今年は何があってもモチュールカップだけは通年参加を決めています。第2戦は今も引きずる左肩の負傷で欠場しましたが、モチュールカップは5戦のポイントが有効になるので、まだまだ頑張れます。この調子でいけば、Bクラス年間グランプリ3位を得る事が出来るはずです。まぁ、1位2位と3位の間は、実力がかなり懸絶してるのですが、それでも3位には違いないので、嫌が上でも頑張る決意をせねばならない訳です。
コース設営では、一応長靴を履いたのですが、コースはほとんどドライコンディション。しかも先生が延べ30時間ブルを入れたとあって、平らでコース幅もちょっと広がった感じ。気になる天気も、翌日夜まで降らない予報でしたので、全周使う晴れコースになりました。難しそうなのは、ロックセクションからの粘度路面ですが、ここもロックセクションの下の泥をブルで掻き出したとかで、以前に比べたらかなり走りやすそうになっていました。桑畑コースも獣道もほとんど濡れてないとなると、ハイスピードレースの予感です。
コース設定が終わって、いよいよ試走。日が暮れるのが早いので、ちゃっちゃとコースインしました。取り敢えず最初の1周はゆっくり、と思ったのですが、いつもの様に2速で走っていると、なんとも遅い。あまりにも遅い。しかも何故か疲れる。しかし、3速でモチュールカップのコースを走った事はありません。しかし、こうも遅かったんではたまったものではありません。そこで大丈夫そうなところで3速に上げてみました。すると、そっちの方が遙かに楽だという事に気が付きました。幸いにもコースは乾き過ぎずのベストコンディションです。思い切って開けれそうな所をは開けてみました。するとなお楽です。そんな具合で、2周目からはヤバそうなトコ以外は出来るだけ3速で走る様にしました。
2周走った後、ちょっと休憩してさらに2周試走。意外にも難しいと感じたのは、初級コースから桑畑コースに入る下りのタイトな左コーナーで、ここはいつも難しいと感じているのですが、比較的緩やかなアウト側のラインで行くと必ずコースアウトするので、しぶしぶ急なイン側からヨタヨタ降りる、という感じでした。しかし、それ以外は大体大丈夫。気になる左肩も異常がないので、明日は存分に走れると自信を深めました。
試走は昨日やっていましたので、下見ラップは簡単に流して終わり。苦手なポイントも上手にクリア出来るラインを見つけて置いて、危なげなく走りました。あとは2.5時間を走りきるだけです。いつもなら1.5時間走ったところで給油に入るのですが、その時点では燃料はかなり余裕がある事が判ってきました。そこで今回は2時間まで走り、給油してちょっと休憩してから、残り30分を目一杯走る事にしました。つまり、給油までに離せる人は徹底的に離しておく作戦です。
いよいよ本戦スタート。いつもの様にスタートでグズグズしてて、出発はケツから1/3辺りです。Bクラスでは一番ドンケツだったと思います。まぁ、この辺りはエンデューロですから、慌ててトチって遅れるよりは、ピッタリと3番4番に付いて行って、その人らがミスったところを抜いた方が利口です。そうやって走っていると、1周しないウチに3番の人がミスってエンスト。4番の人に続いて追い抜き、今度は元4番の人をどこで抜くかーと追いかけたのですが、この人も結構早い。というか、自分が遅い。ようやくタイトコーナーのイン側でふらついたところを、アウトから追い抜きダッシュ。この後しばらくは一人でツーリングとなりました。
いつものモチュールカップなら、大体2〜3周目でAAクラス及びAクラスの人にラップされ、5周目くらいにはA2クラスの人もラップされるのですが、今回は5周目辺りでAAクラストップの人にラップされました。「そろそろ来るなー」と感じると、後方に注意を向けつつ、どの辺りで抜いて貰うか考えます。こう書けば敗北主義的に見えるかもしれませんが、自分の実力を自覚した走りをする事が、迷惑をかけずケガをしないレース展開が出来るポイントだと考えています。逆に、自分と似たり寄ったりのライダーレベルの人には、全然遠慮しません。
そんなこんなで、1時間が経過しました。さすがに疲れてきたのか、始めの時の様な元気をキープする事がシンドクなってきました。取り敢えずBクラス3位は確保しつつ、1位はともかく2位にはラップされてなさそうだったので、体力温存走法を取る事にしました。今回、初めてイケそうな所は3速で走る様にしたのですが、借りに遅く走るにしても2速よりも3速の方が楽だという事を発見しました。また、2速で走らねばならないところは、なにかし辛抱して走らねばならないところで、その分、肩も怠くなってくるのですが、3速で走れるところは大分楽なので、3速で走れる所を待ち遠しく走る様な感じでした。
