄に長くて、その間に仮想敵に引き離されたり、距離を詰められたりする様な感じがしました。
もっとも、コーナーがスムーズでないので、そっちの方が問題だと思いますが、ベストテクではジャンプもコーナーも 挙動は同じ、という事ですから、どっちも具合悪かったんだと思います。
■今回の感想
久々にCRFに乗った訳ですが、率直に感じたのは「XRで楽しとったらイカンなー」という事でした。XRはとても楽なバイクで、それだけに乗ってても面白いバイクですが、楽なバイクに身体が慣れてしまうと、ちょっとモトクロッサー乗っただけで、手が痛いだのシンドイだのいう訳です。まぁ、それだけモトクロッサーは身体に負荷を大きく掛ける乗り物だという事ですが、エクササイズ的にはそっちの方が良いに違いないと思います。そのXRもメカ的な信頼度においてはCRFの比ではなく(目下、大整備中)、CRFは走りに専念出来て楽しく乗れました。あちらはあちらで楽しいが、こちらはこちらで楽しい、という感じです。むしろXRの方で早く走ろうと思うのは、CRF乗ってるからこそで、CRFでの走りに近い走りをXRの方でもやろうとしてる現れだと思います。しかしながら、しばらく乗ってないと上記の様な状態になりますので、やはり交互に乗って感覚を忘れない様にしていく必要があるな、と思いました。
この練習の前に、前後ホイールのベアリングの打ち替えをやったのですが、その効果は結構出ていた様に思います。前回に比べると、ホイールの転がり方が軽いというか、バイクの機動が軽快になった気がします。ちょっとした事ですが、さすがはモータースポーツの端くれだけあって、メカ的なところもちゃんとしておくと、それなりに楽しんで走れるもんだと感じました。
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