キャンプ用のバーナーなりコンロなりストーブなりは、「これぞ逸品!」というのはなくて、どこかしら長所短所があって、その時々によって必要性や重要性が変わり、その都度、必要と感じる物を買うので、アイテムが増えて行く傾向にあります。
   去年の夏に、トランポ用バーナーをイワタニのカセットガスジュニアバーナーからイワタニプリムスIP-2243に変えたばかりですが、さっそく不具合を感じる事がままあり、手を出すまいと思っていたP-153にとうとう手を出してしまいました。

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出力:4.2kW/3,600kcal/h(T型ガス使用時)
ガス消費量:245g/h
燃焼時間:約55分(IP-250タイプガス使用時)
ゴトク径:大148mm/小90mm
収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
本体重量:110g(本体99g+点火装置11g)



■変更の理由
  一番の理由は、IP-2243のバーナーヘッドが大釜用で、ソロ用のクッカーやコーヒー沸かし用のパーコレーターを載せると、火が大き過ぎてかえって使いにくかった、という事です。キャンティーンカップなどの場合は、火を小さくすれば使えるのですが、パーコレーターの場合はそれなりに火を強くする必要があるのですが、火がポットの外に出て取っ手の部分を焼く様な感じで、非常に具合が悪いく感じました。
   また、レースなり練習なりで、米の飯を炊いたりラーメン煮たり、という事は徐々に減って来ており、現地で食べるにしてもどこかで食べ物を調達してきて食べる、という感じになってきています。逆にドタバタ忙しい事が多く、さっと取り出してさっと使えるタイプのバーナーの方が利便性が高い、つまるところ、カセットガスジュニアバーナーの方が使い勝手が良かった、という事を再認識したのでした。
   ところが、カセットガスジュニアバーナーは自宅でコーヒー淹れるのに重宝し始めており、かつ同じバーナーを2つ買うのも何だしなー、という気がしたので、ここは一つ、景気付けに前から目を付けていたP-153を買ってしまえ、という次第になったのでした。

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IP-2243、パーコレーターを載せるとご覧の有様
火は全部ポットの外に逃げてしまいます

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その点、P−153なら小さいカップでも問題ありません
もっとも、大きな飯盒とかでは具合が悪いでしょう


■IP-2243とのサイズ比較
   そもそもP−153はソロ用のかつ登山用のバーナーとして開発されていますから、コンパクトさに掛けては群を抜いています。むしろ、搭載サイズにあまり制限がないトランポ用としては、無駄に小さいという事になろうかと思います。しかし、車中泊での運用においても、使い方はソロキャンプと大差ない事から、この手のコンパクトなバーナーの方が使い出がありそうです。複数人でオートキャンプをする時は、その時用の装備を使うという事で、トランポ常備用としてはこれで行こうと思います。

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IP-2243との本体比較
もはや比較にならない大きさの違いです

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パッキングサイズでもこの差
最近のコンパクトバーナーのケースはソフトケースが主流ですが
どこかのポケットやクッカーの中に仕舞うのが当たり前になったからでしょう



■火力
   P-153の最大の特徴は、その成りに見合わぬ火力であると思っています。自分が知る限り、出力3,600kcal/hというのは、コンパクトバーナーで最大級です。とはいえ、低地でそんな強力な火力が必要である訳もなく、元々は高山でも使用できる様に、という事でしょう。もっとも、冬のBTC市貝では、カセットガスジュニアバーナーでは火力が弱いせいか、芯飯しか作れなかった、という事もありましたので、火力が強いのは心強い事です。

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これが弱火
ガスバーナーなので火力調整はお手の物です

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最大火力。音も結構強力です
まぁ、ここまでガンガンに燃やす事は滅多にないと思いますが


■使い勝手
   以前、オプティマスCRUXを使った時に感じたのは、五徳の足が3本しか無くて安定性が弱かった上に、バーナーヘッドがグラグラして益々安定感がない、という事でした。それ故にCRUXは早々に売り飛ばしてしまったのですが、このP-153はその辺りの欠点をクリアしています。CRUXよりは多少コンパクト性に欠けますが、しっかりした造りである事の方が重要です。

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五徳は4本足で非常に安定性があります
かつ、延長出来るので多少大きめの鍋でも載せる事が出来ます

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250カートリッジを付けたIP-2243との比較
110カートリッジにも関わらず、かなり背が高い事がわかります


■意外な収納法
   さて、このP-153をどうやって用具箱に入れようか。というのも、ここまでコンパクトだと何かに入れておかないと用具箱の中でどっか行ってしまいそうです。一番良いのは、深底円筒型のクッカーに入れる事でしょうが(そういう運用を念頭に、バーナーもクッカーも設計されている)、深底円筒型クッカーの使い勝手の悪さ故、こちらも売り飛ばしており、今さら買い直す気にならない。
   となると、角形クッカーに納めるか、と考えた訳ですが、こちらは110サイズのガスカートリッジが一緒に納められない。それ以前に、去年の夏にこのクッカーを搭載して以来、一度も使った事がない。湯沸かしはキャンティーンカップかパーコレーターだったのです。
   そこで、ふと「キャンティーンカップに納められないか」と思い立ち、やってみたら、意外は意外、いい感じに納まってしまいました。まるで誂えたみたいにピッタリです。これだと、湯を沸かしたい時にサッと取り出して使えます。その様な訳で、角形クッカーもトランポから下ろされる事になり、IP-2243と250カートリッジの分も合わせて、相当な省スペースとなりました。

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こんな感じで納まります
無論、むき出しであはアレなので
カートリッジは軍手に入れて、バーナーも収納ケースに入れます
バラバラにならない様に、汎用のメッシュバッグにいれました

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110カートリッジなら、パーコレーターの中にも入れられます