先月のヒーローズとWERは、練習日が全部潰れてしまってぶっつけ本番だっただけでなく、本番前日も雨が降ってコースはグチャグチャ。勝負にもレースにもなりませんでした。今回は事前に2日立て続けで練習に行き、それなりに走れましたので、多少の自信をつけてレースに臨む事が出来ました。
ところが、またしても前日の土曜日に雨。しかも一日中雨。またもやマディレース決定です。練習日はドライコンディションですから、練習が練習にならない事態になった訳です。もっとも、モトビでレースの時は大抵マディなので、もう慣れちゃった感もあったりします。
コースを少し見に行きましたが、ウッドチップ交じりの土に、たっぷり水気を含んでいる様に感じました。先月もこんな感じだったので、歩かないでも大体状況が判りますので、下見歩行は止めにしました。確実に言えてるのは、今回も少なくとも午前中はとんでもないマディになってくれる、という事です。そこで、水場に場所がなくなる前に洗車機を用意して設置しておきました。ヒート毎に洗車しないと、バイクがエライ事になるからです。
着替えも済んで、体操やらブリューフィングやらも済んで、あとは練習走行。今回は台数が多いからノービスの練習走行を2組に分けますー、みたいなアナウンスがあったのですが、渡されたタイスケどうりに進んでると思って、とっしー殿と談笑してたら、実はノービスの練習走行が始まっていて、出向いた時には残り3周でした(爆)
スタート係のA-pro殿に急かされてコースイン。ところが、いきなりマディです(当たり前ですが)、しかもテーブルトップを越えた3コーナーの手前は、なんかコース全体が水浸しです。「うへぇ」とか思いながら、とにかく転けない様に走りました。一応、練習走行なので、ゆっくり走りましたが、2速では地面掻いて前に進まないので、本番では3速かなー、とか考えつつ戻りました。
いつもスタートで失敗して、スタート直後からビリ決定なので、今回は意識を集中して、A-pro殿が旗を振り上げたと同時にアクセルオン。ずず〜〜っと発進して、気が付いたら3位で1コーナーに突入してました。前回の第2戦のヒート2の時もそうでしたが、ヒーローズの方がスタートが上手に出来るようです。
とにかく、転けたらバイク起こすの大変そうなので、転けないように細心の注意を払いつつ、開けれるところは出来る限り開ける様にしました。基本的にはイン攻めでいったのですが、当然滑りやすいのでバランスを取りつつ堅実に通過する様にしてました。
ともかく、2位の人に引き離されない様に、後を追って走っていたのですが、2周目の5コーナーのところで、インから行くかアウトバンクから行くかでちょっと悩んで、グチャグチャなミドルに突っ込んだところを、右側(アウト側のライン)から抜き様につっかけられてしまい、泥の中に座礁してしまいました。
このミスがなければ、もしかしたら予選は3位だったかもしれないんですが、まぁ、これが実力というところです。でも、あれほど苦手だったマディが、何となくちょっと走り易くなった、というか慣れてきてるのには驚きました。
大体スタートで遅れるのですが
今回は1コーナー過ぎた辺りで3位になってましたw
で、予選の時同様に、3位か4位で1コーナーに突入しようとしたその時、アナウンス通りにイン側が滑りやすくて、コーナーリング態勢を取った途端にスライディングして転けました。しかも、頭の上のGoProがぶっ飛んでしまいました。これでかなり凹んだのですが、起こしたバイクがなかなかニュートラルに入らず、気が萎えそうでした。その時、コース脇から「たにしさん、早う出て!前詰まってる!!」と、とっしー殿の声が聞こえてきました。ふと見ると、1コーナーの先で1台倒れて難儀してるのが見えました。
いきなり転けてビックリしました
いきなり転けると、なかなかエンジン掛からないんですよねぇ、、

とっしー殿の声が届かなかったら、心が折れて試合放棄してたかも
声援って、意外によく聞こえるし、とても大事だと感じました

シュプレヒコールを叫びながら、全力加速中
声を出す事は、恐怖心を克服するのに有効だと感じました
そこでやっとこエンジンを掛けて再スタート。1コーナーを過ぎてみると、2コーナーの辺りで団体さんが渋滞してました。その脇をスルスルとすり抜けて、テーブルを乗り越え、3コーナーに突入しました。ゴーグルは転けた弾みで泥水がかかって、それが邪魔して遠近感が出ません。だからアクセル開けるタイミングや長さも、何と無し練習走行
や予選の時を思い出しながらやる、という感じです。地面もよく見えないので、どこで滑るか判りません。でも、ここでビビッたら、せっかくのチャンスを無駄にする!
