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   7月上旬に2010年モデルのCRF250Rの情報が入り、FI化される事が判ったため、中古のレーサーを買う事を止め、新車で買う決断をし、7月11日に埼玉のモトロマンに電話を入れ、予約をしました。手付け金2万円を払い、トランポを買って駐車場を確保し、バイクの積み込みや運転の練習などなどをやっているウチに、9月11日に納車される事が決まり、いそいそと引き取りに行きました。


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自分のパーソナルカラーは黒なんですが
2010年モデルにはブラックエディションはありません
サードパーティの外装に替えたいです





■運良くグリスアップを見学

   モトロマンに行くのは初めてで、連絡は電話とメールだけだったのですが、事前にしっかり地図を確認して行ったので迷う事なく到着。支払いを済ませ(なんと現金一括払いww)、最近のベストテクスクールの話しなどをしたり、消耗品を買い込んだりしたあと、いよいよご対面と思ったら、まだグリスアップと組み付けの作業が終わってない、との事。
   レーサーは出荷時にはリンクもステムもグリスがちょっとしか付いて無くて、乗る前にまずは全バラにしてグリスアップする、という話しは前から聞いていたのですが、自分は元よりメカ音痴ですし、サービスマニュアルも見た事がないので、特典で付いてくるポイント使って、お店でグリスアップをして貰う事にしていたのです。
   作業が遅れていたお陰で、奇しくもグリスアップの作業を見学する事ができて、とても参考になりました。リンクのシャフトなどを見ましたが、ホントにグリスが付いて無くてビックリしました。

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バラバラにされるリンク周り
トレール車と違って、余計な物がついてないので
バラすのは楽そうです
(自分にやれるかどうかは別問題)

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メカの人から判りやすく解説をして貰いました
ただ見てただけですが
いきなりサービスマニュアル見ながらバラすより
先に見学した方が安心ですね


■ぱっと見た目の感想

   こうして貰い受けてきたCRF250R。第一印象は、細身で背の高いバイクだ、という事。そして軽い、という事でした。トランポに載せる時、グレート・ストライカー号(XR250)の場合は、気合いを入れてラダーの上を駆け上がり、前輪が乗った時点で前ブレーキを掛けて、身体を車内に入れて、腰を入れてよっこらしょと放り込むのですが、そこまで気合い入れなくても載せる事が出来ます。ただし、背が高いので、荷室の真ん中寄りに一旦入れ、載ってから荷室の中でバイクの位置を変える感じです。車体が軽いので、背を屈めた状態でも後輪を持って車体の位置をずらす事が出来ます。
   CRF250Rに付いてくる装備は、三角スタンドとプラグレンチ、ニップルレンチにサービスマニュアルだけです。その三角スタンドは、サービスマニュアルにも書いてある様に、簡易的なスタンドであって、ちゃんと地面に立てる時はバイクリフトや一升瓶ケースが必要です。自分は三角スタンドで立ててて、よそ見をしてるウチに勝手にバイクが倒れて、いきなりブレーキレバーを曲げてしまいました。
   跨ってみた感じは、身長174cm、体重85kgの自分の場合、両足の爪先が余裕で着く感じで、デカイ図体に生んでくれた親に感謝、というところです。レーサーはサスが硬いという事ですが、ちょっと座った感じでは、やーやー言うほど硬いという風には感じませんでした。もっとも、長時間座れば、サスもシートも硬く感じるのだと思います。

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体格が良いお陰で、足つき性は比較的良い方です
もっとも、これでガレ場とか行けと言われたら
もれなく躊躇しますが(汗




■エンジンの始動性

   前にスクールで見た2009年モデルのCRF250Rは、一旦エンジンが止まったらなっかなか再始動しないバイクで、あれじゃとてもじゃないが、自分じゃ動かせないと思いました。しかし、FI化されたCRF450Rは始動性がすこぶる良好、という評判でしたので、FI化された250Rにも大いに期待してました。(というか、FI化されたから、新車でも買うつもりになった)
   モトロマンで引き渡された時、一等最初の点火は、5〜6回キックを踏み下ろしましたが、それで点火。そして持って帰ってから駐車場でやった時は、チョークを引いて2回で点火。スクールでは、走り出したらエンストしても1発で再始動。特筆すべきは、転けても大体1〜2発で掛かるという事でした。

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こんな風になっても、エンジンはほぼ1〜2発で掛かります
車体が軽いので
堪えるのも起こすのも楽です


■ハンドル

   CRF250Rはずっとレンサルのハンドルを使い続けるみたいで、2010年モデルもレンサルのCOMPバーが付いています。XR250には、ベストテクバーを付けていたのですが、それに替えようとしたら、クランプを交換せねばなりません(クランプの高さも変えるとなったら、ZETAのハンドルバークランプキット(トップブリッジ)に替えねばならない)。
   その事をベストテクスクールのワタナベ先生に相談してみたところ、「取り敢えず当面はこれで行ったら?」という事でした。去年までのモデルは、ハンドルが高かったらしいのですが、2010年モデルはセッティングが変わって、丁度良くなったとか。もし、ファットバーに替えたいのなら、ZETAのSX3のCRF250R用がいいよ、との事でした。
   まぁ、色々入り用ですので、当面はこのまま使ってみて、必要があればおいおい替える事とします。

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そろそろファットバーにして欲しかった、、
それとも、こっちの方が実は性能が良い
って事もあるんでしょうか?


■いきなり失敗

   この記事は、これからレーサー買おうとしてる素人さんが読んでると想定して、いきなりやった失敗を書いておきます。
   まず、モトロマンから持って帰り、自分とこの駐車場でちょっと載って写真を撮って、さぁトランポに積み直そうと用意をしていたら、三角スタンドで立てていたバイクが倒れて、ブレーキレバーが曲がりました。三角スタンドはあくまで簡易的なスタンドで、XRのスタンドの様に信頼性が高いものじゃないという事がよく判りました。しかも、ハンドルが左に切ってあれば良かったのですが、写真写りが良い様に右に切っていたので、余計不安定だったようです(倒れたのは右側に)

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いきなりグンニャリ。かなり凹みました
まさかハンドル交換が
一番最初のメンテになると思ってませんでした


   曲がったままでは具合が悪いので、かかりつけのバイク屋で替えのレバーを頼みました。ものの2日で届いたので、早速付け替えようとしたのですが、XRの時の様に、マスタシリンダがハンドルに付いたままでは、レバーのロッカーアームとプッシュロッドを連結するゴムのブーツが、なかなかロッカーアームに入らず、マイナスドライバーで無理に入れようとしたら、ブーツを少し切ってしまいました。結局、マスタシリンダをハンドルから外してようやく填める事が出来ました。

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しかも、いきなり失敗の図
まぁ、ダストカバーがあるから、何とかなるでしょう


   慣らしのあと、オイルとフィルタを交換したのですが、ズボラをかましてオイルパンを持って行っておらず、オイル吸収箱で廃オイルを受けようとして狙いがはずれて、地面をオイルだらけにしました。また、ウエスもキッチンペーパーも持って行っておらず、オイルフィラキャップやドレンボルトを、シートを包んであったビニールの上に置く始末。しかも、オイルをサービスマニュアルに書いてある定量だけ入れて、エンジンかけてオイル量をチェックするのを怠ってました。
   ここいら辺の失敗は、何せ初めての事なので、おいおい勉強して身に付けていく他ないなぁ、と感じました。