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赤線が往路、青線が復路、紫は往復路


*まずは告白
   この話しを始める前に、まず告白しておきたい事があります。というのは、「伊豆半島なんて、房総半島の半分くらいしかないんだし、1日もあれば回れちゃうんじゃないの?遠いったって、東名使えば直ぐっぽいし。それに伊豆って暖かいっていうから、この季節なら夜行っても大丈夫だよね」……ナメてました。完璧にナメきってました。とてもじゃないけど、そんなチャチなもんじゃななかったです、伊豆。



*事前準備
   4月1日から新しい職場に入って、しばらく休日がどうなるのか判らなかった訳ですが、急遽6日と8日が休みになりました。8日は東京都知事選挙もある事ですし、その日は出かけず掃除や洗濯、XRの整備に充てる事にして、6日にちょっと出かける事にしました。
   3月は足の肉離れで作戦できなかった訳ですが、その間に次期作戦についてアレコレ研究をすすめ、次なる攻略目標を伊豆半島と定めていました。伊豆には数は少なくなったものの林道もあるし、回りは海なので撮影ポイントには事欠かないし、距離的にもそう遠くはありません。
   そこで、深夜に出発し、伊豆半島南端の石廊崎で日の出を撮影したあと、余裕があればキャンプ可能な林道の偵察を行って帰る計画を考案。行程としては、東名高速で大井松田まで行き、そこから国道255号線を下って、135号線を使って海岸沿いに南端まで達し、撮影後、そのまま海岸を回って伊豆半島西部に残る林道を散策し、東名高速を使って帰還する作戦としました。ただ、行った事のない所なので、無理と判断したら直ちに帰還する事とし、その事もあって半島中央を通る自動車道を使わず、海沿いの道を使う事としたのでした。


*装備について
   今回の作戦の目的は、伊豆半島の撮影ですので、装備の中心は撮影機材です。それと雨具と工具になります。一覧を述べると以下の通りでした。
《撮影機材》
ロープロ・ローバーAW II
ベルボン・ネオカルマーニュ643Q
ニコン・D70s+17〜70mmズームレンズ
70〜300mmズームレンズ
リモートコード+リモコン
ペツル・ヘッドライト
ゴールドウイン・ベクター2レインスーツ
ゴールドウイン・ブーツカバー
スワンズ・RUSH-advance
アルタ・ニーパッド
コンビニ袋(カメラ防水用)
《車両器材》
ナイキ・デイパック
作戦用工具
オプティマス123R
1クォートキャンティーン+カップ
救急セット
 《被服》
CWU-45Pジャケット
マリーン・コヨーテフリース
Gパン
マリーン・コヨーテブーツ
モトフィズ・ウエストバッグ11
   今回の装備では、新たにベルボンの大型三脚が加わった事もあって、それをどう輸送するかが課題になりました。付属のレグポシェットで肩から担ぐ、リアキャリアに縛着する、バックパックに装着する、といった案を考えましたが、レグポシェットでは運転中ブラブラしそうだし、リアキャリアに縛着すると撮影の度に外してまた付けてが面倒くさそう。という訳で、ローバーAW IIに付ける事にしました。三脚の運び方はまだまだ要研究です。
   服装に関しては、一応は4月になったという事で、2月の時に比べれば大分マシだろうとは思いましたが、フライトジャケットの下に薄手のフリースを着る事にしました。また、林道も走るかもしれない、という事で、ゴーグルとニーパッドも装備しました。
   食事関係は、基本的にはサービスエリアや現地のお店で摂る事と考えていましたが、もし可能であれば、どこか見晴らしの良いところでカップラーメンぐらいは食ってやろうと思い、ガソリンストーブと水筒を持っていく事にしました。

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暖気運転中のXR
荷物は出来る限り、必要最低限に絞り
コンパクト化を図りました



