今年は震災の影響で3〜4月のレースの日程が後半にずれこんだせいか、モチュールカップもその影響を受けて、第3戦は7月31日に順延。7月末日って、、、めっちゃ暑いやん!! でも、暑いのはレースやらない理由にはならないので、参加確定なのは言うまでもありません。まぁ、通年続けて出るレースはモチュールカップだけ、と決めてるので、雨が降ろうと槍が降ろうと参加です。
   とか思ってたら、週半ばは雨。しかも市貝近辺は結構降ったとか。となると今度はグチャグチャが心配な訳ですが、グチャグチャでもレースは開催される訳です(しかもグチャ好きな人が結構いるし)
   戦々恐々と前日入りしたのですが、天気は曇りでイイ感じに爽やかなのが助かりました。


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ライダーズミーティング
空はどんより曇りでしたが、涼しくて助かりました




■試走の段階

   今回は、自分らが先生の指導でコーステープ張りをやりました。こうやって自分の足でコースを歩く事で、予めコースの状態を知る事が出来る訳ですが、思ってたよりグチャってないのが幸いでした。ロックセクションは登りで使うとの事でしたが、下のグチャグチャになる所も意外に締まってて、これなら行けそうかなー、という感じ。でも、明日はZENN殿んとこのPINKYちゃんも出そうな雰囲気なので、一旦は止めときますかー、という事になりました。ところが、MターSクリストのS田さんが試走から帰ってきて、これじゃ物足りない、という事になり、ロックセクションもケモノ道の大坂(これも登りで使用)に決定しました。
   内心アイヤーと思いつつも、決まった以上は走らない訳に行かないので、試走にゴー。全般的に濡れてはいても締まってる感じなのですが、桑畑コースはうっかりすると滑る感じ。初級中級コースはいつも滑るので要注意。ロックセクションに向かうコースは案の定グチャっていましたが、ロックセクションそのものはエイヤと行けば上がれる感じ。そして南コースの周りはシメシメしてて、ケモノ道の入口はグチャグチャ。ケモノ道もツルツル。でも大坂そのものはそんなに滑る路面ではないので、エイヤと登れば大した事ありません。

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皆さんで記念撮影
自分はちゃっかりPINKYちゃんの隣ですw



■自分をセーブして完走を目指せ!

   開けて31日。有り難い事に曇り空で明け方などは寒かったくらいです。起床は0630時。直ちに朝飯食って、バイクのタイヤの空気圧調整。試走の時は前0.8後0.7だったのですが、おのおの0.1ずつ下げました。パドックの水たまりが大分減っていたので、コースの方も乾き始めてるかなー、と思わないでもなかったのですが、うっかりズベ転け予防をするに越した事ないと考えました。
   その他の用意は出来ているので、ビート殿やPINKYちゃん始め、他の人らと雑談したり、早めに着替えたりして準備を済ませ、ライダーズミーティングのあと、いよいよ試走。今回はクラス順という事で、自分らBクラスは一番最後にスタートです。取り敢えず、昨日試走しているのでコースは覚えているので、路面の状態が気になるところです。とは言え、まだまだ元気ですので、取り敢えず遅れたり抜かれたりしないように下見。やはり一番の鬼門は、ロックセクションの様ですが、バリバリと元気に突破。ケモノ道の入口のコーナーはグチャグチャでワダチが3本ほど出来てましたが、これも手堅く突破して、大坂も無事乗り越えて、下見終了。
   昨日に比べれば若干乾いた感じでしたが、全般的に得意な状況ではないので、無理して急いで走るよりも、確実堅実に走って少しでも周回する作戦でいく事にしました。早く走ろうとか誰かと競争しようとか、そうやって頑張ってしまうと1時間くらいしか持たなくて、また前回みたいにひっくり返ってしまいそうな予感がします。だったら遅くても周回し続ける方がよい、という判断をした訳です。
   いよいよスタート。最初の頃はドキドキ緊張してましたが、最近はあまりそのドキドキがなくなってきた感じがします。まぁ、試走もしてますし、第一身内のレースという認識が強いもので、そこまでしゃちほこ張ってない感じです。順位争いをしてる人らには取り敢えず先に行って貰って、いつもの様にマイペースでスタート。1周目は疲れない程度に頑張って走りましたが、早い人にはドンドン先に行って貰って、自分のペースを崩さない様にしました。
   2周目以降はかなりペースを落としました。以前、「そんだけゆっくり走れば疲れないでしょ」と言われた事がありましたが、裏を返せば、ゆっくり走れば疲れないという事です。今回の路面は、走るにそれほど苦労するほどの悪路にはなってませんでしたが、桑畑コースの下り坂や、長靴コーナーからMXコースに上がる急な登り、ロックセクションの登り、南コースからケモノ道への下り坂、そしてケモノ道とその大坂、という具合に、気張らねばならないセクションがあり、それらの箇所で気張るための体力を温存しておかねばなりません。また、うっかり転ければバイク起こすのに余計な体力を食われてしまいます。

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早くもドロドロ、ゴーグルは曇って役立たずです
ブーツの口に白のビニテで目張りをしましたが
ガムテよりも強くて破れもせず、泥は入ってきませんでした



