今年は色んな事がありましたが、気が付けば年末。まもなく2012年もおしまいです。地味に長引く怪我はしましたが、それ以外は大きな怪我もなく、無事にベストテク忘年会と最後のスクールを受けれる事に感謝です。
当初の予定では、土曜日のベストテク忘年会の前にスクールを受けて、車中泊はキツイので近所のビジホに泊まって、日曜日に帰ってくるつもりをしていました。ところが、どうした訳か天気予報では、土曜日に雨が降って日曜日は晴れる、との予報。さすがにこの時期に雨に打たれて風邪でもひいたら、年末に帰省できなくなりますので、急遽予定を変更して、土曜日をキャンセルして日曜日にスクールを受ける事にしました。
■フォームチェックで
さて、忘年会から一夜明けて日曜日。しっかり寝たお陰で元気いっぱいでベストテクコース市貝に向かいました。0900時頃に着いたので、いそいそのバイクを下ろして準備。タイヤは角の落ちた練習用のタイヤに換えてきていましたが、コースコンディションはそれほど悪くなさそうなので、良い練習になりそうです。取り敢えず全員コースの中心にバイクを集めて、フォームのチェックから。上級生も初心者の人も、その時々の最新のテーマを習うのがベストテクスクールの特徴です。上級生といえど、盲点はそれなりあったりしますし、ましてや初心者の人はいきなり核心部分を習う訳ですから、目から鱗が落ちるという訳です。
今回もここ最近で習った核心部分をお復習いしたのですが、分かっているつもりになっていても、イザ一人でやれ、となると、身体の動きがギチギチと悪かったりするものです。例えば、コーナーリング姿勢は、どうしても外身が動いてしまう感じ。
ギチギチしてる自分の動きを見て、先生がはたと気が付いた様で、直ちに矯正を受けました。自分は膝や腰をオーバーに動かして姿勢をごまかしてるだけの様です。下半身も派手に動かさない、背筋や肩も固めておく、されども身体を捻って体重心移動を行わねばならない、となると、捻る部分は腹くらいしかありません。よく他のライディング本でも「向かう方向にヘソを向ける」みたいな事が書いてありますが、それとはやり方がちょっと違うのですが、理屈としては同じ感じでした。
■南コースで実感
一通りフォームチェックが済んだところで、南コース走ってみましょう、という事になりました。南コースは昨日の雨で水溜まりが少し出来ていて、出来る限り避けて走ったのですが、泥水がフロントフォークについて、シールが破れそうな感じでした。慣れてきた頃合いを見てピッチを上げてみたのですが、違いは直ぐに判りました。これまでギクシャク感がまだ残っていた奥のダラダラコーナーや、手前のタイトコーナーが、キレイにスパーっと曲がれる様になっていました。これには自分でも驚いてしまいました。これまでは、外身で一所懸命、コーナーリングの姿勢を取ろうとしてたのでしょう、本来固めねばならない所を動かすもんだから、ギクシャクガタガタしてたのだと思います。それが、固める所は固めたまま、グッと体重心を移動させ車体を傾け、向きたい方向に身体と車体を向けれるので、かなり楽です。そして、コーナーからの立ち上がりの加速も、前より入れやすくなりました。
暫く走ったあと、先生から昼ご飯前に初級中級コースでも試してきて、と言われました。行ってみると、こちらも雨上がりなのか、見るからに滑りそうな感じです。いきなりガバ開けしたら滑りそうなので、他の上級生の人の邪魔にならない様に、それでも徐々に開ける様に走りました。中級コースの方はさらに滑りやすく、かつ一つ目のコブの手前が水の溜まったワダチで、水の溜まってない右側のワダチを選ぶと、飛んだらトッチラカッテしまう感じです。
取り敢えず、コーナーが前より遙かに曲がりやすくなったのを確認した上で、お昼にしました。
■スパッとアクセルを切る