その時、「今度の週末までに速くなれるコツ」というのその3に「AMA Nationalのライダーって、走ってるときに良く声を出しているのを知ってますか? 声をだすことで、無意識で行っている動作も、より具体的に意識して走れるようになります。大声をだしても誰も聞いてないので、気にしないでください」というのがあるのを思い出しました(出典はとっしー殿)。そこで加速ポイントで思いっきりシュプレヒコールを叫ぶ事にしました。
そうやって走ってる内に、段々脳内で変な物質が出て来たのか、滑る路面があまり怖く感じない様になりました。そして、ドンドン走れちゃうんじゃないか、みたいな気持ちになって、最後には歌まで歌い出す始末でした。
結果、8人ほど抜かれて2人ほど抜き返した様な気がしたのですが、順位は6位/14台(章典外2台除く)。
意気揚々と迎えたヒート2、とっしー殿の撮影もそこそこに切り上げ、今度はあまり滑らなさそうな所を選んでスタート位置に付きました。そして、待ち時間はとっしー殿の走りを観戦していました。どうやら4位辺りで走っている様です。ところが、ある時点でピタッととっしー殿が周回して来なくなりました。おかしいな、と思っていたら、5コーナーの先の方でマーシャルさんが慌ててる様子。もしかして、まさか、と思ってスタート係のA-pro殿に聞いてみたら、予感的中。とっしー殿が転けた様です。
そうこうしているウチに、担架が持ち出され、レースが終わった辺りで、なんと、とっしー殿が担送されて来ました。しかも担架の上でぐったりしてて、意識があるのかどうかも分らない状態。かなりヤバそうです。自分の出番はこの後直ぐです。でも、仲間が怪我してぶっ倒れてるのに、レース走ってて良いものかどうか。他につぼ焼きのメンバーがいればまだ良いですが、今回は自分しか居ません。一瞬迷いましたが、直ちに棄権して、とっしー殿の所に向かいました。
とっしー殿はバイク起こしてるところに後続車が突っ込んで、左下腿骨(脛・腓骨)骨折の重傷、救急車が呼ばれ、病院に運ばれていきました。残された自分は、現地の他のライダーの皆さんに手伝ってもらいながら、自分やとっしー殿のバイクや装備の積み込み、後始末を行い、トランポでとっしー殿を自宅の近所の病院に搬送、とっしー殿のトランポはa-かぁ殿に輸送して貰いました。
この種のスポーツは、いくら気をつけていても、怪我は付き物ですし、事と次第によってはエラい事になってしまいます。自分も実のところ、どうしていいか分らない感じでしたが、スタッフやライダーの皆さんに助けて頂いて、本当に有り難かったです。
この様な次第で、ヒート2は棄権してしまったのですが、個人的には今回のヒート1の走りは、今までにないバランスの取り方、出来る限りアクセル開けようとした覇気等々、今までというより、先月よりもよく走れたレースだったと思っています。
先月と今月の違いは何か、というと、実はダイエット始めて体重が少し落ちた事、あと日常的に水泳を始めた事なのですが、それらが早くも効果を発揮した、という事なのかもしれません。という事は、これからも努力し続ければ、もしかして、もしかするか、、、、も?
