前回の谷田部練習で、バイクも自分も調子悪くて、まともに走れずモヤモヤしてたままでしたので、改めて谷田部エンジョイスポーツランドで走る事にしました。その間、バイクのどこら辺が調子悪いか考えてみたところ、よく考えたらステムのグリスアップは1年くらいやってなくて、リンクも去年の梅雨前にやったっきり。XRの面倒に掛かりっきりで、放ったらかしにしてた結果、あちこち動きが渋くなったみたいです。また、クラッチレバーがコジコジしてたのもワイヤーがダメになったっぽいので交換(アジャスターナット壊しましたw)。取りあえず、真面目に整備して練習に臨みました。
■CRFエンジン掛かりません
天気予報では雨は降らないという事だったのですが(ただし葛飾区の話し)、現地に着いてみるとドヨ〜とした曇り空。雨降ったらヤダな〜とか思いながらCRF250R“モルゲンシュテルン号”をトランポから引きずり下ろし、まずは壊れたクラッチワイヤーのアジャスターナットを取り付け、レバーの調整を済ませてからエンジンを掛けようとキックすると、エンジンが掛からない。そうだそうだ、またエアクリーナーを入れるのを忘れてた、という事で、慌ててエアクリーナーを装着(乾式で付けっぱなしのXRに乗る様になってから、エアクリを付けるのを忘れる事が多いw)。そして改めてキックしたものの、なかなか掛かりが悪い。やっとこ掛かって暖気させ、頃合いを見計らってチョークを戻して、アクセルを少し吹かしたのですが、アクセルを戻した途端、プスンとエンジンが止まってしまいました。まぁ、この時期にはよくある事なので、気を取り直してキックし直したのですが、今度はウンともスンとも言わない。こういう時はFIのタイミングが狂ってる事があるので、キルスイッチを押しながら素早く10回キックして、キルスイッチを話して改めてキックすれば、大抵はババーンと掛かるのですが、全然ダメ。キックするタイミングに合わせてアクセルを開けてもダメ。こりゃ、プラグがカブったかなー、という事で、タンクを外してプラグを交換した(プラグはカブってなかった)ものの、やはりエンジン掛からず。
あれこれ原因を考えたのですが、そう言えば先日、ステムのグリスアップをするのでステムナットを外そうとした時、トップブリッジとフレームの間にキルスイッチが挟まっていて、それを知らずにナットを外そうとしてキルスイッチを一部欠けさせてしまったのですが、まさかそれが原因とも思えない。何にしてもよく解らないし、とにかく動かないのでは仕方ないので、急遽XR230“パンツァーファウスト号”を下し、それで練習する事にしました。
■天気は午後から回復の見込み
これでXRの方もエンジンが掛からなかったら、早々に引き上げてこましたろーと思ってたのですが、さすがに去年バッテリーを替えただけあって、セル2発で元気に始動。エンジン掛かっちゃったからには走らない訳にはいかないですよね。走行代払って、その様な訳で、ヤバいと感じる時は無理せずゆっくり走るという事で、まずは初心者コースでウォーミングアップ。いつもの様に2速で走ったらやたら遅く、そうだ、こいつはFスプロケが10丁で低速トルク仕様だったんだと思い出しました。なので2周目からは3速にあげて走りましたが、思ったほど路面は濡れておらず、大して滑りもしない。体を右左に捻ったりして体を解し、3周ほど走ったところで初心者コースに飽きて、今度は本コースに向かいました。
本コースでも、まずはゆっくりと周回したのですが、所々湿ってヤバげな感じになっている所があるものの、前回来た時に比べれば全然コンディションが良くて、走りやすくなっていました。XRにはずっとトライアルタイヤを履かせているのですが、トリンバで使用する時は前後とも0.3に合わせるのですが、オフロードコースでは前0.6後0.5くらいに合わせます。0.3ではコーナーリングで車体を寝かせた時に、タイヤが変形して嫌な風に横滑りするからです。さりとてモトクロッサーの様に0.9とか0.8にしてしまうと、トライアルタイヤの旨味が全くなくなるので、0.6の0.5くらいに合わせる様になりました。今日のコンディションでもそのくらいが丁度いい感じでした。
■アイドルが上がったり下がったり
