ラジオなんてのは、家ではまず聞きませんし、地震が起こってもまず見るのはインターネットのニュースですから、はっきり言えば縁遠い放送です。  が、何にもない真っ暗けのキャンプ地では、このラジオが唯一の音源であり、自分が自分以外に関心を向けれる相手でもあります。自分の場合は、キャンプ地に着いてまずやる事は、ラジオのスイッチを入れる事で、ラジオを聞きながらテントを建てて夜の準備をします。そして、そのまま流しっぱなしにして、夜中にふと目が覚めてやっとこさ消す、という具合です。  従って、ラジオは絶対必需のアイテムなのです。

■初期のラジオ
 自分の頭の中で、小型ラジオというと単三電池を2本使うラジオ、というイメージが強かったのと(単四電池のラジオは安物の感度の悪そうな印象があった)、ヘッドライトの電池と互換を持たせるために、今まで装備していたラジオは単三電池を使用する物でした。

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第一次アウトドア・マイブームの時に買った
Panasonic R-1005。AM専用ラジオ
それでも山の上ではしっかりNHK第一を受信してました


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ネットオークションで定価の半額くらいで入手した
中古のSONY ICF-SW22
短波まで入るあこがれのラジオ




■SONY:ICF-R45
 ICF-SW22は大きさの割りには高性能なラジオですが、実際にキャンプで聞くラジオというのは、圧倒的にAMのNHK第一が多く、FMなどは意外に聞かないものです。さらには短波放送は聞かない訳で、自分のキャンプのスタイルにはオーバースペックである事が段々判ってきました。
 また、電池をライトと共通化するアイデアは良いとして、ラジオに使っている電池というのがこれまた長持ちで、買って以来いつ交換したか忘れるくらい持つ事から、そうそう補給する事がありません。となれば、別に電池は何でも良さそうなものです。
 そして軽量小型のラジオに買い換える決意をした一番の理由が、出来れば汎用ポーチに収まるサイズだったら省スペースにもなり軽量化も出来るであろう、と考えたからでした。

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SONY ICF-R45
選んだ理由は、ネットオークションで安かったからです (一応新品)


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サイズ56×92×13ミリ、重さ92グラム
ICF-SW22の半分以下です


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イヤホンのコードがFMのアンテナを兼ねている
アイデアはイイが、使い勝手はよろしくない


■ラジオの収納
 ラジオがそれなりに大きかった頃は、ラジオだけキルティングのスタッフバッグに入れてパッキングする様にしていたのですが、中途半端に大きく小さい物なので、収納する場所がなかなか決められずよく困ってました。
 小型の通勤ラジオに替えてからは、汎用ポーチに入れる様にしたのですが、よく考えればラジオは設営する前からスイッチを入れ、撤収する最後にスイッチを切る、という使い方をしてますので、直ぐに取り出せて仕舞える場所の方が良いのです。
 そこで、バックパックのポケットに入れる様になりました。まぁ、ハイキングの時も一応持った方が良い装備とされていますし、バックパックにはレインカバーも装備してますから、雨でも心配ありません。物がデカイと困りますが、小さいだけにそういう芸当も出来る様になった訳です。