今年最後のランチ樹林のお弁当を食べたあと、再び中級コースへ。午前中に比べたら、バイクで掘り返した所が乾き始めていて、大分走りやすくなっていました。取り敢えず、一つ目のコブはうっかり飛ぶと、二つ目のコブに合わせられない感じです。仕方ないので、一つ目のコブは舐めて、二つ目のコブで飛ぶ様にしました。しかし、こないだはドライ路面でグリップも良かったせいか、グイグイアクセル開けれたのが、今回はうっかり滑ったら怖いなー、という事であまり開けられない。実際、ジャンプ飛んだら車体が斜めで着地が怖かった事が何度もあったし。その様な訳で、なかなかアクセルが開けられず、当然飛距離も伸びません。
そうこうしているウチに、路面の状態は前よりは良くなって来て、また感覚もなれてきて、ようやくアクセル開けようという気になってきました。しかし、今ひとつダラーっとしたアクセルの開け閉めになっています。アクセルはパッと切らないと、いつまでもGが身体にまとわりついて、気持ちよく飛べません。ここは一つ、思い切りも必要な訳です。そこで加重とアクセルワークに注意しながら、何度も挑戦しているウチに、5回に1回は踏み切った直後、無重量を感じられる様になりました。やはり、この種の感覚を身に付けるには、繰り返し同じ練習をやるよりないみたいです。
ジャンプの練習をしつつ、より顕著に違いを感じてたのはコーナーリングでした。腹を捻って車体を倒しているウチに、自然にアウト側の肩が高くなっている事に気が付きました。今までは、その姿勢を「作る」為に余計なところを動かしていたらしいのですが、今は勝手にその姿勢に「なる」様な感じです。そして、コーナーリングは以前よりも遙かにやりやすくなっていました。
■エンデューロコースでも確認
中級コースでの練習を終えたあと、本コースをあまり走った事がない人達をエスコートして、習ったコーナーリングフォームを確かめる様に、ゆっくり本コースを走りました。ベストテクコース市貝は、他のコースに比べたらコース幅も狭く、クネクネとしたコーナーが続き、かつそれが登りだったり下りだったりコブがあったりする訳です。つまり、普通の乗り方をしていたら、とても走りにくく感じる訳です。ところが、習った要領で走ってみると、今までにないくらいスムーズに曲がれました。そして初めて、コーナーに進入する前に肩を捻り戻す感覚を理解しました。(でないとインに切り込んでしまう)2周ほど6割くらいの気合いで走ってみましたが、何となくいつもよりも躍動感がある気がしました。フープスも一つ目のダブルは余裕で飛び越す事が出来る様になりました(二つ目はまだ難しい)。コーナーだけでなく、直線に移った時の加速やジャンプの挙動も、ほんの少しだけ良くなった感じです。ベストテクフォームを正しく取れる「コツ」が分かる事はスゴイ事だな、と感じました。
最後に皆さんをエンデューロコースに案内したのですが、この時にはさらにコーナーリングフォームが良くなっている事が顕著に分かりました。今まで曲がりにくくて仕方なかった所や、コーナーでどうしても停止寸前まで速度が落ちてしまうところなど、随分上手にクリア出来た気がしました。この乗り方をもっとよく練習すれば、来年のモチュールカップはかなり期待できそうです。
今日で今年最後のスクールという事で、無事に帰省できるよう、無茶な走りはやらなかったのですが、充分受けた甲斐のあるスクールでした。今年は秋口以降から、スクール受ける度に完璧編が身体に注入されて、走りが格段に良くなってきた気がします。来年はそれをさらに自分の中で熟成させ、よりよい結果を出せる様に頑張りたいです。
コメント
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帰省してゆっくりされるのでしょうか?
来年も楽しみにしています。
12/30〜1/2で帰省いたしますwww
年越しは、神戸方面の古墳を探索したあと、
神戸市の中華街あたりでカウントダウンやろうかと〜