ところが、またしても前日の土曜日に雨。しかも一日中雨。またもやマディレース決定です。練習日はドライコンディションですから、練習が練習にならない事態になった訳です。もっとも、モトビでレースの時は大抵マディなので、もう慣れちゃった感もあったりします。
取り敢えず、タイヤは前後とも新品にしたかったので、近所のバイク屋さんに場所を借りて作業をする事にしました。また、外装も本番用に交換。やる気のあるところだけは見せる事にしました。
■練習走行
いつもの様に、朝0600時に現地入り。そしていつもの所で場所取りしました。といっても、今回参加は、自分ととっしー殿の2人だけです。昨日の作業で、ホイールのアスクルナットを締めてないので、いそいそバイクを降ろして作業開始。一通り全部点検して、燃料も入れて、万事準備完了です。コースを少し見に行きましたが、ウッドチップ交じりの土に、たっぷり水気を含んでいる様に感じました。先月もこんな感じだったので、歩かないでも大体状況が判りますので、下見歩行は止めにしました。確実に言えてるのは、今回も少なくとも午前中はとんでもないマディになってくれる、という事です。そこで、水場に場所がなくなる前に洗車機を用意して設置しておきました。ヒート毎に洗車しないと、バイクがエライ事になるからです。
着替えも済んで、体操やらブリューフィングやらも済んで、あとは練習走行。今回は台数が多いからノービスの練習走行を2組に分けますー、みたいなアナウンスがあったのですが、渡されたタイスケどうりに進んでると思って、とっしー殿と談笑してたら、実はノービスの練習走行が始まっていて、出向いた時には残り3周でした(爆)
スタート係のA-pro殿に急かされてコースイン。ところが、いきなりマディです(当たり前ですが)、しかもテーブルトップを越えた3コーナーの手前は、なんかコース全体が水浸しです。「うへぇ」とか思いながら、とにかく転けない様に走りました。一応、練習走行なので、ゆっくり走りましたが、2速では地面掻いて前に進まないので、本番では3速かなー、とか考えつつ戻りました。
■予選
予選もへったくれも、ノービスで本戦も走る事になるとは思ってるのですが、一応、まじめに走る事にしました。台数が多いとかで、10台ずつ2組に分かれて行われるとの事。自分は1組でした。いつもスタートで失敗して、スタート直後からビリ決定なので、今回は意識を集中して、A-pro殿が旗を振り上げたと同時にアクセルオン。ずず〜〜っと発進して、気が付いたら3位で1コーナーに突入してました。前回の第2戦のヒート2の時もそうでしたが、ヒーローズの方がスタートが上手に出来るようです。
とにかく、転けたらバイク起こすの大変そうなので、転けないように細心の注意を払いつつ、開けれるところは出来る限り開ける様にしました。基本的にはイン攻めでいったのですが、当然滑りやすいのでバランスを取りつつ堅実に通過する様にしてました。
ともかく、2位の人に引き離されない様に、後を追って走っていたのですが、2周目の5コーナーのところで、インから行くかアウトバンクから行くかでちょっと悩んで、グチャグチャなミドルに突っ込んだところを、右側(アウト側のライン)から抜き様につっかけられてしまい、泥の中に座礁してしまいました。
このミスがなければ、もしかしたら予選は3位だったかもしれないんですが、まぁ、これが実力というところです。でも、あれほど苦手だったマディが、何となくちょっと走り易くなった、というか慣れてきてるのには驚きました。
大体スタートで遅れるのですが
今回は1コーナー過ぎた辺りで3位になってましたw
■ヒート1
昨日と打って変わって天気はピーカンの晴れなのですが、ヒート1までに地面が締まってくる様な訳にはいかず、練習走行の時と変わらぬマディです。予選でミドルクラスに昇格したとっしー殿の撮影をしてたら、スタート地点の右側(つまり比較的乾いてる方)が埋まってしまい、左側に位置しなくてはなりませんでした。「1コーナーのイン側が滑りやすくなってますので注意して下さい」とアナウンスがあったのですが、まぁ何とかなるだろう、とスタート態勢に入りました。で、予選の時同様に、3位か4位で1コーナーに突入しようとしたその時、アナウンス通りにイン側が滑りやすくて、コーナーリング態勢を取った途端にスライディングして転けました。しかも、頭の上のGoProがぶっ飛んでしまいました。これでかなり凹んだのですが、起こしたバイクがなかなかニュートラルに入らず、気が萎えそうでした。その時、コース脇から「たにしさん、早う出て!前詰まってる!!」と、とっしー殿の声が聞こえてきました。ふと見ると、1コーナーの先で1台倒れて難儀してるのが見えました。
いきなり転けてビックリしました
いきなり転けると、なかなかエンジン掛からないんですよねぇ、、

とっしー殿の声が届かなかったら、心が折れて試合放棄してたかも
声援って、意外によく聞こえるし、とても大事だと感じました

シュプレヒコールを叫びながら、全力加速中
声を出す事は、恐怖心を克服するのに有効だと感じました
そこでやっとこエンジンを掛けて再スタート。1コーナーを過ぎてみると、2コーナーの辺りで団体さんが渋滞してました。その脇をスルスルとすり抜けて、テーブルを乗り越え、3コーナーに突入しました。ゴーグルは転けた弾みで泥水がかかって、それが邪魔して遠近感が出ません。だからアクセル開けるタイミングや長さも、何と無し練習走行
や予選の時を思い出しながらやる、という感じです。地面もよく見えないので、どこで滑るか判りません。でも、ここでビビッたら、せっかくのチャンスを無駄にする!
