■使用時サイズ:直径110×高さ76mm
■収納時サイズ:縦84×横57×高さ31mm
■スタッフバッグサイズ:直径100×高さ15mm
■重量:87g(本体のみ)
■最大出力:3000kcal
■スタッフバッグにセット時のサイズ:高さ10cm径12cm
■収納時サイズ:縦84×横57×高さ31mm
■スタッフバッグサイズ:直径100×高さ15mm
■重量:87g(本体のみ)
■最大出力:3000kcal
■スタッフバッグにセット時のサイズ:高さ10cm径12cm
■ガスバーナーに回帰
この期に及んでCRUXを買った理由は、キャンプ用の装備があまりに重くて機動的な作戦が難しいと判断し、短期間の作戦に合わせて装備を軽量化しようと考えたからです。当初はケイネンやトランギアのアルコールバーナーを積極的に活用しようと思ったのですが、屋外ではやはり火力が弱い事と、最近のソロ用のガスバーナーは本当に小さく出来ていて、しかもカートリッジごとクッカーに納めるのが流行っている事もあって、あえてガスバーナーを使う事にしました。
その中でもCRUXは、バーナーヘッドを倒せる構造で収納サイズが小さい事、カートリッジの底に合わせてパッキング出来る事、そして何よりオプティマスブランドである事(ただし、メイド・イン・ジャパン)、といった理由により、他のメーカーのバーナーより前から感心が高かったのです。
■パッキングサイズの画期的進歩
CRUX を採用した最大の理由は、軽量小型である事です。プリムスのIP-2243にしても、イワタニのカセットガスJrにしても、バーナー自体が結構な大きさで、カートリッジとも別に携行せねばならず、パッキングも頭を使わされるものでした。その点、CRUXはそれらバーナーとは比較にならないほど小さく、しかも火力はそれらのバーナーに匹敵するくらいあるのです。
もちろん、バーナーが軽量小型でも、カートリッジそのものは大きく重い訳ですが、トレック900に納めれば、重さはともかくパッキングサイズは省スペースになるので、そこにガスバーナーを使う価値を見いだしました。
長期の作戦では、ガスでは補給の問題があるので、やはりガソリンストーブという事になるでしょうし(バイクの場合)、歩きで行く場合はより軽量なアルコール系のバーナーに変える他ありませんが、短期戦でバイクなら、この程度の贅沢はしても差し支えないのではないでしょうか?
■使ってみた感想
とにかくライター1本で自在に点けたり消したり出来る便利さから、何人かで行くキャンプの時は、ほとんどこれを使う事にしています。要するに自分の都合で悠長な事をしておれないシチュエーションの時は、ガソリンよりガスの方が素早く便利だからです。
110カートリッジは1泊程度のキャンプなら、お釣りがくるくらいの容量でまったく不便を感じさせません。ガソリンストーブなら、オプティマス123Rでさえもクッカーの外に出してパッキングせねばなりませんが(でないとクッカーがガソリンくさくなるから)、ガスであればカートリッジもバーナーもクッカーに収納できて、より省スペースなパッキングが可能になります。これは林道ツーリングなどにより有利です。
難点があるとすれば、自動着火装置がない事、バーナーヘッドがグラグラしてやや安定感に欠ける事ですが、使いやすさを考えれば、この程度の不便は補ってあまりあります。また、極端に寒い時は、寒冷地用のカートリッジを使っても火力が落ちるのは仕方ない事です。厳冬期は、むしろ確実に使える事を重視して、ガソリンストーブに切り替えるのが得策だと思います。
とにかくライター1本で自在に点けたり消したり出来る便利さから、何人かで行くキャンプの時は、ほとんどこれを使う事にしています。要するに自分の都合で悠長な事をしておれないシチュエーションの時は、ガソリンよりガスの方が素早く便利だからです。
110カートリッジは1泊程度のキャンプなら、お釣りがくるくらいの容量でまったく不便を感じさせません。ガソリンストーブなら、オプティマス123Rでさえもクッカーの外に出してパッキングせねばなりませんが(でないとクッカーがガソリンくさくなるから)、ガスであればカートリッジもバーナーもクッカーに収納できて、より省スペースなパッキングが可能になります。これは林道ツーリングなどにより有利です。
難点があるとすれば、自動着火装置がない事、バーナーヘッドがグラグラしてやや安定感に欠ける事ですが、使いやすさを考えれば、この程度の不便は補ってあまりあります。また、極端に寒い時は、寒冷地用のカートリッジを使っても火力が落ちるのは仕方ない事です。厳冬期は、むしろ確実に使える事を重視して、ガソリンストーブに切り替えるのが得策だと思います。
簡単に点火消火が出来るので
「景色の良いところで、カップ麺でも〜」
という使い方に持ってこい
■CRUXの欠点
CRUXを暫く使ってみて、このバーナーがなぜ日本の市場から姿を消したのか、少し考えてみました。全般的に良く考えられたバーナーだと思うのですが、姿を消すからには、それなりの理由があると思います。
- バーナーヘッドがグラグラする
CRUXがコンパクトな収納サイズを誇るのは、バーナーヘッドが折り畳み式で、それ故に同種の小型バーナーの中では比較的大きなバーナーヘッドをもっている。しかし、ロックをしても思いクッカーを乗せるとバーナーヘッドがグラグラする。注意して使えば良いのだが、安定性に欠けるのは確かだ。 - ゴトクが小さい
ゴトクをヘッドを軸に折り畳むタイプのバーナーは、みな大きな折り畳みのゴトクを持っているが、CRUXのゴトクはヘッドに寝かすタイプなので、極めて小さいゴトクである。大きなクッカーは置きにくい。しかも3本足なので、クッカーを倒してしまいかねない。 - 電着装置がない
徹底した軽量化を図るためか、電着装置が省略されているが、これを不便あるいは不備と感じる人は多いと思う。100円ライターが欠かせないが、ライターを入れたら100g位になって、他のバーナーと変わらなくなる。 - カートリッジの底にセットする価値が認められない
小型バーナーは、軒並み円筒深底型のクッカーにカートリッジごとパッキング出来る様に設計されている。従って、カートリッジの底にセットする意味がない、と考えられたのではないか。
まぁ、ざっとこんな感じです。自分は4に価値を見い出している訳ですが(クッカーなしで、キャンティーンカップのみ、という情況も考えての事)、その他に関しては、確かに使いにくいと思う部分だと思います。まぁ、注意して使えば良いのですが。
《関連項目》
オプティマスCRUX/CRUXネタ・その2
CRUXの利点/威力絶大
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