これまで膝の靱帯伸ばしたり、肩と鎖骨の関節が脱臼したり(厳密にはそこの靱帯が切れた)、と言う具合に、色々怪我をしましたが、骨折となるとリハビリ以前にまずは骨がつくまでに結構時間が掛かるもので、バイクは言うに及ばず水泳さえ出来ない毎日が1ヵ月近く続きました。色々気を紛らわせるのもそろそろ限界です。
   その気を紛らわすアイテムとして、古い付き合いのToyofusaさんに、キャンティーンカップのフタを取り寄せて貰ったのですが、それが届いたという事で、受け渡しかねがね茨城県石岡市の古墳見に行きませんか、とお誘い頂いたので、ご一緒してきました。


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今回の装備一式。アサルトパックを中心に
食糧、IFAKポーチ、アルストセット、ナルゲンオアシス
武器ポーチ、タオル、などなど

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サバゲーから足を洗った時に、転売せずに残したマリーン・コヨーテブーツ
軽くて歩きやすく、古墳探索に持ってこいです




■常陸風土記の丘

   先月に手の骨を折って、うーうー言いながらトランポを運転して帰ってきて以来、1ヵ月近くトランポを運転していませんでした。ギプスがデカかったり手の自由が効かなかったりで運転できる状態ではなかったのですが、そのギプスも手の平側だけになり、指先も大分言う事が効く様になってきたので、トランポで出掛ける事にしました。
   集合は常磐道守谷SAに0900時との事だったのですが、0700時にウチを出たら0800時に着いてしまいました。谷田部エンジョイスポーツランドなどに行く時は国道6号線を使って行きますので、下道のイメージで予定を考えてました。まぁ、早く着いた分には問題ないので、集合時間まで運転席で仮眠してました。
   予定通り、0900時にToyofusaさんと合流。実は自分はこの日はToyofusaさんについて行けばイイやくらいの考えで、行き先とか全然把握してなかったのでした。そこでまず一等最初に向かったのが、茨城県石岡市の常陸風土記の丘というところ。今回捜索する染谷古墳群のすぐ側にあるとの事で、ここで古墳の情報を仕入れるとの事でした。
   この石岡市というのは、大昔は国府があったとかで、色々な史跡や遺物が出てくるみたいで、それで文化センターを作った様です。しかし、ここの目玉は古代家屋復元広場で、古代から江戸時代くらいまでに掛けての家屋のモデルハウスが展示されている事です。実際に中に入る事も出来たので、「ここで住めるかどうか」という視点で見て回ったのですが、意外だったのが、高床式倉庫より竪穴式住居の方が安心感を感じた事。パッと見た目には、高床式の方が文化的な気がしないでもないのですが、建て付けが良くないのか、なんか床が抜けてしまいそうな感じだし、すきま風は多いしで、住むんだったら竪穴式の方がイイや、と感じました(笑)

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常陸風土記の丘の古代家屋復元広場
まめに修復もされている様で
復元された倉庫に茅が大量に置いてありました

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竪穴式住居の中
意外に風を通さない構造らしくて、これなら住めそうですw


■染谷古墳群

   今回の本来の目的は、常陸風土記の丘の側にある染谷古墳群です。側にあるのは間違いないのですが、雑木林の中です。合計32基あるそうですが、分布図が未入手という事で、雑木林に入って直ぐ判るそれっぽいものだけ見て回る事にしました。
   ところで、今回、というか古墳を見に行く時は毎回らしいですが、Toyofusaさんは頭の上から爪先まで、現用のアメリカ海兵隊の軍装で揃えてきてます。自分もかつて仮想軍隊クラフトフェルトをやってた時は、最終段階ではマリーンの格好をしてたのですが、あれから7年、装備も大分進歩したみたいです。それはともかく、ミリタリーマニアなのでそうした格好をしてるのかなー、といった風に思っていたのですが、雑木林に入ってみて「こりゃ、軍装の方がええわな」と感じました。自分もブーツだけは、昔買った海兵隊のコヨーテブーツを履いていったのですが、歩きやすさとか安全感はかなり高く感じました。確かに軍装なので、多少キテレツ感はありますが、最近の米軍の軍装の多くは、アウトドアメーカーが手がけてたりします。なので、「趣味としてそういう格好をしている」というよりも「その格好の方が機能的」といった感じです。まぁ、若干趣味も入ってますがww
   古墳の方は、風土記の丘の側の雑木林に2基ありましたが、それが古墳だと言われなければ、ただの盛り土にしか見えません。ましてや、それが盗掘の跡と言われなければ、ただの地形の起伏としか見えません。さらに近くの海洋センターの駐車場に、明らかにそれと判る古墳が1基、その脇道に小径で崩されて半分しか残ってない古墳が1基(Toyofusaさんが斜面を足で踏んで、傾斜があったのでそれと判った)、全部で4基見ましたが、このり28基は分布図が手に入ってから、という事になりました。

