XR250グレート・ストライカー号は、もともと黒かった訳ですが、その流れでウェアも黒となり、自分のパーソナルカラーとして黒が定着しました。そしてレーサーに乗るなら、CRF250Rのブラックエディションが良いなーと思ってたのですが、2010年モデルには黒がない!
   という訳で、外装を自前で黒くする事にしました。まぁ、2009年モデルのブラックエディションも、赤いのに比べたら2万円ほど高かったので、自前でやるのと大して変わらん、という事でしょう。
当初は、UFOの外装にムリムリ2009年モデルのブラックエディションのデカールを貼ろうと思っていたのですが、どう見比べてもシュラウドの形が全然違います。そこで外装の保護も兼ねて、しっかりしたデカールを貼る事にしました。
   どこのがイイかなーと色々物色していたのですが、CRFのは赤基調の物ばかりで、黒いのが全然ない。そこでやっと見つけたのが、ONEインダストリーズのマサカーのグラフィックキット。当初はデカールだけで2万円以上するのかーと思ってたのですが、これは何と外装付き。お陰でUFOの外装はキャンセルする事が出来ました。


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思いの外、デカイ箱が届いてビックリしました
目下のところ、テーブル代わりに使ってますw

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中には外装、デカール、シートがぎっしり





■貼り方

   デカールの貼り方は、先輩諸氏も色々上手く行かない様で、様々な方法がある様です。自分はカッティングシートを貼る時は、曲面が少ない場合は真水をスプレーしてドライヤー当てますが、曲面が大きい時は水にシャンプーを混ぜた物を噴いてやってました。
   ところがこのデカールは外装を保護する目的もあるだけあって、カッティングシートとは比較にならんほど分厚く出来ています。ドライヤー当てた程度じゃ、上手く貼れないなーと感じました。
   そこで、スクールの先輩のNMR殿(同じCRF乗りで何だかんだで外装に凝る人w)に貼り方を聞いたところ、「風呂に湯張って、自分と一緒に外装とデカール入れて、風呂ん中で貼る」とアドバイスを貰いました。この方法、NMR殿が独自に開発したものでなくて、他の人から聞いたとの事でしたから、意外に多くの人がやってるのかもしれません。
   問題は、ウチの風呂はユニットバスで、自分が入ったらアヒルのオモチャさえ浮かべられないほど狭い。そこで外装とデカールだけ入れて、自分は風呂桶の外から手つっこんで、染色するみたいにデカールを貼りました。
   風呂の湯といえど、シャンプーは入れてないので、デカールが外装にくっつくと動かす事は出来ないのですが、それこそ湯の中ですので力入れて貼り付けなければ、剥がす事は出来ますので仮貼りして位置を決め、それから本貼りしました。内側から外側に向かって、水を押し出す様に貼り付けたのですが、それでも水泡はそれなり出来てしまい、湯の中で押し出す様に何度も擦りつけました。
   貼り合わせた後は、角などが浮いてくるのでドライヤーで暖めて貼り合わせ、2週間ほど放置して乾燥させました。

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作業しているウチに、湯は冷めていくので
適宜、お湯を足していきます

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結構分厚いデカールなので
空気中での作業では
外装に馴染ませるのが大変かも知れません


■オリジナルのステッカー

   ところで、このマサカのグラフィックキットには、どういう訳かリアフェンダーのデカールはありません。でも何だかんだでリアフェンダーも傷が付くのでデカールが欲しいところです。しかし無い物は仕方ないので、グレート・ストライカー号と同様に、オリジナルのステッカーを貼りました。ただ、これだけでは洗車機等でもイチコロで剥がれてしまう事があるので、その上からさらに1枚、クリアを被せておきました。
   同様に、フロントフェンダーにもオリジナルのステッカーを貼った訳ですが、こちらはリアフェンダーよりも曲面が大きく、上手にクリアを貼る事が出来ませんでした。まぁ、どのみち傷は付きますし、ひどくなったら外装そのものを買い換える他ないので、こちらはそのままにしておきました。

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リアフェンダーの方にはクリアを貼りましたが
フロントの方は省略しました(面倒で、、)
デカールがビニテの糊で汚れてる部分があったので
ガソリンで拭いたら
外装のワックスが飛んでつや消しになってしまいました
(パーツクリーナーなら若干マシ)




■シートの張り替え

   このコスメティックキットには、シートの皮も付いています。シートの張り替えについては、ネットで検索したらいくらでも作例が出て来ますので、それを参考にしました。
   必要な道具は、タッカー。ホッチキスの大きい奴でも良いんでしょうが、作業性を考えて平井のホームズで1050円のやつを調達しました。元々張ってあるシートを留めてる針に比べると、やや細い針でしたが、まぁ固定出来たらそれでイイので、これで良しとしました。
   まず、純正のシートを剥がしますが、これは針をマイナスドライバーなどでこじって外すだけです。自分はニッパーを使いました。次にONEのシートを被せ、頭、オケツ、脇腹と仮止めし、あとはピンと張る様に引っ張りながらバチバチと針を打ち込んでいきました。
   作業そのものは意外に簡単だったのですが、何せ右腕が腱鞘炎ですので、タッカーをちゃんと保持できず、中途半端にしか針が入らない事があったりして、プラハンマーなどで叩いて打ち込んだりもしました。
   結果としては、初めてにしては上手に出来ました。もっとも、これはCRF専用の皮だから上手くいったのであって、汎用のシートだったらもっと大変だったと思います。

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思いの外、ピッチシ張れました

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タッカーの打刻力が弱いのか
若干ガタってしまいましたが、大丈夫でした


■外装交換のネック

   良い感じに準備が出来たので、腱鞘炎でバイクに乗れない連休を利用して、外装を替える事にしました。フェンダー、シュラウドはボルトオンで付けれるので全く問題なしです。
   ところが、エアクリーナーカバーは、リアフレームに付いているので、リアフレームを外さねばなりません。ところが、リアフレームを外そうとすると、エンジンコントロールユニット、エアクリーナーのコネクティングチューブといった、ヤヤコシイ部位を外さねばならず、その前にマフラーも外さねばなりません。慣れた人には楽勝な作業でも、基本的に分解・結合系の作業が苦手な自分には、壊しかねない作業なのでビクビクものです。
   結局、今回はこの部分には黒のカッティングシートを貼るだけでお茶を濁しました。しかし、濁しただけあって、非常に見栄えが悪く、かつ洗車機で一発で剥げそうで、ここはどうあってもちゃんとした外装に替えたいところです。

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やっぱりサービスマニュアルに書いてある通り
マフラーなどなどを外さないとダメっぽいです

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カッティングシートでごまかしましたが
自分でも納得いかないほど、出来が良くないです


■換えてみた感想

   やっぱり格好いいですね〜。換えたからと言って、別に早くなる訳じゃないんですけど、やっぱり気分がいいです。バイクの色が赤いってのは、どうにも合ってない感じがしてました。
   ところで、どうしてバイクもウェアも黒いんですか?とよく聞かれるのですが、バイクが黒いのは、XR250の黒いのが格好良くて買った、というのが元々の由来なんですが、ウェアまで黒いのは、前は写真を撮ってまして(その移動手段としてバイクを買った)、服やバッグ類は光を反射しにくい黒で揃えていたもんで、その流れでウェアも黒くなった訳です。
   まぁ、格好の方はお金掛けたら済む話しですんで、早いところ、走りの方を格好に似合うレベルに引き上げたいものです。

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でも、半年もしないウチに
ボロちくなってしまいそうな予感、、