今年はモチュールカップ全戦参加とか言っておきながら、前回の第2戦は負傷で欠場。その後、色々トレーニングやって身体を作り直したりしてきた訳ですが、デコボコランドでの合同練習で、自分の身体がまだまだ未整備なのを実感したものだから、一気に戦意が萎え萎えになってしまいました。以前なら、レース出る事自体が楽しくて、結果なんかオマケ程度にしか感じてなかったのですが、これじゃベストテクの生徒として如何なものか、と思う様になってから「勝てる様になるまでレースは良いかなー」みたいな考え方になってました。でも、出ると約束した以上は出ない事には具合悪そうだし、どないしたもんかなー、とグダグダしておりました。
三々五々集まってきた参加者の皆さんと挨拶したり、バイクのタイヤの空気圧調整したり(今回はタイヤもお古のままでしたw)、何だかんだやってるウチにライダーズミーティング。別に緊張するでもなく、淡々と準備して待機する様になったのは慣れてきた証拠でしょうか。ただし、出走7分前になって、プルーンの効果が出て来て催してきた時は少々焦りました(そのまま走ったんじゃ、下腹が心もとないので急速排出しましたw)。
さていよいよ下見ラップ。皆さん準備に時間が掛かったみたいで、自分はなんと2番手でコースイン。取り敢えずゆっくり走ろ〜、とゆっくり走ってたら、トップ争いする人達にズビズバと抜かれてしまいました。コースは全体的にやはりドライで、難しい所といえば谷底のロックセクションの前後のヌタ場くらいでした。桑畑コースも入口のワダチだけ注意すれば、あとはスタンディングでバリバリ開けて走れましたし、獣道は昨日埋めて固めただけあって全然走りやすく、ここも立ったまま突破できました。
少なくとも路面的には本当に走り易い状態です。今まで参加したモチュールカップでもっとも走り易い超絶グッドコンディション。その上、天気は曇りでまるで10月上旬かと思わせる涼しさ。走る上での問題はほとんどないと言っても過言ではありません。問題は乗り手の方です。体力気力は回復してますが、4月下旬に受けた左肩のケガの回復がどの程度であるか、またこの2ヵ月地道にやってきたトレーニングがどの程度、2.5時間のエンデューロで役に立つか。それを見るために今回は参戦したのでした。
ともかく、エンデューロでは失敗しない事、走り続ける事が勝利の鍵ですから、気を取り直して走り続けました。3周目辺りまでは元気いっぱいだったのですが、4周目辺りから左肩の筋肉が痛み出しました。両肩痛むならともかく、先に左から痛み出したのは、やはり4月末のケガで患部を庇う状態のままケガが治ってしまって、そのままトレーニングやったものだから、その部分が全然鍛えられてないからかもしれません。
それでも頑張って走り続けたのですが、周回する度に左肩の痛怠さが強くなり、さらには左の肩甲骨の内側の一箇所(ここがずっと調子悪い)も痛み出しました。その頃には右肩も痛み出していたのですが、比較するなら右1に対して左5くらいの差で圧倒的に左肩が痛怠い。そして1時間を経過する頃には、まったく力が入らなくなってしまい、早い人を避けるのもままならない状態になりました。
こうなると、他の部分は元気でも、痛いところに合わせた乗り方になる様で、一気にペースダウンしてしまいました。そういえば、4月末のWERのヒート2でも同じ様な現象がありましたが、こうなったらもうレースとして走るのは無理です。とにかくピットインして休憩する事にしました。
休んでる間に痛怠さが取れてきたので、再度コースイン。肩が痛くない間は、元気よく走れる様でした。どのくらい走れるか、と試してみましたが、大体3周くらいで肩が痛み出す様でした。痛み出したら無理をせずピットインして、肩の痛みが取れるまで休みました。周りの人からは「無理しない方がいいよ〜」と言われてましたが、自分としては肩の痛怠いのが無ければ走れると感じてましたので、しっかり20分休んだあと、最後の3周を走りに行きました。
最後となれば、もうどんなに元気に走って肩が痛くなっても、あとは無い訳ですから、目一杯走りました。ロックセクションの前後のヌタ場は、多少荒れてはいましたがさすがはベストコンディション、気張れば無理なく突破出来ます。その他はもう何も考えず、文字通り煩悩のままに走りました。モチュールカップで楽しい!と感じて走れたのは初めてかも知れません。そして元気なままチェッカーを受けました。