*作戦発動
   5日は定時であがり、どこにも行かずに真っ直ぐ家に帰り、メシ食って内職片付けて、出撃準備をぱぱっと済ませて(ほとんど部屋に出てるし、半分くらいは集合してるので楽)、さっさと仮眠を摂りました。ざっと3時間くらい眠った訳ですが、夜中出発して昼間ずっと走る訳ですから、この仮眠が大事な訳です。
   2300時起床。まだ頭の中は寝てるので、内職を片付けながら頭を再起動して、6日0000時に準備開始。XRを引き出してパッキングをし、服装を整えて、XRを始動。やっぱり1週間も乗らず、しかも今週は寒の戻りで寒かったとあって、なかなか始動しませんでしたが、それでもバイク屋のあんちゃんの教えを守って、燃料コックをオフにしておいたので、暫くするとちゃんとかかりました。
   0120時出発。まずはいつもの小松川のセルフスタンドで燃料補給。トリップメーターはまだ68キロでしたが、これから東名高速の大井松田ICまで高速運転なので、早めに補給をしました。(今度はちゃんと下車できる様に、スタンドとバイクの間隔は充分開けた)
   燃料補給のあと、首都高速7号線・小松川から高速道路に突入。環状線1号を反時計回りに走って渋谷から用賀方面へ。寒いかと思ったのですが、フリースを1枚多めに着込んだせいか、全然楽勝でした。駒沢あたりで若干渋滞してましたが、それも単車の強みで突破し、用賀から東名高速へ。一路、伊豆半島の付け根に驀進しました。
   真夜中の東名高速をバイクで西進するのは、実に15年振り。ブロスを買って、初めてのゴールデンウイークの夜に実家に向かった時以来です。あの時は革のジャケットを着ていたにもかかわらず、やたらすきま風が多くて、しかも5月なのに凄く寒くて、日本平でグロッキーになったのでした。今回は暖かい格好をしたお陰で大分マシでしたが、それでも海老名あたりでかなり寒くなっていました。
   そんな訳で、海老名のサービスエリアに入り、トイレ休憩&夜食を摂りました。何食おうか迷いましたが、やっぱり寒い時は身体が温まる物が良い、という事で、担々麺に唐辛子をたっぷりかけ、ミニ明太丼と一緒に頂きました。また、バックパックに入れていたアルタのニーパッドを膝につけ、足の防寒を施しました。2月の時以来、ニーパッドの防寒力を知った訳ですが、今回も大いに威力を発揮したのでした。

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写真で見れば、かなりチンケなラーメンですが
「ラーメンバトル」とかやってるだけあって
冷えた身体には結構美味かったです
海老名SA(下り)にて


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ここでニーパッド登場
今回も“防寒具”として活躍しました



*伊豆って暖かくなかったの?
   さて、ほどなく大井松田ICに到着。迷う事なく国道255号線に入り小田原市内に突入。ここから国道135号線に入る早川の交差点が判りにくく、「もしかしたら、このまま国道1号線を走り続けて箱根まで行ってしまうかも」と不安になりましたが、無事、135号線を発見し、海沿いの道に入りました。
   西湘バイパスから真鶴道路と有料道路に入った時は、それなりに道も整備され、街灯も多くて明るかったのですが、さすがに海岸沿いだけあって、結構道がクネクネしている。自分は峠を攻める趣味は全然ないので、かなり冷や冷やしながら運転してました。有料道路を出て一般道に入ると、街灯もめっきり少なく、クネクネ度はアップし、しかも海に近いせいかやたら寒く、心身共に冷え切ってしまいました。

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0325時、東名高速・大井松田出口に到着
今回唯一のIC写真



   そうこうしている内に熱海に到着。昔、労働組合の泊まり込みでよく着たところですが、その頃には大分寒くて、感慨に耽る余裕などまったくありませんでした。伊豆といえば、冬でも暖かいイメージがあったのですが、どうも間違った印象だった様です。途中、「お宮の森」という表示を見つけ、おそらく『金色夜叉』の貫一お宮の像のあるところだろう、と思いましたが、XRを止めて撮影しにいく気力もなく、ただただ半島南端を目指すので精一杯でした。
   当初の作戦計画では、海沿いの道を南下して、石廊崎まで行くはずでしたが、135号線は結構なクネクネ道で暗い事もあって時速平均40〜50kmしか出せず(他の人はどうか知りませんが、自分はそのくらいの速度しか出せなんだんです!)、この調子でいくと、一体いつ石廊崎に着くか判らない状態でした。道路標示を見れば、石田まであと65kmとか書いてあったりする。ところがもはや寒さは極限に達し、気力は完璧に消耗していました。その時、24時間営業のマクドナルドを発見。とにかく身体を暖めようと下車して行ってみると、何とドライブスルーのみ営業してて、店の方は閉まっている。それを見た途端、文字通り全身がガタガタと震えだし、普通に運転するのもヤバげな状態になってしまいました。
   その場で震えていても仕方ないので、とにかく運転を再開。すると幸いにしてその少し先に、すかいらーくが煌々と営業しているのを発見。駐車場にXRを止めるのももどかしく、倒れ込む様に店内に突入し、桃のショートケーキとドリンクバイキングを頼んで、やっと人心地つけるようになったのでした。

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無情にも開けていく相模湾の空
でも寒くて外に出たくありません
すかいらーく店内にて




