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 ラフ&ロードのサイドバッグは、見た目には格好良くて、またパッキングもそれなりにし易かったので気に入ってはいたのですが、バッグの位置が地面に近い事から、マディな林道を走ると後輪の跳ね上げる泥でバッグが汚れてしまう事が判りました。防水仕様のバッグなので、汚れても中まで浸みてくる、という事はないのですが、夜はテントの中に入れる関係もあって、あまりドロドロになられるのは困るな、と感じていました。また、防水仕様だけにバッグ自体が結構重く、そして二つバッグがある事からパッキングもバイクへの装着も手間が2つある訳で、やはりリアバッグの方が良いかな、と考える様になったのでした。



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 まず、フィールドシートバッグの上ブタを開けて見た図。サイドが開いたり、伸びたりする構造からか、入り口はバッグに対して少々小さめ。しかし、中は容量39リットルというだけあって、広々としています。(さっそくネコに入られた)

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 パッキングの手順その1。テント撤収時を想定して、まずテントの中でしまえる物から先にパッキング。ストーブ台のベニヤ板を敷き、その上にスリーピングバッグ、クッカーに下着入れ(黄色の袋)とストーブ、ジャージ袋をパッキングしました。

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 さらにその上に、テント、KTCのメンテナンスセット、サーマレストをパッキング。写真では隠れてますが、テントやサーマレストの下にテントのポールが入ってます。

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 一番頭を痛めたのが水のポリタンで、形が形だけになかなか修まりが悪く苦労しました。いっそ、ポリタンを止めてプラティパスに替えた方が良いかもしれません。

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 サイドを開けてみたの図。がっちりパッキングしているので、開けても荷崩れしません。黄色い袋がテントのポールです。外側の銀色のシートは、テントの下に敷くグランドシートです。テントを設営する時は、バッグをバイクから降ろさずとも、この状態で装備を抜き出す事が出来ます。



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 サイドポケットの活用はまだまだ上手くありません。写真の白いのはMSRの燃料ボトル。ポンプを保護するために軍手を被せてあります。その他は、雨カバーやレインブーツなどを入れています。逆側のポケットには汎用ポーチが入っています。  さすがにバイク用に設計されているだけあって、使い易さは抜群です。中にしまい込むだけでなく、外にも色々付けれる様に設計もされていますので、使い方次第で様々な運用が可能と思います。

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 さて、これが積んでみたの図。見るからにデカイ荷物です。明らかにトップヘヴィになってます。もっとも、デカイといっても、サイドバッグ2つがまとめてキャリアに載っかっただけですから、重さ的には変わらないはずです。

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 フィールドシートバッグのバイクへの装着法。キャリアでは距離が短くてストラップを絞りきれないのと、フックにループを引っかけたのでは、何かの拍子に外れそうなので、フレームにストラップを回して、がっちり固定しました。

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 意外とがっちり固定されますが、それでも運転中に前にバッグがずれてくるらしいので、肩ストラップを伸ばして、テールランプに引っかけて固定しました。これで前にずれてくるのは、相当軽減されるそうです。

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 三脚バッグの位置はここ。というか、ここしかありません(汗)三脚のバッグだけは、ショックコードを使って別に固定するしかありません。シートバッグと身体の間に挟まる様に収まるので、この上にバックパックが乗って、良い感じになったと思います。

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 しかし、何がうれしいと言っても、このバカでかい雨カバー。三脚バッグごと覆ってくれます。デカイですが、ヒモで縛って口を小さく出来るので、高速道路で飛ばされる事はまずないでしょう。ただ、どうみても防水性の高そうな布地じゃないので、防水スプレーをした方が良さそうです。

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 バッグを外した時に、ストラップがでろーんとならない様に、X字のアダプターが付いています。まぁ、要ると言えば要る、要らんと言えば要らなさそうな……  意外だったのが、バックル止めの割りには、しっかりとバイクに固定出来る事でした。まぁ、そうでなければ役に立たない訳ですが、今までの様にショックコードで固定する手間がなく、バッグをバイクに積んだまま、中身が取り出せる様になったのは、便利この上ありません。
 写真で見ても判る様に、オフ車に積むにはデカイ荷物な訳で、乗り降りが大変になった訳ですが、ステップの上に立ちあがって降りるなどの練習をしてカバーする他ありません。それよりも、バッグが2つから1つ、雨カバーを掛ける手間も2つから1つに減ったメリットの方が大きいと思います。また、ドロ撥ねの被害も少なくなるでしょう。
 一応、左右を伸ばして57リットルまで増量可能ですが、それこそロングのキャンプツーリングでもしない限り、今のままでも大丈夫だと思います。(というか、これ以上荷物増やしたくない……)