その時、「今度の週末までに速くなれるコツ」というのその3に「AMA Nationalのライダーって、走ってるときに良く声を出しているのを知ってますか? 声をだすことで、無意識で行っている動作も、より具体的に意識して走れるようになります。大声をだしても誰も聞いてないので、気にしないでください」というのがあるのを思い出しました(出典はとっしー殿)。そこで加速ポイントで思いっきりシュプレヒコールを叫ぶ事にしました。
そうやって走ってる内に、段々脳内で変な物質が出て来たのか、滑る路面があまり怖く感じない様になりました。そして、ドンドン走れちゃうんじゃないか、みたいな気持ちになって、最後には歌まで歌い出す始末でした。
結果、8人ほど抜かれて2人ほど抜き返した様な気がしたのですが、順位は6位/14台(章典外2台除く)。
■ミドルクラス・ヒート2の惨事
とっしー殿はヒート1は1位と赫々たる武勲をあげていました。本日のTEAMつぼ焼きはなかなか調子が良い様です。コースの方はどんどん乾いて行って、午後のヒート2ではさらに大暴れ出来そうな予感でした。意気揚々と迎えたヒート2、とっしー殿の撮影もそこそこに切り上げ、今度はあまり滑らなさそうな所を選んでスタート位置に付きました。そして、待ち時間はとっしー殿の走りを観戦していました。どうやら4位辺りで走っている様です。ところが、ある時点でピタッととっしー殿が周回して来なくなりました。おかしいな、と思っていたら、5コーナーの先の方でマーシャルさんが慌ててる様子。もしかして、まさか、と思ってスタート係のA-pro殿に聞いてみたら、予感的中。とっしー殿が転けた様です。
そうこうしているウチに、担架が持ち出され、レースが終わった辺りで、なんと、とっしー殿が担送されて来ました。しかも担架の上でぐったりしてて、意識があるのかどうかも分らない状態。かなりヤバそうです。自分の出番はこの後直ぐです。でも、仲間が怪我してぶっ倒れてるのに、レース走ってて良いものかどうか。他につぼ焼きのメンバーがいればまだ良いですが、今回は自分しか居ません。一瞬迷いましたが、直ちに棄権して、とっしー殿の所に向かいました。
とっしー殿はバイク起こしてるところに後続車が突っ込んで、左下腿骨(脛・腓骨)骨折の重傷、救急車が呼ばれ、病院に運ばれていきました。残された自分は、現地の他のライダーの皆さんに手伝ってもらいながら、自分やとっしー殿のバイクや装備の積み込み、後始末を行い、トランポでとっしー殿を自宅の近所の病院に搬送、とっしー殿のトランポはa-かぁ殿に輸送して貰いました。
この種のスポーツは、いくら気をつけていても、怪我は付き物ですし、事と次第によってはエラい事になってしまいます。自分も実のところ、どうしていいか分らない感じでしたが、スタッフやライダーの皆さんに助けて頂いて、本当に有り難かったです。
この様な次第で、ヒート2は棄権してしまったのですが、個人的には今回のヒート1の走りは、今までにないバランスの取り方、出来る限りアクセル開けようとした覇気等々、今までというより、先月よりもよく走れたレースだったと思っています。
先月と今月の違いは何か、というと、実はダイエット始めて体重が少し落ちた事、あと日常的に水泳を始めた事なのですが、それらが早くも効果を発揮した、という事なのかもしれません。という事は、これからも努力し続ければ、もしかして、もしかするか、、、、も?
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