まず、心肺機能は格段に強化できたという感想を持ちました。以前の自分なら1時間も走れば大分息が上がってしまい、そちらの方から体力が無くなっていく感じでしたが、およそ息が上がってシンドイという事がありませんでした。むしろ、空気は無尽蔵にあるのだから幾らでも吸える、という感じでした。シンドさでいうなら、平泳ぎで400m泳いでる方がシンドイ感じです。この点に関しては、水泳の効果は結構あるな、と感じました。
体重は、さすがに開幕戦の時より10kg以上絞っただけの事はあって、すごく身体が軽く感じました。シッティング、スタンディングの移行が楽で、立ったり座ったりするのが苦になりません。バイクの上で身体動かすのも楽になった気がします。むしろ前の体型の時は、ライディング以前に違うところで頑張っていた様な感じでした。体重が減って身体がスリムになるだけで、エンデューロだとこんなに感じ方が違うのか、ちょっと驚きました。
総じて言えた事は、非常に疲れにくい身体になっているな、という事でした。もし肩の痛みがなければ、あのまま走り続けていた事は間違いありません。大体今までは一旦疲れてしまうと、完全に休まないと体力も気力もなかなか回復しなかったのですが、今回は少し休めば完全に調子が戻って、スタート時と変わらない元気さで走る事が出来ました。体質改善が順調に進んでいる様です。
体型の方も、色々な人から痩せたとは言われ始めましたが、服を脱げば下腹や腰回りに皮だの肉だのが残っており、これをそぎ落として筋肉に出来れば、もっと抗堪性や戦闘力が上がる気がします。とにかく、ここまで贅肉を落とせたのですから、あと一歩というところです。その為には、体幹トレでインナーマッスルを鍛えて、その上で外側の筋肉を付けるより他ないそうですから、地道に頑張っていきたいと思います。また関節が全然固いので、こちらも柔軟体操など日常的にやって改善していく必要があります。
先生からは「もっとバイク乗らないと」とアドバイスを貰いました。バイク乗るのに必要な筋力も感覚も、バイク乗らない事には身に付かないという教えです。自分もまったくその通りだと思います。日常的なトレーニングは、あくまで基礎的な体格、体力をつける為のもので、バイクはその上にさらにプラスアルファするものだと思っています。その基礎的な部分が、まだまだ未整備な部分を感じるところがあったので、さらに継続して頑張りたいところです。
自宅に帰ってから、撮って貰った写真を見て感じたのは、かりそめにもバイクのレースをやってるなら、プロ並みとは言わないまでも、せめて人並みな体型はしとくべきである、という事でした。人それぞれの楽しみ方ですから、どんな格好をしてても良さそうなものですが、「論・技」から「心」に至る過程で「体」が出来てこない事には、決して「心」にたどり着かないんだという事を、改めて感じる事が出来ました。
それでもやっぱ約束は守らんとイカン、という事で元気だして出発したのですが、日頃のトレーニングのせいか寝不足のせいか、行く道中、もう眠くて眠くて、気が付いたら隣の車線走ってるみたいな危ない状態で、途中で止まって仮眠摂るくらい。現地に着いてからも、作業やってる間はまだ良いのですが、身体が止まって一人になるとウトウト〜〜とする感じ。いつもなら作業の後に試走をするのですが、路面はほぼドライで滑る所がどこも無かった事から、これならぶっつけ本番でも走れると踏んで試走なしで休む事にしました。
■下見ラップ
台風が近づいているとかで、日本全国どこかしら雨が降っていたのですが、さすにがBTC市貝は雨降らないなー、と思ったらそんな訳にはいかなくて、明け方にざっと小雨が降りました。もっとも、乾いてる所はカラカラに乾いてる様な感じだったので、ざっと降って丁度ベストコンディションになった感じです。三々五々集まってきた参加者の皆さんと挨拶したり、バイクのタイヤの空気圧調整したり(今回はタイヤもお古のままでしたw)、何だかんだやってるウチにライダーズミーティング。別に緊張するでもなく、淡々と準備して待機する様になったのは慣れてきた証拠でしょうか。ただし、出走7分前になって、プルーンの効果が出て来て催してきた時は少々焦りました(そのまま走ったんじゃ、下腹が心もとないので急速排出しましたw)。