痛むのは肩の関節の後ろ側、関節の内側辺りです。4月のケガでずっと引きずっていた所です。もう治ったかと思ってましたし、今日のレースでも両肩疲れるという感じはあっても、左だけ疲れるという感じではありませんでした。今から思えば、ペースが落ちてきてる時点でかなり肩は疲れていて、むしろアクセルが開けられなくなっていたのだと思います。疲れてる事に気が付かないまま走り続け、左肩の限界がいきなりやってきた、という感じではないでしょうか。もっとも、その時の自分の感情は「まさか!」「またしても!」でしたが。
とにかく肩が痛くて、アクセル開けるとか、抜かれない様にするどころではありません。バイクの上に乗ってるだけでも肩が痛い。でも、その場でへたり込む訳にもいかないので、とにかくピットまで走るほかありません。ヨタヨタと走ってたのですが、フープスでA2クラスの人にラップされ、しかもアクセルを戻してしまったので、コブの向こうにフロントから落ちる感じになってしまい、肩に衝撃がガーンと加わりました。あまりの痛さに、とうとう走れなくなり停止。痛みが落ちつくまでじっとしてるほかありませんでした。
ようやくピットインしたものの、左肩が痛くて、プロテクターやウェア脱ぐのが一苦労。やっとこ脱いで湿布貼ってロキソニン飲んだものの、肩の痛みはなかなか収まりません。しかし、せっかくイイ感じに走れる様になったのに、こんな事で走れないとは残念の極みです。それに今回含め残り2戦、結果はどうあれチェッカーを受けないと、Bクラス年間3位も獲得出来なくなります。痛かろうがなんだろうが、最後の2周は走るつもりで、しっかり休む事にしました。
30分近く休み、残り10分となったところで再スタート。しかし、肩の方は全然痛くて、プロテクターを付けるのが難儀でした。走り出してからもやはり肩が痛くて、3速でも2速でも元気に走れません。ちょっとしたデコボコでも肩に響く感じです。しかし、半周くらいすると、段々薬が効いてきたのか痛みが和らいできました。こうなると、やはり2速でモタモタ走るのはシンドイので、ギアを上げて開けれるところは開けて、最後の1周はズビズバと走ってチェッカーを受けました。
数字で判る結果では見るべきものがなかったのですが、その内容はというと、やはりモチュールカップのコースを3速で走る様になった、というのは、自分としては画期的な事だと思います。今までは怖くて2速オートマ走法でしたから、これは進歩です。しかも、3速で走れる所は遅くても3速で走った方が楽だった、という事が判ったのは大収穫でした。恐らく、いつもより疲れを感じなかったのも、その辺りが影響してたのかもしれません。ともかく、新しい走行イメージを得たからには、その走りをこれからも続ける事です。
ともかく、イイ感じに走れる様になってきてても、今だ肩が治ってないというのは由々しき問題です。リハビリのトレーニングもかなり地味なものですし、日常生活には何ら問題がないだけに、治ってるか治ってないかは、バイクに1時間以上乗らないと判らんという微妙な状況ですが、ともかく気を取り直して、なんとか最終戦には間に合わせたいものです。
さて、先月10月21日のクロスカップは、予想してた以上に苦戦した訳ですが、唯一見るべきところがあったとすれば、あれほどのエライ目に遭っていながら、懸案の左肩がどうともなかった事です。ようやくリハビリの成果が上がって、左肩に気にする事なく走れる様になった様です。ともかく、左肩が痛くて休んでる間に、3〜4周分はロスしてると思われる訳で、どれほど損してきたかと思うと、今回は相当に期待も気合いもあったのです。
■初めて3速で
いつもの様に、前日のコース設営のお手伝いに参加すべく、朝0400時に起床、0500時に出発。BTC市貝には0730時過ぎに到着しました。もっとゆっくり1000時頃に着くようにしても良いんですが、1時間出発が遅れると道中の渋滞がひどくなって、現地着が昼前になってしまう事があったので、スクールを受ける時と同じ時間に出るようにしています。早く着いた分、トランポの中で仮眠を取る訳ですが、日差しが結構強くて運転席の中はかなり暑くなりました。コース設営では、一応長靴を履いたのですが、コースはほとんどドライコンディション。しかも先生が延べ30時間ブルを入れたとあって、平らでコース幅もちょっと広がった感じ。気になる天気も、翌日夜まで降らない予報でしたので、全周使う晴れコースになりました。難しそうなのは、ロックセクションからの粘度路面ですが、ここもロックセクションの下の泥をブルで掻き出したとかで、以前に比べたらかなり走りやすそうになっていました。桑畑コースも獣道もほとんど濡れてないとなると、ハイスピードレースの予感です。
