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   防災食糧として、真っ先にイメージするのが乾パンではないでしょうか。元は軍隊の携帯口糧であった訳ですが、今でも大きめのスーパーに行けば、大抵は置いてあります。
   ただし、乾パンに対する評価というのは、けんもほろろな物が多いです。被災地に送っても「味気ない」「食感が悪い」と評判が悪いそうです。確かにその通りなのですが、その中でも比較的美味しいのが、北陸製菓の乾パンです。
   決定的な違いは、あまりメリケン粉くさくなくほんのり甘くて、かつ食感がビスケットチックな事。チョコレートやコンデンスミルク、コーラ等々、甘い物に良く合います。
   ただ残念なのは、北陸製菓の乾パンは、あまりスーパーなどではお目見えしない事です。他のメーカーのに比べれば、結構イケるのに置いてあるのは、マイナーな100円ショップだったり、お菓子屋さんだったりします。



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   そのため、見つけ次第、大量に買い込む訳ですが、市販されている袋詰めの物は、賞味期限が1年間。防災用として長期保存するには、いささか難があります。どこでもいつでも買えるのであれば、先積み先出しで消費して常にフレッシュな物を置いておけますが、そうもいきません。

   ところで、防災用として真っ先に頭に浮かぶだけあって、長期保存用の乾パンがあります。これは各メーカーとも作っていて、一般的な麻雀パイサイズのものでなく、いわゆる海軍タイプの大きなものでです。

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賞味期間は5年間
5年後、開封して食べましたが
多少、風味が落ちる程度で、全然食えました

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乾パンがぎっしり。なかなか見応えある光景です
家庭用というより、事業所用ですね

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この大きさの乾パンは、あまりお目見えしません

   5枚が1セットで真空パックされていて、一斗缶にこれが64個。二缶セットで128食入りで売っていました。もっとも、乾パンばっかりこんなにあっても、さすがに飽きると思うので、家庭向けではありません。どっちかというと事業所向けです。
   食べてみた感じとしては、市販の乾パンと変わるところなく、美味しいです。ただし、5年経った物はちょっと風味が落ちている感じでした。ただ、美味いといっても、それは他社の乾パンと比べたら、の話しであって、これ単体では少々食べにくいのは確かです。まず水気の物はないと食べにくいです。
   水気なしだと、途端に喉が渇く事から、水の補給がままならない状況では、やはり厳しいと言わざるを得ません。自宅の防災食料として置いておく分にはいいと思いますが、非常持ち出し袋とか帰宅支援セットとかには、水なしでも食べられる物がいいかな、と考えました。


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