カップヌードルのお湯沸かしてる時にはまだパラパラ降っていたものの、お昼が終わる頃には曇っていた空も少しずつお陽さんの光が見える様になりました。十分休憩(といっても、午前中はドタバタしてて1回しか走ってないので、大して疲れてなかったのですが)とったあと、午後の走行。コースに入ってみると、午前中に比べて格段にコンディションが良くなっているのが分かりました。ヤバげな所が少なくなって、どんなに車体を傾けても滑らない感じです。その様な訳で、午前中よりは元気に走ってみる事にしました。走りながら心がけたのは、体に軸を出してちゃんと捩じれているか、という事。前回は体全体がダルダルに疲れていてまったく動かない感じだったのですが、今回はグループセンタジー4回目からか大分慣れていて、動かすのに難儀を感じませんでした。むしろ、CRFよりXRの方が旋回半径が狭いせいか、CRFのつもりで体を捻ると切り込み過ぎて、余計にインに入ってロスが出る事がしばしばありました。
走っているウチにどんどんアクセルを開ける様になっていったのですが、そうこうしているウチに、アクセルを戻してもエンジンの回転が落ちない事に気がつきました。とりあえずクラッチで対応したのですが、そのままではうっかり暴走しても困るので、4周ほど走ってピットイン。ニュートラルに入れても回転は上がる一方だったので、調整ダイヤルを回して回転をかなり落とす様にしました。
そして再び走行。時間を追うごとに路面のコンディションが良くなるので、もうこれでもかとガンガンにアクセル開けたのですが、何たってトレール車ですから、暴力的な加速をする訳でもなく、可愛らしくピューっと走るのが関の山です。しかも今度はコーナーの立ち上がりでストールしそうになるのを、必死でこらえて走っている様な感じ。先ほどアイドルを落とした訳ですが、今度は落とし過ぎの様です。トレール車の癖に相変わらず不素直なバイクです。やはり4周ほど走って(それ以上はしんどくて走れないw)パドックに戻り、またアイドルをいじって今度は大丈夫そうな所に合わせ直しました。
■あと50cm
なんだかんだで時間は1500時。1600時には帰りたいという事で、ラストランに向かいました。今日はほんとに調子が良いらしくて、今まではCRFでもコース後半のテーブルを飛びきろうなんて思わなかったのですが、今日はXRなのにそれを飛びきるべく、毎回挑戦してました。というのも、前回の練習の時に、レンタルのCRF150Fで飛びきろうとしてる人がいて、アレでやれるならXR230でも出来る、と考えたからでした。とは言え、車重は重い、サスは弱い、乗ってる人は重い、という具合で、あまりバイク的にはよろしくないチャレンジです。始めのうちは飛びきる1.5mくらい手前にショートして着地して、思いっきりサスをガッシャン言わせて、下手したらバイク壊れるかも?なんて感じてました。
しかし、それにめげずに頑張って飛ぶ様にして、ショート1mくらいから衝撃が少なくなってきて、これなら飛びきった方が楽かもしれん〜、と考え、ラストランでは(バイク壊れる)損害に構わず飛んでいく事にしました。結果、あと50cmくらいの所までは行ける様になりました。CRFだったら飛びきってる感じです。ジャンプを飛ぶ時に、斜面でタイミングを合わせてアクセルオフにしてましたが、XRの場合は開けっぱで行かないと飛びきらないんでしょうね。前だったら、そんな事したら暴走しちゃう気がして怖かったのですが、今は斜面から離陸する時にスパっとオフにする様にしてますので、怖さ半減です。
テーブルを飛んで180度ターンした後の不規則なフープスは、サスストロークの短いXRではうっかりすると突き刺さる可能性があるので、いい感じに合わせて行くしかなかったのですが、その後の直線がこれまでの加速感では大トロ過ぎる感じがして、走る旅にアクセルをガバ開けしているウチに、最後の方では腕が反り返るくらいアクセル開けて、グリプを「カチッ」と全開にする様になりました。まぁ、全開にしてもフロント10丁の3速の全開ですので、それほど早くはないのですが、アクセルを文字通りに全開にしたのが今日が初めてで、「全開にするのって、こんな風なんだ」と感じました。
こんな具合で、XRならではの走りを楽しんだのですが、スタミナの方はまだまだ回復してないな、という感じでした。前回に比べれば大分マシなものの、それでも4周も走ったら息が上がって頑張りがきかん訳です。週1回の水泳を復活させ、その効果もほんの少しは感じられましたが、今後も鋭意継続して3月のWEXまでに肺活量を戻したいものです。
グループセンタジーの効果も、ほんの少し感じる事が出来ました。もともと固い体をしてますが、今回は大分動いてくれた気がします。あちらの方がもっともっと慣れて、涼しい顔で出来る様になれば、バイクの方でもかなり効果が上がるんじゃないかな、と予感させる一日でした。
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