キャプテンスタッグのキャンピングスクラムランタンを砲弾型LEDに換装した後、より強力な照度を求めて、FLUX LEDを使った2号機を作成したのですが、レポートを上げるのをさっぱり忘れていました(汗)


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■FLUX LED化

   砲弾型LEDの欠点は、光が遠くまで届く代わりに広がる範囲は狭い、という事です。ランタンとして使うからには、光る範囲が広い方が良い訳です。そこで、砲弾型を止めて、平型(FLUX LED)を使う事にしました。
   FLUX LEDにも様々あって、発光部にレンズが付いているものは照射角が狭いので、レンズの無い物を選びました。形が四角い形をしていますので、砲弾型の様に間 隔を開ける事なく、基盤の上にびっしり並べる事が出来ます。その代わり、抵抗は基盤の裏側に回す必要があります。
   FLUX LEDは足が4本付いていますが、使うのはプラス・マイナス1本ずつだけ。抵抗はマイナス側に付けるのは砲弾型の場合と同じです。配線の仕方も、マイナス 同士、プラス同士を並列で繋ぎます。基盤にびっしりLEDを並べますが、回路的には縦にずらっと並列に繋がれたLEDの列が横に並んでいる、という感じで す。根っこの部分でやはりプラス・マイナスを一緒に繋いで、リード線をくっつけ、電池の方に回します。

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左がネットオークションで調達したFLUX LED
右は秋月電子で買ってきた100オーム抵抗

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基盤の上に96個のLEDをずらり並べました
なかなか壮観です

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裏はこんな感じです
LED一つずつに抵抗を付けて、並列に繋いでいます




■FLUX LED化の威力

   基盤の上に並べたFLUX LEDの数は、なんと96個。その明るさは砲弾型69個の倍以上は明るいものでした。しかも2基製作したので、夜間のバイクの積み込みから簡単な整備まで、何ら支障なく行えます。車中泊の場合は、1基でも十分なくらい明るいものでした。
   使用時間は、正確には計った事はありませんが、一晩まるまる点けっぱなしでも、2晩くらいは持ちます。もっとも、ある一定時間を過ぎると、急速に暗くなっていく感じなので、LEDを直視しても目がチカチカしなくなったら、電池を交換してしまいます。
   約半年使いましたが、試作を兼ねた1号機の方は、半田付けが甘い部分があった様で、接触不良で半分点かなくなってしまいました。ご丁寧に基盤裏をホットボンドで固めていたのですが、それを全部剥がし、修繕して復活させました。

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点灯試験
見るからに砲弾型より明るいです

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こちらは砲弾型LEDの照度
優しい白さの光ですが、あまり明るくありません

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こちらはFLUX LED
青白っぽい光ですが、明らかに明るいです


■電池の節用

   泊まり掛けのスクールでは、夜中に携帯電話を使う際に、単三電池タイプの充電器を使って電源を確保しています。ところが、このタイプの充電器は、電池容量が半分以上残っていても、携帯電話を充電できなくなってしまうため、大量に使い差しの単三電池が残る事になります。むざむざ捨てるには惜しい資源です。
   スクラムランタンは、もともと単一電池を使うランタンですが、電池アダプターを使う事で単三電池も使えます。もっとも、単一電池の容量は約2300〜2500mah、単三電池のそれは900mahと言われ、しかも携帯電話に使った後ですから、さらに容量が少なくなっているはずです。
   しかし、一晩中ずっと点けている訳でもなく、寝るまで使えたら十分なので、1基は単一電池にし、もう1基はアダプターを使う事にしました。容量があるウチは、単三電池であっても単一電池と同じ照度を持つ事が分かりました。

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これを使う事で、ランタン自体も軽くなるので
吊り下げて使うのにも向いているかも