実を言うと、今年はレース熱がかなり下がっていて、レースに出るよりもデコボコランドやベストテクコース市貝で、色々チャレンジしたり達成したりする事の方に関心が行っています。「レースに出る実力じゃない」というのは事実その通りですが、退嬰的な意識からでなく、もっと身近なところで頑張りたい意欲が強くなった感じです。また、健康作りの面からすれば、レースでなくても練習でも十分やれる訳ですから、なおの事、レースよりも練習という風に考えが変わってきている訳です。
ライダーズミーティングで、先生が「自分でも転けた」というものごっついタイトコーナーがある事を聞かされましたが、それでも何とかなるだろう的な感じで下見ラップに臨みました。が、ただちにいつもと勝手が違う事に気が付きました。とにかく、なんだかクネクネと細かいコーナーが増えた感じなのです。桑畑に入るコースも直線から屈曲に変わってますし、3年前に右肩の肩鎖関節を脱臼した通称「たにし山」の入口も大回り。そして問題のコーナーは、曲がれるかーと思いつつ案の定転倒。かなり気持ちが沈んでしまって、アクセルの開けも悪くなってしまいました。
取り敢えず試走は無事帰ってきたのですが、「今日はダメ、こりゃ勝負出来ん」と即感じてしまいました。となると、如何に安全に無事に帰るか、それだけがレースの目的です。それは破綻なく走る事と同じ意味だと自分は考えます。早いとか遅いは二の次、という訳です。
この様な感じで、気持ちにかなり余裕を持たせて走ったせいか、とりあえずあくせくした感じはせず、習った事を思い出しながら、テレレ〜っと走り続けました。といっても、やっぱコースは難しく、アクセルも開けられず、走ってる本人が「何だかなぁ〜」という感じ。路面のコンディションが良いだけに、かなり残念な気分でした。幸いな事に、水泳の効果はかなり出ていて、息苦しさはまったくなく、その点では今まで以上に楽に走っていたのですが、楽しんで走るというには程遠い走りでした。
そうこうしている内に、スタートから1時間が過ぎようとした頃、またぞろ左肩の調子が徐々に悪くなってきました。デコボコランドでの練習では、せいぜい30〜40分くらいしか走りませんから気が付かなかったのですが、やはり1時間も走ると段々怪しくなる様です。このまま走り続けたのでは、あとで肩が使い物にならなくなりますので、迷う事なくピットイン。休憩したり肩のストレッチをしたりして、約5分後に再スタート。
去年と同様に、休憩すれば肩の調子は戻る様で、30分ほどはそれなりに元気に走れますが、またも1時間くらいしたらおかしくなる。おかしくなると、アクセルは余計開かなくなるし、しょーもない所で転けもするし、もとより頑張りも利かなくなるので、迷う事なくピットイン。もはや順位は聞かなくても判るので、残り30分転けない様に走って、2.5時間終了。終わってみた時点では、まだまだ余力があったところを見ると、今回はかなりゆっくり走ったんだな、と感じました。
その後、東京から急に呼び出しが掛かり、バイクも洗わずトランポに載せて、表彰式の前に市貝を後にしました。
路面コンディションは凄く良かったのですが
コース割が自分には厳しかったです
というか、何かが足りてないか抜け落ちた感じでした
上手に走れなかったのが頭に来た原因ではありますが、誰のせいでもなく自分のせいなだけに、余計に怒りの持って行き場がなくて頭に来た、といったところです。以前ははなから上手に走れない、と踏んで参加していたので、上手に走れなくて当たり前、むしろ完走しただけでエライ!なんて思っていたのですが、最近はもちっと上手に走れるんじゃ?なんて思う様になった様です。
何にしても、楽しんで走れないというのは、早く走れないとか順位が上がらないとかいうのよりも、問題であると思います。別に仕事でもなく、頼まれて走ってる訳でもなく、自分から進んで参加してるんだから、詰まらない思いを抱えて走るというのは良くない。でも、あまりにもダメダメな走りに嫌気がさしてしまい、そうなると自ずとアクセルも戻ってしまって、コースの途中で何度も止まってしまいそうになりました。
この話しをしたところ、多くの人からご意見を頂戴しました。集約すると、こういう意見でした。