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染谷古墳群の入口
この看板が無かったら、どこが入口かさえ判りません

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と思ったら、いきなり古墳がありましたw
とは言え、これも古墳だと言われなければ、ただの小山にしか見えません
軍用ブーツ履いてきて正解の雑木林でした

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海洋センターの中にある古墳
石室の石材が1枚だけ残ってました

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小径で恐らく半分削られた古墳
鬱蒼と雑草が茂ってるので、傍目にはどこが古墳か判りません



   ところで、先ほど盗掘の話しがあったのですが、海洋センターの駐車場にある古墳には、石室の石材が1枚だけ残っていました。1枚だけという事はなく、実際にはもっとあった筈ですが、何でも古墳の石室や石棺は、神社の石畳や水路、碑文など、後世の人が掘り出して様々に「活用」したとの事。現にその古墳の側にも、如何にもそれっぽい碑文が立ってたりしました。まぁ、エジプトのピラミッドも表面の化粧石は建材に流用されたと言いますから、洋の東西を問わず、人間のやる事は似たり寄ったりだな、と感じました。

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上の小径の入口に立っている碑文
駐車場の中の古墳に残っている石材と同じ材質の石です

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これなんかは、石室から外したまんまで使っているみたいです


■龍神山プチ・アルストOFF

   古墳探索のあと、キャンティーンカップのフタの威力を確かめるため、風土記の丘から自動車で約10分くらいの所にある龍神山に移動。ここは市営の墓地があるところですが、頂上までちょっとしたハイキングコースになっていて、その頂上でアルコールストーブオフをやる事にしてました。
   龍神山は標高170mくらいという事で、山としては低い部類ではあると思うのですが、アサルトパックに荷物詰めて上がるというのは、去年の自分だったらちょっとしんどいミッションだったと思います。ところが、この1年水泳やってきたお陰か、あまり息を切らす事なく登る事が出来ました。
   この日の予報では、風は結構強いはずだったのですが、山頂に着いてみると意外とそうでもない。吹き晒された状態で、アルコールストーブ使用時の風防やフタの威力を確かめるというのが当初の目的だったのですが、これらなウインドスクリーンはイイや、という事で早速お湯を作りました。フタは無くても湯は沸かせますが、やはりあった方が早く湯が沸きます。しかし、やはり屋内の様に無風という訳ではないので、アルコールの減り方は屋内の倍速い様です。
   今回食べたのは、サタケのアルファ米に常陸風土記の丘の売店で買ってきたダチョウカレー。駝鳥肉を使ったカレーで、ダチョウ王国製です。食べてみた感想は「ヒト噛みなら牛肉っぽい食感」「噛み締めるとダチョウ臭がする」というものでした。実はダチョウシチューというのもあったのですが、カレーにしといて正解だった様です。ちょっと物足りなかったので、サタケのフリーズドライのペペロンチーノの食べましたが、少々硬かったものの、普通に美味しく食べれました。昔の怪しい感じのフリーズドライとは懸絶した出来映えでした。
   いっそ、暴風とか吹いていれば、ネタ的に面白い事になっていたかも知れないのですが、案外普通に出来てしまって、ちょっと拍子抜けです。やはり、アルファ米でなく白米から炊かないと、スパルタンな企画にはならないのかもしれませんw

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龍神山頂上の休憩所
風があれば吹きさらし間違いなしですが
今回は微風だったので風よけなしです

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アルファ米を熱湯で戻している間に
レトルトのダチョウカレーを温めています
今回はLIGHT MY FIREのファイヤースチールを使いました

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お食事風景
こうやって外で食べると、ダチョウ臭のするカレーも
それなりに美味しく食べれますww



と言うわけで、このシリーズ、今後も続けたいと思いますw
gunso_kofun





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