夏場は暑いのは当然の事なんですが、その上、暑苦しいウェアにプロテクター着けて、股下に高熱発するエンジン挟んで、そこへ持ってきて水泳に次いで全身運動のモトクロスやエンデューロの練習などやろうものなら、熱中症にならん方がおかしい、という事に最近気が付きました。となれば、クールダウンする方法を講じねばならない訳ですが、その方法として、ウーロン茶などのペットボトルを凍らせて持って行って、現地に着いた頃に溶け始めてイイ感じに飲める、というのを前はやってたのですが、凍らすのが面倒くさいという事になり、最近はやってませんでした。
   まぁ、冷たい物を飲んだり食ったりすると、吸収される前に胃で体温まで温度を高めてから吸収するので、高める際に余計に体力使ってバテる、なんて話しもありますので、ヌルイまま飲んでたら良いか〜とかも思ってたのですが、さすがに士気に影響するという事で、急遽、ウォータージャグを調達する事にしました。


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ピーコック魔法瓶工業製
「広口キーパーステンレス製内容器」
という商品名ですが、本当は「SPORTIF」と呼んで欲しいのかも?




■ウォータージャグ前史

   夏場の活動でちべたい飲料を摂るためにウォータージャグを導入する、というのは今回が初めてではなくて、遡る事10数年前、仮想軍隊クラフトフェルト時代に民需品1、軍用品2を使った事がありました。当時のウォータージャグは
、まだ保冷機能しかなくて、米軍で採用されているもの(奇しくも都庁の職員食堂で使われているものと同じもの)も保冷機能しかありませんでした。まぁ、もっぱら夏場しか使わないので、別に保温機能はなくても良さそうなものですが、保冷が出来て保温が出来ないのは、当時は不思議な感じがしてました。
   もっと問題だったのは、実質的には水しか使えなかったという事でした。試みに民需品のウォータージャグにウーロン茶を入れて使ってみたのですが、よく濯いだにも関わらず、後日かび臭くなってしまい、その後、米軍のウォータージャグを採用した際は、水と氷以外投入禁止を徹底していました。
   その様な次第で、便利な様であんまり便利でないイメージが定着してしまい、その後はこの手のアイテムにはあまり食指を動かしませんでした。

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アメリカ海兵隊採用のCAMBRO社のウォータージャグ
この他にもフードコンテナとかありました
CAMBRO社はキッチン用品などを作ってる会社です

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保冷しか出来ないウォータージャグと違い
これは中がステンレス製で魔法瓶と同じ構造になってます



■調達

   先にも述べた様に、あまり冷えた物を摂らない方がいい、という風に考えていたのですが、ここ最近の猛暑はそんな甘っちょろいもんじゃなくて、むしろ腹壊してでも身体をクールダウンさせないとヤバイとか。そんな訳で、急遽平井のホームズに買いに行きました。
   行ってみてちょっと驚いたのは、今はちょっと値の張るウォータージャグ(この場合は、もはやウォーターだけじゃないですが)は、保冷だけでなく保温も可能である事、手入れさえちゃんとやるなら、水だけでなくスポーツドリンクなどもOKである事でした。随分進歩したなーと思いましたが、多少値の張る方は中身が魔法瓶であるとの事。高いといっても4000円くらいの話しです。2000円台のもありましたが、そちらは断熱材の入ったプラ製タンクの様でしたが、そちらは今でも保冷だけなのでしょう。(奇しくも全部売れ切れてました)
   容量も様々で、小さいのは6リットル、大きい物になると9リットルのものまでありました。自分一人なら6リットルで十分でしょうが、他の人もとなると9リットルくらいあった方が良さそうです。しかも、夏場は液体だけでなく保冷用の氷も入れますから、容量は多めの方がイイかな?と思わないでもありませんでした。どのみち輸送はトランポで行うので、大きくてもあまり関係ないなとも思ったのですが、しかしまぁ、人様の事はとりあえず置いておいて、自分の分だけと考えて6リットルの物にしました。
   魔法瓶タイプのキーパーはいくつかのメーカーのが置いてあったのですが、性能や値段は大差がありませんでした。結局、見た目でピーコック魔法瓶工業のものにしました。

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上が6.1リットル、下が9.5リットル
どちらもどうした訳か3980円

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安い物は中国製だったりします
多少高くても、日本製の方が高性能です


■使い方と後始末

   使い方は至って簡単で、中に水なりお茶なりスポドリと氷を入れて蓋をすれば良いのですが、取扱い説明書によると、先に液体を入れてから氷を入れろと書いてありました。察するに、先にガラガラと氷を入れたら、中のタンクがいくらステンレスと言えども凹んでしまう可能性があるからでしょう。
   とりあえず、先日のしどきの練習で投入しましたが、コンビニのロックアイス2袋と2リットルのウーロン茶で、自分一人分は丁度足りました。氷はまだ沢山残ってましたので、もし足りなければもう1本追加しても大丈夫そうです。保冷能力は抜群で、昔の保冷出来ない奴は実用8時間とか言っておきながら4時間もしたら氷が全滅してたもんですが、この魔法瓶タイプはもっと高性能らしくて、氷の持ちもかなり良く、最後の最後までギンギンに冷えたお茶が飲めました。
   問題なのは、このキーパーはスポドリやアルカリイオン水は対応してるものの、ウーロン茶対応とは全く書いてなかった事。先にも書いた様に、昔、ウーロン茶入れて使ってたらカビ臭くなった事もあったので、若干のためらいがなかった訳でもないのですが、「お手入れはクエン酸で」と取説に書いてあったので、意を決して投入しました。
   もっとも、毎回クエン酸って訳にも行かないと思うので、まずは使い終わった後に水を満タン入れて、コック全開にして水排出でタンクとコックを濯ぎ、そのあと放置せずタオルでタンクの中をキレイに拭き上げ、普段使ってない時は蓋を開けて中に常時空気が入る様にしておきました。そうする事で、茶渋っぽさをかなり防げる様です。

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使う時は日陰に置きましょう
いくら魔法瓶タイプでも、本体が茹だっては性能が発揮出来ません

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使った後は、水を入れて濯ぎます
まぁ、水出しっぱにして、他の片付けをやってるウチに完了ですw