さていよいよ下見ラップ。皆さん準備に時間が掛かったみたいで、自分はなんと2番手でコースイン。取り敢えずゆっくり走ろ〜、とゆっくり走ってたら、トップ争いする人達にズビズバと抜かれてしまいました。コースは全体的にやはりドライで、難しい所といえば谷底のロックセクションの前後のヌタ場くらいでした。桑畑コースも入口のワダチだけ注意すれば、あとはスタンディングでバリバリ開けて走れましたし、獣道は昨日埋めて固めただけあって全然走りやすく、ここも立ったまま突破できました。
少なくとも路面的には本当に走り易い状態です。今まで参加したモチュールカップでもっとも走り易い超絶グッドコンディション。その上、天気は曇りでまるで10月上旬かと思わせる涼しさ。走る上での問題はほとんどないと言っても過言ではありません。問題は乗り手の方です。体力気力は回復してますが、4月下旬に受けた左肩のケガの回復がどの程度であるか、またこの2ヵ月地道にやってきたトレーニングがどの程度、2.5時間のエンデューロで役に立つか。それを見るために今回は参戦したのでした。
■航続1時間
下見ラップ30分経過後、本番スタート。今回はさっとエンジンを掛ける事が出来たのですが、取り敢えず早い人達に先に行って貰い、じっくり自分の走りを楽しむ事にしました。といっても、同じBクラスに遠慮は必要ありませんので、出来る限り前に出ようとしてたのですが、1周目のロックセクションコースに入る下り坂を下りきった所でまさかのエンスト。これでBクラス3台に抜かれて、とうとうその失敗を挽回する事が出来ませんでした。ともかく、エンデューロでは失敗しない事、走り続ける事が勝利の鍵ですから、気を取り直して走り続けました。3周目辺りまでは元気いっぱいだったのですが、4周目辺りから左肩の筋肉が痛み出しました。両肩痛むならともかく、先に左から痛み出したのは、やはり4月末のケガで患部を庇う状態のままケガが治ってしまって、そのままトレーニングやったものだから、その部分が全然鍛えられてないからかもしれません。
それでも頑張って走り続けたのですが、周回する度に左肩の痛怠さが強くなり、さらには左の肩甲骨の内側の一箇所(ここがずっと調子悪い)も痛み出しました。その頃には右肩も痛み出していたのですが、比較するなら右1に対して左5くらいの差で圧倒的に左肩が痛怠い。そして1時間を経過する頃には、まったく力が入らなくなってしまい、早い人を避けるのもままならない状態になりました。
こうなると、他の部分は元気でも、痛いところに合わせた乗り方になる様で、一気にペースダウンしてしまいました。そういえば、4月末のWERのヒート2でも同じ様な現象がありましたが、こうなったらもうレースとして走るのは無理です。とにかくピットインして休憩する事にしました。
■休憩後
ピットインした直後は、左肩は全然力が入らず、腕はダランと垂れ下がった状態で上げるのも難儀しました。仕方ないのでそのまま暫く休憩。時間が経つにつれ、徐々に痛怠さが薄れてきて、腕を回したり肩を動かしたり出来る様になりました。ケガが痛いのではなく、その回りの筋肉が極度の筋肉痛になった様な感じです。休んでる間に痛怠さが取れてきたので、再度コースイン。肩が痛くない間は、元気よく走れる様でした。どのくらい走れるか、と試してみましたが、大体3周くらいで肩が痛み出す様でした。痛み出したら無理をせずピットインして、肩の痛みが取れるまで休みました。周りの人からは「無理しない方がいいよ〜」と言われてましたが、自分としては肩の痛怠いのが無ければ走れると感じてましたので、しっかり20分休んだあと、最後の3周を走りに行きました。
最後となれば、もうどんなに元気に走って肩が痛くなっても、あとは無い訳ですから、目一杯走りました。ロックセクションの前後のヌタ場は、多少荒れてはいましたがさすがはベストコンディション、気張れば無理なく突破出来ます。その他はもう何も考えず、文字通り煩悩のままに走りました。モチュールカップで楽しい!と感じて走れたのは初めてかも知れません。そして元気なままチェッカーを受けました。