そもそも自分がこのスポーツを始めたのは、社会人やりつつアドベンチュアルな事は出来ないか、という目的からでした。色々あった候補の中で、一番やってみたくなったのが、オフロードバイクのレースでした。始めた当初は、順位がどうの結果がどうのではなく、まずは「やれんのか?」というのが最大の関心事だった様に思います。
レースですから競争ですし、順位が上がれば楽しいのは当然ですが、下手でいつまで経っても上達しない人は、やる資格がないのか、といえばそうではないと思います。だから、「いつまで経っても上達しない」と思うのでなく、「1cmでも1gでも上達したところがあった」部分を楽しんだ方が良いと思います。もしかしたら、最後の最後まで成績出せずに終わる事になるかもしれませんが、それでも「やってて良かった!」と思える様に楽しんで頑張りたいものです。
今回は、レースでの走りの中身よりも、何考えて走ってたかの方により多く反省点がありました。
とは言え、モチュールカップは自分が通ってるスクール主催のレースですから、そこの生徒としては出ない訳に行かない面もあります。開幕戦は右手骨折で欠場しましたが、ようやく右手の調子も戻ってきましたので、第2戦から参戦です。
■前日試走なしのツケ
いつもであれば前日からBTC市貝に入ってコース設営を手伝い、そのあと試走をするのですが、今回は仕事が入ってやむなく当日ぶっつけで走る事になりました。モチュールカップに参戦した当初は、コースが難しくて物凄く苦手意識があったのですが、最近は慣れてきたのか苦手意識はそれほど残っていません。なので試走なしでも、まぁ何とかなるか、と思っていました。ライダーズミーティングで、先生が「自分でも転けた」というものごっついタイトコーナーがある事を聞かされましたが、それでも何とかなるだろう的な感じで下見ラップに臨みました。が、ただちにいつもと勝手が違う事に気が付きました。とにかく、なんだかクネクネと細かいコーナーが増えた感じなのです。桑畑に入るコースも直線から屈曲に変わってますし、3年前に右肩の肩鎖関節を脱臼した通称「たにし山」の入口も大回り。そして問題のコーナーは、曲がれるかーと思いつつ案の定転倒。かなり気持ちが沈んでしまって、アクセルの開けも悪くなってしまいました。
取り敢えず試走は無事帰ってきたのですが、「今日はダメ、こりゃ勝負出来ん」と即感じてしまいました。となると、如何に安全に無事に帰るか、それだけがレースの目的です。それは破綻なく走る事と同じ意味だと自分は考えます。早いとか遅いは二の次、という訳です。
■2.5時間耐久練習
下見ラップスタートの30分後、本戦がスタートしました。どうにも頑張れないと感じた時は、無理に早くスタートしようとせず、ゆっくり後を追う様にスタートです。何よりあのタイトコーナーは鬼門中の鬼門と思うので、追尾車から十分なマージンを取って取り組まないと、下見ラップの時の様にコースを塞いでしまう事になります。この様な感じで、気持ちにかなり余裕を持たせて走ったせいか、とりあえずあくせくした感じはせず、習った事を思い出しながら、テレレ〜っと走り続けました。といっても、やっぱコースは難しく、アクセルも開けられず、走ってる本人が「何だかなぁ〜」という感じ。路面のコンディションが良いだけに、かなり残念な気分でした。幸いな事に、水泳の効果はかなり出ていて、息苦しさはまったくなく、その点では今まで以上に楽に走っていたのですが、楽しんで走るというには程遠い走りでした。
そうこうしている内に、スタートから1時間が過ぎようとした頃、またぞろ左肩の調子が徐々に悪くなってきました。デコボコランドでの練習では、せいぜい30〜40分くらいしか走りませんから気が付かなかったのですが、やはり1時間も走ると段々怪しくなる様です。このまま走り続けたのでは、あとで肩が使い物にならなくなりますので、迷う事なくピットイン。休憩したり肩のストレッチをしたりして、約5分後に再スタート。
去年と同様に、休憩すれば肩の調子は戻る様で、30分ほどはそれなりに元気に走れますが、またも1時間くらいしたらおかしくなる。おかしくなると、アクセルは余計開かなくなるし、しょーもない所で転けもするし、もとより頑張りも利かなくなるので、迷う事なくピットイン。もはや順位は聞かなくても判るので、残り30分転けない様に走って、2.5時間終了。終わってみた時点では、まだまだ余力があったところを見ると、今回はかなりゆっくり走ったんだな、と感じました。