■珍しくもコース変更

   ところが、早くも2周目辺りから、ロックセクションの下がドロドロになり始め、ケモノ道も泥が飛んで岩が剥き出しになってきました。3周目に入った時、後ろから先生がXR200で追い抜いていったなー、と思っていたら、ロックセクションでシブヤ家のS太君が引っ掛かっていました。応援のZENN殿も駆けつけて、取り敢えずバイクを脇に避けようとしてましたが、その間、自分の前にはバイク3台が待機中。その間を、AAやAクラスの猛者達がバリバリと飛ばして坂を駆け上がっていきます。
   いよいよ自分の番が来た訳ですが、ロックセクションの下はグチャグチャの泥でワダチが出来ていて、トロトロしたアクセルワークでは上がれません。とにかく、セクションの手前で気張ってアクセル開けて、どうにか1速で突破する事が出来ました。ところが今度はケモノ道がチュルチュル。ラインは左なのに、どないしても右の方に滑って行ってしまいます。2速ではどうにもやりきれないので、1速に落としてどうにか突破しました。
   ところが4周目に突入し、再びロックセクションの所にやってくると、さっきより酷い状態になっている(爆)。自力で突破出来るのはAAやAクラスの上位の人達くらいなもので、それも結構大変そうに突破してる。A2クラスでもスタックする様な状態です。何台か上手い人に先に行って貰い、後続が来てない事を確認してからチャレンジ。ところが、今回は登り切れず、ズルズルと後退してそのまま道を塞ぐ格好で転けてしまいました。ZENN殿に助けて貰ってやっとこバイクを起こし、向きを変えて再発進。その時先生から「コース変えるから一旦ピットインして」と言われました。あとで聞いたところ、自分以外にも転けたりスタックしたりする人が続出してて、押してるウチに熱中症になりそうになったとの事。まぁ、難所嫌いな自分としては、これ幸いな話しで、後ろから押して貰って辛うじて突破しました。

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リスタートシーン。ずらりと並んで壮観です
自分の後ろは自分より早い人ばっかです




■せめて1周は気合い入れたい

   スタートから約1時間で全車ピットイン。コースが変更される間、休憩となりました。再スタートは30分後。第2ヒートは1時間15分という事になりました。スタート順はピットインした順番という事で、自分は3番目。どっちみち、早い人に抜かれるのは判っていたのでドンケツでも良かったのですが、そうもいきません。
   再スタート直後に、案の定早い人には抜かれた(というか先行って貰った)のですが、PINKYちゃんだけは先に行かせる訳にはいかん、という事でベッタリ追尾しました。PINKYちゃん、去年の最終戦の時にはかなり危なかっしい感じだったのですが、この半年の間に相当腕を上げたらしくて早いです。が、どうやらまだコーナーやセクションは苦手っぽい感じだったので、その内ミスするんじゃないか、と踏んだ訳です。そして予想通り、ケモノ道で引っ掛かっている所を横から颯爽と抜いていき、大坂をバリバリ上がって引き離しました。ところが南コースに戻る入口で先に行ってたバイクが立ち往生してる。どうやら、ロックセクションだけでなく、ケモノ道もカットされていたらしくて、自分らはそれを知らずに入り込んでしまったみたいです。そこでモタモタしてる間にPINKYちゃんに追いつかれ、そのまま抜かれてしまいました。
   この後は、ともかく1時間15分走りきる走りに徹しました。大体疲れている時に息張って走ろうとして、滑って転けて体力消耗、というパターンが多いので無理はしない様にしました。チェックポイントで「残り35分」のプラカードが出て、すると自分の走りでは大体3周くらい出来るかな、と見当とつけ、前回の様に「チェッカーだと思ったらもう一周あった」という事態に備えて、余力を残して走り、予想通りラスト1周を走って一番最後にチェッカーを受けました。

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熾烈な最下位争いww
気張れないには気張れないなりの理由がありそうです

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Bクラス4人中3位ww
んん〜〜、スクール通ってる回数から行けば
トップクラスの筈なんだけどなー



■反省点

   今回は始まる前から無理しない方針で走ったので、反省点がいくつかあります。
   まず、いくら無理しないと言っても、もうちょっと頑張って走れば良かったかな、という事。今までは無理も頑張るも、必死こいて走ってトロくさい走りだったのですが、今回は人が見てる所では気張って走ろうとした訳ですし、またそのやり方も判ってた訳ですから、人の見てない所でももちっと頑張るべきでした。まぁ、ここら辺の加減は難しいところではありますが。
   走ってて気が付いたのは、自分は高速でコーナーに進入しているのが苦手、というか下手だな、という事。例えば、直線で加速してもコーナーの手前で十分減速しなければならないとか、放っておいても車速が上がる下り坂でアクセル開けられないとか(クラッチ切ってブレーキ掛けて下ってくる)。結果、スムーズに走れずタイムロスも多いのですが、コーナーリングの基本的な部分で何か欠けているんじゃないかと思います。
   今回も早い人には先に行って貰える様にラインを空ける様にしたのですが、時と場合によってはコースの斜面を走って避けたりと、普段なら走らないラインを走ったりして自分でも驚いたりしたのですが、それが出来るなら他の時もそうやって走れや、と自分にツッコミ入れてたりしました(笑)。しかし、AAやAクラスの人が相手ならともかく、A2クラス下位の人や、同じBクラスの人にまで譲ってたのは、いささか敢闘精神に欠けるのではないか、とも思えなくもありません。
   この辺りを意識して、次回はもっと頑張りたいと思います。


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