■評価
今回のモチュールカップは、4月末に負傷して以来のレースで、自分の身体がケガからどの程度回復しているか、またどの程度鍛えられているか、そうした具合を確かめる目的で走りました。結果としてはBクラス6人中4位、14周でしたが、必要なデータは得られたと思います。まず、心肺機能は格段に強化できたという感想を持ちました。以前の自分なら1時間も走れば大分息が上がってしまい、そちらの方から体力が無くなっていく感じでしたが、およそ息が上がってシンドイという事がありませんでした。むしろ、空気は無尽蔵にあるのだから幾らでも吸える、という感じでした。シンドさでいうなら、平泳ぎで400m泳いでる方がシンドイ感じです。この点に関しては、水泳の効果は結構あるな、と感じました。
体重は、さすがに開幕戦の時より10kg以上絞っただけの事はあって、すごく身体が軽く感じました。シッティング、スタンディングの移行が楽で、立ったり座ったりするのが苦になりません。バイクの上で身体動かすのも楽になった気がします。むしろ前の体型の時は、ライディング以前に違うところで頑張っていた様な感じでした。体重が減って身体がスリムになるだけで、エンデューロだとこんなに感じ方が違うのか、ちょっと驚きました。
総じて言えた事は、非常に疲れにくい身体になっているな、という事でした。もし肩の痛みがなければ、あのまま走り続けていた事は間違いありません。大体今までは一旦疲れてしまうと、完全に休まないと体力も気力もなかなか回復しなかったのですが、今回は少し休めば完全に調子が戻って、スタート時と変わらない元気さで走る事が出来ました。体質改善が順調に進んでいる様です。
■課題
最大の課題は、左肩。肩鎖関節の靱帯を伸ばした時に、その部分を庇う様に肩全体で動く様になっていたそうですが、これを完全に治さない事には水泳やろうが筋トレやろうが、まったく効果が上がらない事が判りました。それどころか、完全に疲れ切ると、具合の悪い左肩に何もかも合わせなければならない状態で、まったくレースになりません。色々気が急くところもあるのですが、ここは一つ腰を落ち着けて、しっかりリハビリする以外に無さそうです。体型の方も、色々な人から痩せたとは言われ始めましたが、服を脱げば下腹や腰回りに皮だの肉だのが残っており、これをそぎ落として筋肉に出来れば、もっと抗堪性や戦闘力が上がる気がします。とにかく、ここまで贅肉を落とせたのですから、あと一歩というところです。その為には、体幹トレでインナーマッスルを鍛えて、その上で外側の筋肉を付けるより他ないそうですから、地道に頑張っていきたいと思います。また関節が全然固いので、こちらも柔軟体操など日常的にやって改善していく必要があります。
先生からは「もっとバイク乗らないと」とアドバイスを貰いました。バイク乗るのに必要な筋力も感覚も、バイク乗らない事には身に付かないという教えです。自分もまったくその通りだと思います。日常的なトレーニングは、あくまで基礎的な体格、体力をつける為のもので、バイクはその上にさらにプラスアルファするものだと思っています。その基礎的な部分が、まだまだ未整備な部分を感じるところがあったので、さらに継続して頑張りたいところです。
自宅に帰ってから、撮って貰った写真を見て感じたのは、かりそめにもバイクのレースをやってるなら、プロ並みとは言わないまでも、せめて人並みな体型はしとくべきである、という事でした。人それぞれの楽しみ方ですから、どんな格好をしてても良さそうなものですが、「論・技」から「心」に至る過程で「体」が出来てこない事には、決して「心」にたどり着かないんだという事を、改めて感じる事が出来ました。
コメント
コメント一覧
ご無沙汰ですー、暫く音沙汰なかったので、暑さで溶けたんかーと思ってましたよww
身体のケア、大事ですよねー。
4月に食らった左肩の負傷を、中途半端にしてたお陰で、エライ目に遭いました。
ホント、レースの後に肩を氷で冷やせば良かったかも、、
また9月に出ますよー