先月参加したクロスカップで、それはもう、エライ目に遭いまくった訳ですが、エライ目に遭いつつも取り敢えずは投げず完走したお陰か、その後に続いたモチュールカップでは今までになく良く走れる様になっていました。以前はただただ苦手、行くだけお金と時間が勿体ない、といった感じだったのですが、ようやく「厳しいコースでも走っておけば他で楽」という気持ちになってきました。鉄は熱いうちに打て、という訳で、今回の練習会となりました。
■またしても
当初の予定では、17日の土曜日に行って、のんびり帰って翌日曜日はゆっくり休もう、という作戦だったのですが、ずっと晴れ続きだったのに土曜日だけ雨の予報。しかも見事に的中した上に、結構な豪雨。しかし、日曜日は晴れるとの予報でしたので、練習会は日曜日に順延となりました。予報通り、日曜日は晴れ。いそいそと出掛けた訳ですが、大体コースはどんな風になっているか予想が付きました。モトクロスコースはツルツルグチャグチャ、エンデューロコースもツルツル。とにかく「危険」の2文字以外の何者でもないであろう、という事です。今回はどれだけスムーズに走れるか、どれだけ開けれるか、という事よりも、安全に、かつ無事に走れるか、の方が大事となりました。
ともかく、バイク降ろして着替えてしまわない事には、いつまでもダベって走り出さないので、ちゃっちゃと準備を進めました。
■モトクロスコースの印象
準備の出来たゆるゆる殿について、まずはモトクロスコースへ。前も走った事がありますが、山の中のコースだけに、ドドーっと上がっていって、クネクネ〜〜っと降りてくる、という印象です。その所々にあるダブルは、飛べないなら舐めて行くしかないのですが、一つ目のコブを通過しようとすると、向こう斜面が切り立っていてドボンと落ちる感じ。それで前に来た時は軽いムチウチっぽくなったので要注意です。しかし、今回もっと要注意は、地面が全般的に湿っていて、泥で埋もれるか滑りやすいかのどちらか。特に難儀したのは、3コーナーから先の大坂で、ヌタヌタになっていてうっかりすると蛇行して止まってしまう。1周目はともかく上まで上がったのですが、その先の左コーナーに差し掛かる前にストップ。地面がヌルヌルで足場がつかめず、再始動に難儀しました。そっから先は予想通りの展開で、ダブルは飛べずに谷間のグチャグチャに足を取られるし、クネクネな下りコーナーは何となく滑りそうで車体傾けられないし、当然ジャンプは飛ぶ気にあまりならない。取り敢えず、走りましたけど、コース攻めるとか楽しく乗るとか、そういうのとは別次元でした。
休憩してから、がんトック兄とるくす君の3人で再びMXコースへ。しかし、やはり3コーナーから先のズルズルの登り坂で止まってしまい、るくす君に手伝って貰ってしたまでバイク降ろし、エスケープルートから脱出。その後、徐々にコツを掴みかけて、スタックする事なく坂を上がれる事もありましたが、何か何か足りてない感じでした。
■KTM200EXCの印象
自分が難儀する3コーナー先の坂を、とととーっと上がっていくがんトック兄を見て、「この差はなんら〜〜」と軽くショックを受けていたのですが、取り敢えずバイク乗らせて貰う事にしました。今年の初めにデコボコランドで乗らせて貰った時は、「アクセル戻してもエンジンの回転がスパっと落ちない」という印象を持っていたのですが、今回乗ってみた印象は、「とにかくトルクあるなー、2stの癖にー」というものでした。あのズルズルの坂も難なく登ってしまうのだから、るくす君をして「スゴイ」と言わしめるものがありました。その反面で、コーナーでの旋回性はCRFに比べると、「フレーム硬いーー」といった感じで、いつもの様な感じで乗っていると曲がってくれません。といって、もっと派手に体捻って車体を寝かしたら滑って転けそうで怖いので、コーナーに入る前にしっかり減速してハンドル切って曲がる感じ。バイクのせいでなく乗り手の練度の問題なのですが、バイクの違いで乗り味が全然違うんだなー、と感じました。
してみると、CRFは非常に旋回性が良くて、コーナーリングの姿勢を取ったら、ある程度は車体の方で曲がってくれているのだと思います。上手な人が乗れば、それはスゴイ旋回を見せるのでしょうが、自分みたいなのが乗ると、いつまでも車体のお世話になりっぱなしなのかもしれません。同じコースを他の人のバイクに乗って練習するのも、一計ではないかと感じました。
