ここ2年、新年の走り初めはベストテクスクールだったのですが、今年はTEAMつぼ焼きコミュで練習会を呼びかけてみました。場所をどうするか迷ったのですが、2月5日にJNCC WEX開幕戦に出る人も多いらしいので、デコボコランドで行う事にしました。せいぜい、3人くらい来るんだろうな、と思ってたら、なんと総勢11人以上も集まってくれて、ちょっとびっくりしました。
   この日のデコボコランドは、朝一番は霜の解けた後が残ってましたが、徐々に乾いていって、砂埃が立つドライなコンディションで走りやすかったです。


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集まりも集まったり、約11人以上ww
デコボコランドのパドックの1/3を占めました





■習った事は出来ているか?

   今回の練習の個人的な要目は、前回のスクールで習ったアクセルワーク、そしてコーナーでの着座の仕方をお復習いする事でした。取り敢えず、一等最初は試走という事でゆっくり走りました。
   取り敢えず最初は身体を固める所は固めて、動かす所は動かして、ゆっくり走ったのですが、全体的にドライコンディションでどう走ってもグリップするので、2周目からはピッチを上げました。しかし、判ってはいてもコーナーの立ち上がりがモタモタしてダラけた加速になってみたり、コーナーの進入から着座の際に、アウト側の足がフワフワになっていたりと、意識してなかったら習った事が出来てない様な感じでした。
   ウッズコースも第一だけ入ってみたのですが、2年前に初めてXRで走った時に比べると、若干難しくしたのか、あるいは単に自分が慣れてないだけなのか、モトクロッサーで走るにはちょっとしんどいなーと感じました。もっとも走れなくて難儀するという訳ではなく、あまり引っ掛からず乗って帰ってきたのですが、ダランとしたアクセルワークでなく、アクセルをパッパッと開閉できる位置が理解できたお陰で、凸凹を乗り越えるのが楽になっていました。
   その後、何度か走ってアクセルワークを意識してやってみましたが、15mmの手首だと加速に身体が遅れる事がしばしばあり、気が付いたら2〜3mmの手首に戻ってたりと、なかなか上手くは行かないものだなー、と感じました。上手く行く時はジャンプの飛距離も伸びて気持ち良く走れるのですが、短切な加速Gにまだ身体が慣れてない様に感じました。

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がんトック兄とは去年6月のJNCC爺ヶ岳大会以来の再会
膝の靱帯痛めて、半年以上振りの走行とか
ちなみに、バイクはKTM200EXCになってましたw

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そのKTM200EXCがアクセルオフにしてもエンジンオフにならない仕様で
それが当たり前と思ったがんトック兄に
KX85-IIに乗って貰いましたw



■IB仕様のFIセッティング

   この日はとっしー殿がCRF250R赤富士号のFIをモトロマンでIB仕様にして持ち込んでましたので、試しに乗らせて貰いました。感想は、とにかくエンジンが軽いという事。ノーマルの状態だと、回転が上がるのがすごく重くて、かなり気合いを入れないと上がっていかない感じなのですが、IB仕様の赤富士号は自分みたいなあまり開けられない奴でも、ぴゅんと回転が上がっていく感じ。現に霜の解けた後ではリアがかなり空転してるのが判りました。ジャンプの飛び出しとかも凄くやりやすくて、全般的によく言う事を聞いてくれる感じです。
   それなりに車速に乗せてしまえば、ビュンビュン走る仕様になっている一方で、低速側はスカスカっぽくなっている感じでした。ヌタ場とかチュル気味の坂など、車速が落ちた時はもしかしたらシンドイかもしれません。非常に惹かれるセッティングなのですが、モチュールカップなどにも出る自分としては、低速でのトルクも欲しいところですし、ちょっと悩むなー、という感じでした。モトクロスしかやらないのなら自分も同じセッティングにすると思います。

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自分もKTM200EXCに試乗
2stとは思えないマイルドなエンジン特性にビックリしました


■2連ジャンプに挑戦

   ところで、今回はギャラリーコーナーにある2連ジャンプにチャレンジしてみようと思ってました。まくす殿率いる面々がウッズコースに消えたあと、自分一人ジャンプに挑戦。ところがイザやってみると、2つめのコブにひっかかりそうな怖さがあって、なかなかアクセルを開けられない。逆にガバ開けしたら、暴走しそうな予感があってやはり開けられない。結果、あとちょっとで飛びきるかもしれんのに、よう飛び切らんという結果に終わりました。
   闇雲に目つぶってアクセル全開にして、とかいうやり方は無謀ですが、仮初めにもスクールで危なくない、正しい飛び方を習っている訳です。つまり、習った通りにやれば出来るはずですし、自分もみんなも出来るんじゃない?と思う訳ですから、技術的な問題ではなく、気合いの問題ではないかと思う様になりました。要するに、成功体験がなければ突破口も開けないという訳です。
   どんな立派な先生に就いて、どんな立派な教育を受けたとしても、およそ身体を使ってするスポーツは、本人がやらん事にはどうにもなりません。危ないから怖いのは本能的な事ですが、安全にやれる様にも出来ている訳ですから、まずはやってみる、やれる様に頑張るという姿勢も大事だな、と思いつつ、家路につきました。

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がんトック兄のKTM200EXCを試乗中のワタクシを
後ろから撮影するとっしー殿。軽く2連を飛んでいます