その後、東京から急に呼び出しが掛かり、バイクも洗わずトランポに載せて、表彰式の前に市貝を後にしました。
路面コンディションは凄く良かったのですが
コース割が自分には厳しかったです
というか、何かが足りてないか抜け落ちた感じでした
■走りながら考えてた事
今回のモチュールカップは、これまで参戦した中で、恐らく最も出来映えの悪い走りでした。何が悪かったかといえば、これまでは転けようが下手だろうがしんどかろうが、それなりに楽しんで走ってましたし、何か進歩した部分を見出したり、終わったあとに次への反省点なども見出せたのですが、今回は始終ブツブツ文句タレながら走ってました。こんな風に走ったのは、小学校2年の時に行事で走らされた淀川マラソンや、2009年のベースキャンプED以来です。上手に走れなかったのが頭に来た原因ではありますが、誰のせいでもなく自分のせいなだけに、余計に怒りの持って行き場がなくて頭に来た、といったところです。以前ははなから上手に走れない、と踏んで参加していたので、上手に走れなくて当たり前、むしろ完走しただけでエライ!なんて思っていたのですが、最近はもちっと上手に走れるんじゃ?なんて思う様になった様です。
何にしても、楽しんで走れないというのは、早く走れないとか順位が上がらないとかいうのよりも、問題であると思います。別に仕事でもなく、頼まれて走ってる訳でもなく、自分から進んで参加してるんだから、詰まらない思いを抱えて走るというのは良くない。でも、あまりにもダメダメな走りに嫌気がさしてしまい、そうなると自ずとアクセルも戻ってしまって、コースの途中で何度も止まってしまいそうになりました。
■なかなか芽が出ない人のスタンスのあり方
こんな風にクサった感じになってしまうのは、自分的には頑張ってるつもりなのに、なかなか芽が出ないからです。同年代の人でも、始めて2年もしない内にそれなりに成績上げている人が多い中、自分は「安定のケツから2番目」です。石の上にも3年と言いますから、3年目くらいは辛抱してたのですが、いよいよ5年目に入ってめげてきた、というところです。この話しをしたところ、多くの人からご意見を頂戴しました。集約すると、こういう意見でした。
- 出場するからには順位は勿論大事かも知れませんが...怪我をしないで楽しむ方がもっと大事かと思いますが...。
- 頑張るのは当たり前で結果はおまけみたいなもんかもしれません。この言葉は学生の時によく言われました。結果を求めると辛い心情は理解できますね。
- 跳び箱もよう跳ばん鈍臭かった子が、モトクロスバイク乗ってる事自体が、ワタシら信じられんわww
- 人それぞれ成長速度は違うんだから、ゆっくり成長する人が早熟の人より劣っている事にはならない。
そもそも自分がこのスポーツを始めたのは、社会人やりつつアドベンチュアルな事は出来ないか、という目的からでした。色々あった候補の中で、一番やってみたくなったのが、オフロードバイクのレースでした。始めた当初は、順位がどうの結果がどうのではなく、まずは「やれんのか?」というのが最大の関心事だった様に思います。
レースですから競争ですし、順位が上がれば楽しいのは当然ですが、下手でいつまで経っても上達しない人は、やる資格がないのか、といえばそうではないと思います。だから、「いつまで経っても上達しない」と思うのでなく、「1cmでも1gでも上達したところがあった」部分を楽しんだ方が良いと思います。もしかしたら、最後の最後まで成績出せずに終わる事になるかもしれませんが、それでも「やってて良かった!」と思える様に楽しんで頑張りたいものです。
今回は、レースでの走りの中身よりも、何考えて走ってたかの方により多く反省点がありました。
コメント
コメント一覧
自分も昨日のレースは残念な結果でした。。。
まー、のんびり楽しくやりましょうよ
今回は16/17位でした。
手元に残ってる過去のリザルトを調べてみました。
2010年
R-1 13/14位、R-2 17/20位、R-3 DNF
2011年
R-2 20/20位、R-3 17/18位、R-6 19/22位
2012年
R-3 14/15位、R-4 18/18位、R-6 23/23位
ちっとも浮上しませんな
普通、3年もやりゃ、何かあるもんですけどねぇ〜
結果はともかく、楽しんで走れる様になりたいよねぇ〜
もっとも、楽しんで走ってる時ってのは、それなりの結果も出てそうだけど