トランギアのTR-B25に純正の五徳しなくて、もっとコンパクトな五徳はないのかと探していたら、見つかったのがこのアルミ製の五徳でした。アイデア商品とも言うべき製品ですが、純正の五徳に比べて、圧倒的にコンパクトかつ軽量で衝撃的な商品でありました。その後、国内からは姿を消してしまいました。
 自分が買った時は、トランギアから「トライアングルスタンド」という商品名で売られていたのですが、海外ではリバティーマウンテンという会社が「ウエストウィンドストーブ」という商品名で売っていたみたいです。

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同じ形の3枚のアルミ板を組み合わせる事で自立させます
時々、上下を逆にして使っている人がいますが
これが正しい向きです




   このスタンドの特徴は、畳めばペラペラのアルミ板なのに、組めばそこそこの剛性があって、結構な重さの鍋でも置けてしまう事です。むろん、地面にめり込むほどの重さは考え物ですが、4合炊きの飯盒などを置いても余裕で料理が出来ます。ただし、逆にシェラカップの様な底の小さい鍋は置けず、ソロ用のクッカーなどは微妙なサイズが多くて、絶妙なバランスの上に置く、なんて事も結構あります。

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アルコールバーナーを入れる事で、しっかり自立します
ただし、小さい鍋は載せられません
このポットは底が直径85mmくらいですが
辛うじて安全に載っている、という感じです


   五徳は開放型なので火が割れる事なく出るので、意外に強い火力を持っています。ただし、風には弱いので、外で使う時には風よけを設けなければなりません。室内で使う分には、強すぎると感じる事もあるくらいで、その場合は過旅調整蓋で調整します。

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余熱が済んで全力運転になると、こんな風になります
意外に火力が強くて、無風状態だと
あっという間にお湯が沸きます


   純正五徳のTR-281でも触れましたが、トランギアTR-B25の火の消し方はアルコールランプと同様、バーナーヘッドに蓋を被せるやり方です。そのまま、ポコンと被せられるのが良いです。火力調整フタ(写真で手で持っているもの)を使っている時は、まずラジオペンチなどでフタを取り除き、奥に見えている液漏れ防止のフタを被せて消します。

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フタを上から被せて消火します
時々失敗してずれたりする事もありますが
落ちついてやり直せば大丈夫です


   コンパクトで薄いトライアングルスタンドですが、形がバーナーとは全然違うので、一緒くたにパッキングするのには難があります。とは言え、純正の五徳に比べればコンパクトですので、そこは頭を使ってイイ感じにパッキングしていました。アルコールバーナーの人気の一つは、「頭を使える」という部分ではなかろうかと思っています。

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灰色の袋は、自分が作ったオリジナルです
角形クッカーを使う時は、バーナーをクッカーの中に入れ
スタンドはクッカーの底の外に当てる様にしてパッキングしてました


(初出:2005年10月24日