■エンデューロコースの印象
午後からエンデューロコースに行こう、と言うことで、がんトック兄、るくす君と一緒に向かいました。デコボコランドと違って、クロスパーク勝沼では、モトクロスコースからエンデューロコースが分岐している訳ではなく(クロスカップの時はその様なコース設定になっていた)、エンデューロコースはモトクロスコースと独立しています。自分はクロスカップでしかエンデューロコースは走った事がなかったのですが、クロスカップでのエンデューロコースより、はるかに短い印象でした。とは言え、決して楽だった訳ではなく、コース入っていきなりストップ。アウト側にラインが出来てたので、底かと思ったら、そこは滑るライン。やっとこスタートしても、行く先々でストップ。今回、前のクロスカップの1速オートマ走法を反省して、2速で走る様にしたのですが、それがストップの原因でもありました。大体止まるのはちょっと勾配付いてたり、地面を掻いてしまう様なツルツルの所で、再発進に手間取る度にがんトック兄が徒歩で戻ってきてくれて、様子見てくれました。
路面のコンディションは、恐らく雨のせいで濡れているのでしょうが、落ち葉が沢山落ちていて、前のクロスカップの時の様な、二進も三進もイヤ〜ンな状態ではありませんでした。それが証拠に、同じ下りでも前回ほどのストレスを感じませんでした。恐らく、路面が乾いてグリップする状態だったら、結構楽しんで走ったかもしれません。しかし、今回はハマる所でハマり、もがき起こして、来た事を激しく後悔する、みたいな連続で、楽しく走るというのにはまだまだ至りませんでした。
■全体的な印象
以前の自分だったら、あのコンディションだったら走りに行くの嫌だろうなー、と思ったのが率直な感想でした。モトクロスコースにせよエンデューロコースによせ、フォームとかアクセルとか言う前に、如何に転けん様に乗るかの方を注意して走らねばならない時点で、気持ち良く乗れてないですし、その程度の練度という事です。しかし、そんなこんなでも、進んで走りに行こうとしたところが、気持ちの上での進歩なんじゃないかな、と思います。クロスパーク勝沼には、10代前半の若い子も沢山いて、これまた揃いも揃って上手な子が多いのですが、その子達に抜かれる度に思ったのは、感覚の乗り物に乗る競技であるからには、理屈よりも感覚が鋭敏な若い子たちの方が、感覚的に様々な路面や状況に慣れていくんだろうな、という事です。「怖い」とあまり感じなかったら自分だって滑る路面でアクセル開けろと言われたら、そうしてるんじゃないかと思う訳です。
しかし、残念な事に、転ければ痛いし、ケガしたら仕事休まなきゃならないし、休みが長期にわたれば職を失いかねない、とかいうのが背景にあると、ズルズル路面はイコール怖い路面という事で、意識で命令しなくても勝手に脳が腕にアクセル開けない命令を出している。しかし、実はその方がよっぽど危ない事もあるのです。感覚が鈍感な部分を、スクールで理論を学ぶ事で補完している訳ですが、それが実際に出来る様になるには、まだまだ先が長そうです。
ゴチャゴチャ色々書きましたが、あと5回ほど行けば、勝沼のコースにも慣れるんじゃないかな、という印象を持って帰りました。
コメント
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またご一緒して下さいm(__)m
レポートには書かなかったけど、今回の練習会では日頃の水泳の威力を
炭熾しで発揮できましたーwwww
次回から、筒状の物を持って行きます〜〜
水泳の威力って、あの、恐怖の火のつかない炭にフーフーしてつけたんでしょうか? すげぇ〜!
コースは、バイクの下が落ち葉かと思ったら、レンガだというオチにまずビックリ! パドックからして、広々とした感じのコースですね。 晴れて、路面もよければ、楽しそうだけど、練習後の渋滞もハンパないのが... 富士山の際を走って、東名から帰ると空いてるとか??
そそ、人間ふいご状態ww
もっとも、ファイヤーさせたのは、こはるの介殿なんだけどね〜
コースの感じは、デコボコランドのアップダウンを激しくした感じかなぁ。
帰りはがんトック兄に連れて帰って貰ったんだけど、
中央道の上野原まで下道の20号線で行くと、比較的早いみたい。
もっとも、そっちは東名使った方が便利なんだっけ?