*作戦変更
   海沿いのすかいらーくの中で、両手をカップに当てて温めながら考えた。一体どうして自分が行う作戦は、やたら寒い思いをするのであろうか。まぁ、時期が悪いと言えばそれまでなのだが、やたら寒い思いをする事が多いのでイヤになってしまった。時間は0500時。東の空が段々と明るくなってきた。ケータイのナビで現在地を調べてみると、網代の少し手前の下多賀という所だという事が判りました。日の出は0600時前後であろうが、あと1時間で伊豆半島南端までたどり着くのは無理です。予想以上の寒さと伊豆半島の大きさに打ちのめされ、さりとてこれ以上走るのもイヤ。しかし、このまま帰るのはあまりにももったいないので、とりあえず店を出て、景色の良さそうな所をを探して、そこで日の出の撮影だけでも行う事にしました。その点、135号線は海沿いの道路なので、それこそどこでも海があるのだ。
   とりあえず、その辺を歩き回ってみましたが、大した写真は撮れそうにありません。あきらめて、まだまだ寒かった訳ですが、XRにまたがって135号線を南下する事にしました。すると、意外に所々に景色の良い所があります。そこで御石ヶ沢トンネルというトンネル脇の工事車両用の入口にXRを止め、眼下に広がる断崖から撮影を始めました。
   撮影をしている内に、段々と陽が高くなり、あれほどの寒さがウソの様になってしまいました。そうなれば、このまま帰ってしまうのはもったいない。もうちょっと撮って行きたい、という事で、ツーリングマップルを開き検討した結果、近くに城ヶ崎海岸というのがある事がわかり、そこに行く事に決定。そこから先は、現地で撮影を済ませたあとに考える事にしました。

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御石ヶ沢トンネルの脇で撮影中
この時には大分暖かくなってきました


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リスがウジャウジャ
タクシーの運ちゃんがバラまいた南京豆を
両足踏ん張って頬張ってました



*無事是名馬

   城ヶ崎海岸の撮影は、上手いか下手かはともかくとして、取り敢えず終了。一通り満足しました。さて、この先どうするか。時間はまだ0800時ころで、まだ余裕ありますが、一晩中走ってたし早く帰って寝たいので、無理せず帰還する事にしました。  
   さて、帰り方をどうするか。うっかりすると海に落ちてしまいそうな海沿いの135号線を逆戻りするのは、ちょっと気が引けました。だったら陸の上を走って帰ろう、という事で、伊豆スカイラインから箱根ターンパイクを抜けて、小田原厚木道路に入り、東名高速に接続する作戦を考えました。
   燃料補給を済ませ、宇佐見から県道19号線に入り、伊豆スカイラインを目指した訳ですが、この19号線というのが結構な上り坂でしかもかなりのクネクネ道です。「スピード落とせ」と言われなくても落とさざるを得ず、「時速40km」と書かれていても自然に40kmになってしまう始末。ケツからは黄色ナンバーの軽トラックに煽られ、這々の体で伊豆スカイラインに辿り着きました。
   実は、この時、心に固く誓った事がありました。それは「どんなに鈍くさかろうが、どんなにブサイクだろうが、たとえ煽られるほどトロ臭かろうが、無事故無傷で帰る」という事でした。自分は大型二輪免許を持っていても、それほどバイクの運転が上手い訳でもないし、峠道を攻めて楽しいと感じるほどのテクもありません。怖ければ速度を落とせば良いし、自分がどうにかコントロール出来る速度が時速30kmなら、それで走ればいい。とにかく、事故らず怪我せず帰る事。これが一番大事な事なんだ、と自分に言い聞かせ、ケツから煽られても慌てる事なく、ゆっくり走る事を心がけました。その様な訳で、楽して帰るはずの内陸路は、やたらと時間のかかる行程となったのでした。
   その代わり、所々で見晴らしの良い所でXRを止め、三脚を立てて山の上からの素晴らしい景観を何枚も撮影する事が出来ました。気に入った写真を撮れた時、全身冷凍食品になる思いをしようが、危険極まりない(と感じる)道を突破しようが、「来て良かったな」「また行こう」と思う訳ですから、こういった作戦は止められないものです。

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伊豆スカイライン・鹿ヶ谷公園にて
山の上だけあって、絶景ポイントが沢山ありました
平日という事もあって、交通量も客も少なく
のんびり走って(怖々ですが)、のんびり撮影できました
また行きたいですね



