■どう運用するか
バイクでアマチュア無線をやってる人は結構多くて、検索を掛ければ色んな情報を仕入れる事が出来ます。特に、アンテナを立てる位置に関しては、オーソドックスなのはナンバープレートにステーを固定して、そこに立てるというものですが、なかにはキャリアから立てたり、ハンドルやミラーに基台を設けて立てる人もいる様です。自分も当初は車体のフロントにアンテナを立てる事を考えたのですが、転けた時にアンテナがグサっと身体に突き刺さっても痛いので、普通にナンバープレートから立てる事にしました。
次にアンテナと無線機を繋ぐケーブルの処理。オンロード車の人の多くは、シートやカウルの裏にケーブルを通し、タンクの前からケーブルを出して無線機に繋ぐ方法を取っています。しかし、この方法だとケーブルは原則として車体に付いた状態で現地で取り外す事は難しい。自分はキャンプ地に着いてからテントの中でも無線機を使う事を考えていますので、ケーブルはアンテナから直で引ける様にしたい。まぁ、車体にケーブルが潜っていても、延長ケーブルで繋げば良い訳ですが、ケーブルが長くなればそれだけ利得も落ちるでしょうし、バイクを洗う際にはやっぱりケーブルを外したいので、だったらケーブルは車体の外側に這わせて、いつでも取り外しが出来る様になっていた方が良かろう、という判断をしました。
さて、取り付けるアンテナですが、基本的にはVHF/UHFのアンテナがモービル用としては一般的な様です。HFのモービルアンテナもありますが、やたら長いのばかりでオフロードバイクに付けるには持て余しそうです。そこで144/430MHzのアンテナで40cm以下のアンテナを付ける事としました。(この事が後で少々問題になってきます)
■買ったもの
取り敢えず物がない事には何も始まらないので、アキバに行き、いかつい店員に声かけられた富士無線でブツを調達しました。
まずアンテナは、ダイヤモンドのフレキシブルタイプのSLIM GAINER AZ504FX。フレキシブルでないタイプもあったのですが、林道を走ったりすればそれなりの振動な訳で、またバイクから乗り降りする時に、おそらくはアンテナに足をぶつける事もあるでしょうから、フレキシブルなアンテナにしておきました。AZ504FXは長さが0.39mなので大きさの条件にも合致しています。
アンテナ基台は、いくつかのメーカーから出ていますが、一番仕上げの良かったダイヤモンドのKB2を購入。まぁ、始終目につくところに付ける訳ではありませんが、キレイな物に越した事はありません。
そしてケーブルは、コメットの2D2BCという同軸ケーブル。長さは2m。コネクターはアンテナ側がM端子で、無線機側がBNC端子。両方ともM端子にしようかとも思ったのですが、FT-817はM端子の方が電気を食うという評判だったのと、タンクバッグに収める時にフロントを前にしてパッキングすると思うので、だったら前からケーブルが出てる方が良い、という事でBNCにしました。
締めて、9240円(税込)。

買ったブツ一覧
どうせなら全部ダイヤモンドの製品にすりゃ良かったのだが
店のオッサンのチョイスに従ったらこうなった

アンテナ基台を取り付けたところ
ピカピカな仕上げで、見た目にも美しい


バイクを収納する時はアンテナを外す
ケーブルは丸めて収納袋に入れて
キャリアに備え付けておく
■アースの問題
ところで、SLIM GAINER AZ504FXは144MHzが1/4λ、430MHzが1/2λという事で、430MHzの方はノンラジアル、つまりアースは不必要なのですが、144MHzの方はノンラジアルでないのでアースが必要、という説明が書いてありました。要するにアンテナの長さが短いからこうなる訳で、もし144MHzの方もノンラジアルにしようと思ったら、66cm以上の長さが必要になります。で、アースの仕方は、アンテナ基台とバイクの車体を導通する事によって行わねばならないそうです。
とまぁ、説明としては理解できた訳ですが、実際にはどうしたら良いか、さっぱり判りません。ネットで色々検索しましたが、調べ方が悪いのか、これといった情報を仕入れる事が出来ませんでした。一般に、車体にアーシングをする場合は、車体の塗装を剥がして、そこにアース線を圧着させるそうです。しかし、塗装を剥がせばもれなく錆びる訳で、特に林道走ってドロドロになった後、コイン洗車などする訳ですから、出来れば剥がしたくはありません。バッテリーのマイナス端子にアース線をつなげ、という意見もありましたが、そんなんして大丈夫なん?と思いました。
そこで、掛かり付けのバイク屋のあんちゃんに相談したところ、ナンバープレートを留めてるボルトとフレームにリアフェンダーを留めてるボルトを電線で繋ぐ加工をしてくれました。で、テスタでアンテナ基台とリアブレーキディスクにテスト棒を当てて調べてみると、ちゃんと通電してました。要するに、塗装は剥がさなくてもちゃんと導通する訳です。