コース設定が終わって、いよいよ試走。日が暮れるのが早いので、ちゃっちゃとコースインしました。取り敢えず最初の1周はゆっくり、と思ったのですが、いつもの様に2速で走っていると、なんとも遅い。あまりにも遅い。しかも何故か疲れる。しかし、3速でモチュールカップのコースを走った事はありません。しかし、こうも遅かったんではたまったものではありません。そこで大丈夫そうなところで3速に上げてみました。すると、そっちの方が遙かに楽だという事に気が付きました。幸いにもコースは乾き過ぎずのベストコンディションです。思い切って開けれそうな所をは開けてみました。するとなお楽です。そんな具合で、2周目からはヤバそうなトコ以外は出来るだけ3速で走る様にしました。
2周走った後、ちょっと休憩してさらに2周試走。意外にも難しいと感じたのは、初級コースから桑畑コースに入る下りのタイトな左コーナーで、ここはいつも難しいと感じているのですが、比較的緩やかなアウト側のラインで行くと必ずコースアウトするので、しぶしぶ急なイン側からヨタヨタ降りる、という感じでした。しかし、それ以外は大体大丈夫。気になる左肩も異常がないので、明日は存分に走れると自信を深めました。
■序盤から中盤
本番当日は、朝方は曇って寒かったものの、日が出ると暖かい。でも、いつ曇り出すか判らないので、冬用のアンダーアーマーを着込んで身支度しました。今回はいつになく参加者が多く、パドックの奥までトランポが並びました。自分がモチュールカップに参加し始めた頃のBクラスは、完走さえすれば準優勝とか3位は確実だったのですが、最近は5〜6台出走する事が多いので、簡単にはトロフィーを持って帰れなくなっています。今回も5台出走との事でした。試走は昨日やっていましたので、下見ラップは簡単に流して終わり。苦手なポイントも上手にクリア出来るラインを見つけて置いて、危なげなく走りました。あとは2.5時間を走りきるだけです。いつもなら1.5時間走ったところで給油に入るのですが、その時点では燃料はかなり余裕がある事が判ってきました。そこで今回は2時間まで走り、給油してちょっと休憩してから、残り30分を目一杯走る事にしました。つまり、給油までに離せる人は徹底的に離しておく作戦です。
いよいよ本戦スタート。いつもの様にスタートでグズグズしてて、出発はケツから1/3辺りです。Bクラスでは一番ドンケツだったと思います。まぁ、この辺りはエンデューロですから、慌ててトチって遅れるよりは、ピッタリと3番4番に付いて行って、その人らがミスったところを抜いた方が利口です。そうやって走っていると、1周しないウチに3番の人がミスってエンスト。4番の人に続いて追い抜き、今度は元4番の人をどこで抜くかーと追いかけたのですが、この人も結構早い。というか、自分が遅い。ようやくタイトコーナーのイン側でふらついたところを、アウトから追い抜きダッシュ。この後しばらくは一人でツーリングとなりました。
いつものモチュールカップなら、大体2〜3周目でAAクラス及びAクラスの人にラップされ、5周目くらいにはA2クラスの人もラップされるのですが、今回は5周目辺りでAAクラストップの人にラップされました。「そろそろ来るなー」と感じると、後方に注意を向けつつ、どの辺りで抜いて貰うか考えます。こう書けば敗北主義的に見えるかもしれませんが、自分の実力を自覚した走りをする事が、迷惑をかけずケガをしないレース展開が出来るポイントだと考えています。逆に、自分と似たり寄ったりのライダーレベルの人には、全然遠慮しません。
そんなこんなで、1時間が経過しました。さすがに疲れてきたのか、始めの時の様な元気をキープする事がシンドクなってきました。取り敢えずBクラス3位は確保しつつ、1位はともかく2位にはラップされてなさそうだったので、体力温存走法を取る事にしました。今回、初めてイケそうな所は3速で走る様にしたのですが、借りに遅く走るにしても2速よりも3速の方が楽だという事を発見しました。また、2速で走らねばならないところは、なにかし辛抱して走らねばならないところで、その分、肩も怠くなってくるのですが、3速で走れるところは大分楽なので、3速で走れる所を待ち遠しく走る様な感じでした。
