ミニマグライトは、ヘッドを外す事でキャンドルモードに出来る事がウリの一つですが、実は今までこういう使い方をまったくしていませんでした。というのは、電球がまぶしいのと、そのクセ足下は真っ暗で、キャンドルランタンの代わりとして使うには、今ひとつだったからです。また、アルカリ電池を使っても4〜5時間しか持たない事も、ランタンとして使うには敬遠する理由の一つでした。

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それなりに明るいには明るいが、足下が真っ暗
ちょっと使いにくい



   しかし、ミニマグライトそのものとしての明るさは、そこらの懐中電灯なんかとは比較にならない明るさを持っています。だから、どうにかしてランタンとして使いたい、と考えたメーカーがあった様で、TrekLightというところが作っているルミグローブなる物を発見しました。これ、ただの半透明の球っころですが、ヘッドを外したミニマグライトに付けると、ランタンになるという代物で、すでに多くの人から絶賛を受けている物でした。

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   当然の如く自分も欲しいと思った訳ですが、衝動買いする前に少し考えました。まず、このルミグローブのサイズですが、直径45ミリ、高さ85ミリと結構大きめなのです。値段が1700円もするのは辛うじて許せるとしても、小型化を目指さねばならないのに、このサイズはちょっと容認しがたいものがありました。
   そこでふと思いついたのが、「要は光をホヤに当てて屈折させれば良い訳であるから、半透明の物であれば何でも構わないはずだ」という事でした。そしてピピピっと余っていたフィルムケースに気が回りました。そこまで気がつけば、もうアイデアは実現したも同然で、フィルムケースのキャップにカッターナイフで穴を開けて、ミニマグライトをねじ込める様にしてみました。

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チープではあるが
リーズナブルかつ効果抜群なグローブの誕生



   これだとルミグローブよりは遙かに小さいし、値段はタダ同然だし(最近はデジカメ全盛で、フィルムケースの入手の方が難しいが…)、自分みたいな不器用者でもいくらでも自作可能です。
   ついでに言うと、このフィルムケースは米の軽量カップの代わりにもなります。フィルムケース3杯で約0.5合、6杯で1合ちょっとなのです。メシを炊く時に計量カップがなくて困っていたので、丁度良い按配です。

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何もなしに比べると、効果のほどは歴然です


   点けてみて感動しました。立派にグローブの役割を果たしています。光が直射されないので目がチカチカしないし、ライトの足下もちゃんと照らしている。このフィルムケースはモノクロの物でキャップがグレーでしたが、カラーの透明野物を使えばもっと足下が明るいはずです。ガスランタンと比較すれば、当然暗い訳ですが、キャンドルランタンと比べれば、こっちの方が断然明るい。そもそもキャンドルランタンを外すために考えついたアイデアですから、ロウソク以上の明るさがあれば御の字なのです


ルミグローブ