赤矢印の部分が繋いだところ
アース線には、ちゃんと圧着端子が付いてます
バイクでアマチュア無線をやってる人は結構多くて、検索を掛ければ色んな情報を仕入れる事が出来ます。特に、アンテナを立てる位置に関しては、オーソドックスなのはナンバープレートにステーを固定して、そこに立てるというものですが、なかにはキャリアから立てたり、ハンドルやミラーに基台を設けて立てる人もいる様です。自分も当初は車体のフロントにアンテナを立てる事を考えたのですが、転けた時にアンテナがグサっと身体に突き刺さっても痛いので、普通にナンバープレートから立てる事にしました。
次にアンテナと無線機を繋ぐケーブルの処理。オンロード車の人の多くは、シートやカウルの裏にケーブルを通し、タンクの前からケーブルを出して無線機に繋ぐ方法を取っています。しかし、この方法だとケーブルは原則として車体に付いた状態で現地で取り外す事は難しい。自分はキャンプ地に着いてからテントの中でも無線機を使う事を考えていますので、ケーブルはアンテナから直で引ける様にしたい。まぁ、車体にケーブルが潜っていても、延長ケーブルで繋げば良い訳ですが、ケーブルが長くなればそれだけ利得も落ちるでしょうし、バイクを洗う際にはやっぱりケーブルを外したいので、だったらケーブルは車体の外側に這わせて、いつでも取り外しが出来る様になっていた方が良かろう、という判断をしました。
さて、取り付けるアンテナですが、基本的にはVHF/UHFのアンテナがモービル用としては一般的な様です。HFのモービルアンテナもありますが、やたら長いのばかりでオフロードバイクに付けるには持て余しそうです。そこで144/430MHzのアンテナで40cm以下のアンテナを付ける事としました。(この事が後で少々問題になってきます)
■買ったもの
取り敢えず物がない事には何も始まらないので、アキバに行き、いかつい店員に声かけられた富士無線でブツを調達しました。
まずアンテナは、ダイヤモンドのフレキシブルタイプのSLIM GAINER AZ504FX。フレキシブルでないタイプもあったのですが、林道を走ったりすればそれなりの振動な訳で、またバイクから乗り降りする時に、おそらくはアンテナに足をぶつける事もあるでしょうから、フレキシブルなアンテナにしておきました。AZ504FXは長さが0.39mなので大きさの条件にも合致しています。
アンテナ基台は、いくつかのメーカーから出ていますが、一番仕上げの良かったダイヤモンドのKB2を購入。まぁ、始終目につくところに付ける訳ではありませんが、キレイな物に越した事はありません。
そしてケーブルは、コメットの2D2BCという同軸ケーブル。長さは2m。コネクターはアンテナ側がM端子で、無線機側がBNC端子。両方ともM端子にしようかとも思ったのですが、FT-817はM端子の方が電気を食うという評判だったのと、タンクバッグに収める時にフロントを前にしてパッキングすると思うので、だったら前からケーブルが出てる方が良い、という事でBNCにしました。
締めて、9240円(税込)。

買ったブツ一覧
どうせなら全部ダイヤモンドの製品にすりゃ良かったのだが
店のオッサンのチョイスに従ったらこうなった

アンテナ基台を取り付けたところ
ピカピカな仕上げで、見た目にも美しい

アンテナとタンクバッグに仕込んだ無線機を繋ぐケーブルは
こんな感じでバイクの表面に這わせる
これならいつでもケーブルを取り外す事が出来る
というか、XRの車体にケーブルを通すのはちょっと難しい
こんな感じでバイクの表面に這わせる
これならいつでもケーブルを取り外す事が出来る
というか、XRの車体にケーブルを通すのはちょっと難しい

バイクを収納する時はアンテナを外す
ケーブルは丸めて収納袋に入れて
キャリアに備え付けておく
■アースの問題
ところで、SLIM GAINER AZ504FXは144MHzが1/4λ、430MHzが1/2λという事で、430MHzの方はノンラジアル、つまりアースは不必要なのですが、144MHzの方はノンラジアルでないのでアースが必要、という説明が書いてありました。要するにアンテナの長さが短いからこうなる訳で、もし144MHzの方もノンラジアルにしようと思ったら、66cm以上の長さが必要になります。で、アースの仕方は、アンテナ基台とバイクの車体を導通する事によって行わねばならないそうです。
とまぁ、説明としては理解できた訳ですが、実際にはどうしたら良いか、さっぱり判りません。ネットで色々検索しましたが、調べ方が悪いのか、これといった情報を仕入れる事が出来ませんでした。一般に、車体にアーシングをする場合は、車体の塗装を剥がして、そこにアース線を圧着させるそうです。しかし、塗装を剥がせばもれなく錆びる訳で、特に林道走ってドロドロになった後、コイン洗車などする訳ですから、出来れば剥がしたくはありません。バッテリーのマイナス端子にアース線をつなげ、という意見もありましたが、そんなんして大丈夫なん?と思いました。
そこで、掛かり付けのバイク屋のあんちゃんに相談したところ、ナンバープレートを留めてるボルトとフレームにリアフェンダーを留めてるボルトを電線で繋ぐ加工をしてくれました。で、テスタでアンテナ基台とリアブレーキディスクにテスト棒を当てて調べてみると、ちゃんと通電してました。要するに、塗装は剥がさなくてもちゃんと導通する訳です。

赤矢印の部分が繋いだところ
アース線には、ちゃんと圧着端子が付いてます
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