■いきなりの激痛
こんな具合で走っていた1時間10分頃、XR100の#30の人に追い上げを食らいました。最初から周遅れだったかどうかはその時は判りませんでしたが、レース始まって初めて追いつかれた訳です。どうやらペースが落ちている様です。必死に抜かせまいとしましたが、初級コースから桑畑コースに入る苦手が下りの左コーナーで抜かれてしまいました。「#30をブロックする実力はまだないなー」とか思ってた矢先、段々と左肩の方がおかしくなってきました。と思った途端、ビキビキビキ〜〜〜〜〜っと激痛が走り、思わず「痛い痛い痛い痛い痛い」をわめき声を出してしまいました。痛むのは肩の関節の後ろ側、関節の内側辺りです。4月のケガでずっと引きずっていた所です。もう治ったかと思ってましたし、今日のレースでも両肩疲れるという感じはあっても、左だけ疲れるという感じではありませんでした。今から思えば、ペースが落ちてきてる時点でかなり肩は疲れていて、むしろアクセルが開けられなくなっていたのだと思います。疲れてる事に気が付かないまま走り続け、左肩の限界がいきなりやってきた、という感じではないでしょうか。もっとも、その時の自分の感情は「まさか!」「またしても!」でしたが。
とにかく肩が痛くて、アクセル開けるとか、抜かれない様にするどころではありません。バイクの上に乗ってるだけでも肩が痛い。でも、その場でへたり込む訳にもいかないので、とにかくピットまで走るほかありません。ヨタヨタと走ってたのですが、フープスでA2クラスの人にラップされ、しかもアクセルを戻してしまったので、コブの向こうにフロントから落ちる感じになってしまい、肩に衝撃がガーンと加わりました。あまりの痛さに、とうとう走れなくなり停止。痛みが落ちつくまでじっとしてるほかありませんでした。
ようやくピットインしたものの、左肩が痛くて、プロテクターやウェア脱ぐのが一苦労。やっとこ脱いで湿布貼ってロキソニン飲んだものの、肩の痛みはなかなか収まりません。しかし、せっかくイイ感じに走れる様になったのに、こんな事で走れないとは残念の極みです。それに今回含め残り2戦、結果はどうあれチェッカーを受けないと、Bクラス年間3位も獲得出来なくなります。痛かろうがなんだろうが、最後の2周は走るつもりで、しっかり休む事にしました。
30分近く休み、残り10分となったところで再スタート。しかし、肩の方は全然痛くて、プロテクターを付けるのが難儀でした。走り出してからもやはり肩が痛くて、3速でも2速でも元気に走れません。ちょっとしたデコボコでも肩に響く感じです。しかし、半周くらいすると、段々薬が効いてきたのか痛みが和らいできました。こうなると、やはり2速でモタモタ走るのはシンドイので、ギアを上げて開けれるところは開けて、最後の1周はズビズバと走ってチェッカーを受けました。
■結果
14周走ってBクラス4位。3位との差は1周でした。左肩が痛んで休んでた間に抜かれた事になりますが、にしても1周差であった事を考えると、非常に残念です。残念ですが、これも結果ですからやむを得ない事です。敢えて言うなら、リハビリは完了してなかった、という事です。半年以上も掛かってますので、いい加減どうにかしてくれ、と思うのですが、またしても地味に仕切り直しの様です。数字で判る結果では見るべきものがなかったのですが、その内容はというと、やはりモチュールカップのコースを3速で走る様になった、というのは、自分としては画期的な事だと思います。今までは怖くて2速オートマ走法でしたから、これは進歩です。しかも、3速で走れる所は遅くても3速で走った方が楽だった、という事が判ったのは大収穫でした。恐らく、いつもより疲れを感じなかったのも、その辺りが影響してたのかもしれません。ともかく、新しい走行イメージを得たからには、その走りをこれからも続ける事です。
ともかく、イイ感じに走れる様になってきてても、今だ肩が治ってないというのは由々しき問題です。リハビリのトレーニングもかなり地味なものですし、日常生活には何ら問題がないだけに、治ってるか治ってないかは、バイクに1時間以上乗らないと判らんという微妙な状況ですが、ともかく気を取り直して、なんとか最終戦には間に合わせたいものです。
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