前回もモチュールカップ開幕戦で、いい感じで走っていると思ってたものの、結果はいつも通りあまり振るわず、ちょっと自分に対して納得いかないところがありました。その状態で4月のヒーローズとWERに出るのもなんだかな、と思っていたのですが、だったらその前にスクール入れておこう、という事で、急遽、31日にスクールに行く事にしました。
あいにく、予報では午後から雨が降る、という事でしたが、雨とかコンディションの悪い時の方が、何か得られる事が多いのは、これまでの経験でも判ってましたので、元気出して行く事にしました。
■整備
いつもの様に朝0400時起床、0430時出発。現地には0700時過ぎに到着。道中、どこにも寄り道しなければ、大体2時間半で到着します。こんなに早く出張ってくるのは、出発が遅れるごとに交通量が増えて到着時間が遅れるからで、仮に0600時に出発したら0930時過ぎになってしまいます。早めに出て、現地に着いてから1時間ほど仮眠する感じで出る様にしています。きっちり1時間仮眠したあと、バイクをトランポから引き摺り下ろし準備を始めます。まず、こないだのグリスアップの作業の時に、フロントアスクルシャフトを止めてるボルトを締めるのを忘れてたのと、ハンドルバーのクランプのボルトも締め忘れてたのでマシ締め。すると、ステムナットも締まってなかったので、これもきっちりトルクレンチ使って締めました。もしかしたら、他にも忘れてるトコがあるかもしれないので点検しておきました。
■フォームチェック
午前中、天気の方はまぁまぁ良かったのですが、風が猛烈で台風のあとみたいな感じでした。グズグズしてると天気悪くなるかも、という事で、さっそくパドックでフォームチェック。先月から何度もチェックして貰ってるので、ものの10分ほどで終了ww でもまぁ、大体のコツというか、要領はもう飲み込めていました。加速の時はフェンダーの先辺りを見て、アクセルオフの時は視線を遠くにする。ジャンプの時は、斜面見て加速して、オフにした時に空中に視線を切り換える。そして空中から着地点を見て、着地したら加速。コーナーの場合もおおよそこんな感じです。そして重要な体重心軸の形成。これは通勤の時のアドレスVの運転の時にも注意してやってたのですが、身体を捻った時に側丹田(側腹筋)に力が入れやすい事を発見。逆に言えば、車体が振られた時などは車体に合わせて腰も振られる訳で、その時にガッと力が入れば、バランスが取りやすい、という事です。
■南コース〜初級中級コース
フォームチェックのあと、南コースでウォーミングアップ。ところが、先週のモチュールカップの後、ずっと晴れ続きだったみたいで、地面はカッチンコチンに乾いていました。しかもモチュールカップのワダチのまま乾いているので、ボケッとしてるとフロントが明後日の方向に取られてしまい、結構怖い感じです。それでも慣れてきたら、徐々にアクセル開ける様にして、コブも出来るだけ進入の姿勢を注意しながら、元気よく飛ぶ様にしました。南コースでチェックを受けている間に、空はドロドロと曇りだし、パラパラと雨が降り出しました。そこで南コースを切り上げて、初級中級コースへ。3月ははやり天気が悪かったので、こっちの方に行ってませんでした。久々の初級コースの尖ったコブの通過をやってみたのですが、やはり「コブの上にまだ半年」では、暫くやってないと感覚が鈍っていて、キレの良い通過が出来ませんでした。そこでゆっくり走ってフォームの感覚を呼び戻してから、今度は急加速を入れてコブに当たっていく様にしました。感覚が戻ってきたところで、軽く飛ぶ様にもしてみたのですが、他のコースのコブとは違って、切り立ったコブだけに、ジャンプの挙動もより明確に判る感じがしました。
続いて中級コースも走ってみました。中級コースも補修されたそうですが、一つ目のコブの斜面が緩やかで、二つ目のコブは切り立ってる感じになっていました。ただ、一つ目のコブを飛ぶと、左側に振られて着地する感じなってしまうので、振られない様に注意して飛んで、二つ目のコブに合わせられる様にしました。先生からも「もう出来てるからコース走って」と言われました。
■これまたカチカチの本コース
そこでコースの下見に出掛けた訳ですが、こちらも南コース同様、カッチンコチンに乾いていました。しかもモチュールカップのワダチはMXテストコースとは違う形で出来ているので、やはりウッカリするとフロントが振られて怖い。コブも尖っていて、きっちりフォームが決まってないと危ない感じがしたので、ノーカンで飛ばない様に、ゆっくり走りました。いつもの様にランチ樹林のお弁当を食べて、早々に練習再開。走っているのはa-かぁ殿と自分だけなので、カチカチのコースはいつまで経ってもコチコチのままでした。まぁ、仕方ないので徐々にピッチを上げて走る様にしました。走ってみて感じたのは、アチコチでミスをするのですが、先月来習ってきた事を実行する事で、意外にリカバー出来る事でした。例えばリアが滑ったり、バランス崩して転けそうになっても、グッと堪えてクリアするといった様な感じ。ただ、ミスはミスに違いないので、やはり心のどこかでヒヤッとしてる様で、なかなか速度を上げる事が出来ませんでした。
今回難しいなと感じたのはフープスで、以前なら2個飛びでクリアしてたのですが、コブが迫り立っているのであまりアクセルを開けられず飛びきらない感じでした。しかし、なんぼ何でもこのままでは格好悪いので、思い切ってアクセル開けて飛んでみる事にしました。そして飛べたのですが、プチ暴走気味で次の2個も飛んでしまい、「わわわーーーっ」てな感じで辛うじてアクセル戻して、その先の急坂を下る羽目になりました。
よく「なんでもっとアクセル開けられないの?」という事を言われる訳ですが、その原因の一つは、こうした怖い思いをしてビビってしまってるというのがあると思います。今回の場合は、迫り立ったコブに対して、進入の姿勢が甘いまま入ってしまったのが原因ですが、これはアクセル開けるコツがどうとかいう問題ではなくて、もっと本能的なものです。しかしまぁ、失敗の原因を突き止めて、それを改善していく事で恐怖心を克服していかない事には、安全にも上手にも乗れないもんだな、と帰りの道中に気が付きました。
■雨、雨、雨
その後、コブの通過や軽いジャンプを練習したり、といぼね君のCRFに乗ってみたり(物凄いハンドルセッティングになっていた)、初級中級コースで練習していたのですが、ポツポツと降っていた雨が、1400時を過ぎる頃にはかなりキツくなってきました。こりゃヤバそうだから、最後に本コース走ろうと思ってコースインしたところで、前も見えないほどの降りになり、あれほどカチカチだったコースは一気に滑りやすくなってしまいました。それでも走ろうと思ったのですが、前は見えない、アクセル開けたら滑る、という具合で、ヤバそうじゃなくてヤバイと判断。半周もしないウチにコースアウトしました。
その後、ベストテク小屋で先生の座学を聞きながら、雨が上がるのを待っていましたが、予報では夕方まで雨でしたし、実際止む気配も全然なく、身体もいい加減冷えて風邪引きそうな予感でしたので、1600時、本日のスクールは終了となりました。
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