*怒りの湯河原行き
   もっとも、運転中は常にコーナーの出口と対向車に注意せねばならない訳で、せっかくの景観もあまり楽しんだ訳ではありません。どっちかというと、かなり疲れてしまっていて、しかも昼になって腹も減ってしまい、仕方ないので大観山のドライブインで750円もする不当に高値の天ぷらソバを食い、新しい職場にお土産を買って、一路、小田原に向けて出発しました。
   すでに、県道19号線、伊豆スカイラインで伊豆の道路がローリング族向きのクネクネ峠道である事は充分理解していましが、今度の道路のクネクネ度は半端でなく、「いやぁ〜、やっぱ伊豆をナメてたなー」とか思いながら、必死扱いて下り坂の峠道を下っていきました。

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ドライブイン大観山の天ぷら
ソバ 美味かったですけどね
これで750円は暴利じゃないっすかね?



   そうこうする内に、いきなりT字路にぶつかりました。そして驚いた事に、右にいくと湯河原パークウェイ、左に行くと湯河原温泉という、恐るべき表示板を発見しました。自分はたしか箱根ターンパイクを小田原に向かって走っているはずで、湯河原には何の用事もありません。どうなっているのかさっぱり判らず、何度も地図を確認しましたが、やっぱり訳わかりません。そこで仕方なく、左の方向に進んでみると、県道75号線の看板が見えました。そこで改めて地図を確認してみると、何と自分は大観山から間違って椿ラインに入った事を知りました。
   わざわざ100円だしてターンパイクに入ったのに、ものの3円分くらいしか使わずに勝手に間違って湯河原の方に来てしまった訳です。今さら引き返して、あのクネクネ道を登るのもイヤだし、結局海沿いの道路を走って帰らなきゃならん、という事で、頭に来てしまいました。

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ドライブイン大観山から富士山を望む
峠道だけにバイクもそこそこ来てました
休日はもっと多いでしょう



*そして帰還
   まぁ、間違ったのは自分が悪いので、プリプリ怒りつつも湯河原を抜け、真鶴道路、西湘バイパスを経由して、小田原厚木道路を越え、東名高速に入りました。さすがに昼間は暖かく、時速100kmくらいで飛ばしても眠気覚まし程度に寒いだけでしたが、やっぱりXRを労って90kmくらいで巡航しました。
   そのまま一気に東京まで帰っても良かったのですが、ワタクシ、高速道路に乗るとどうしても食いたい物がありまして、それはサービスエリアで売っているアメリカンドッグとかジャガベーとか焼きそば、ソフトクリームでして、そういうのを食わない事には、高速道路を行き来した気分にならないのです。そこで帰りも海老名のサービスエリアに寄って、アメリカンドッグと串シューマイをウマウマと食い、大満足して東京に帰還したのでした。

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海老名SA(上り)のアメリカンドッグと串シューマイ
各々280円と300円
近所のコンビニなら、絶対に買わないに違いない


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1451時、無事に帰還
リアのネットの白いのは
大観山で買ってきた職場用おみやげのゴマ団子
ネットで押さえつけられて、あんこが爆裂してました



---------- 各種評価 ----------

*ベルボン・ネオカルマーニュ643Q
   ようやく補充が出来た正規三脚で、今回の作戦はこの三脚の評価試験の為にやったといっても過言がないのですが、その期待に充分に応える働きをしました。
   ネオカルマーニュはエルカルマーニュと違ってエルロックでなく、ロックナットを緩めて脚の伸縮をする訳ですが、このタイプを選んだ理由は、以前、エルカルマーニュ740を買った時、エルロックが引っかかってバッグなどから引き出しにくく、三脚を迅速に立てる事が難しかったからでした。その点、ネオカルマーニュは引っかかる部分が少ないため、さっさと三脚を立てる事ができ、撮影にもたつく事がありませんでした。
   この三脚にはQHD-62という自由雲台が付いているのですが、クイックシューを装備しているため、カメラの脱着が楽で、やはり迅速に撮影体勢に入れるメリットがありました。またストッパーが良くできているため、固定が楽で構図のズレが少なく、使い勝手が良かったです。
   また、重さも2キロ未満で担いでいてもあまり負担になりませんでした。

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*ロープロ・ローバーAW II
   ハイキング用バックパックとして購入した訳ですが、担ぎやすい上に三脚の固定が充分で、大いに活躍しました。ただし、三脚のポケットがリアバックに干渉するため、キャンプなどでリアキャリアに荷物が多い場合は、使用できない可能性があります。この点に関しては、要研究です。また、雨用のカバーを装備してないので、別途ザックカバーを用意する必要がありますが、三脚装着時の事を考えて、大きめのザックカバーをあつらえる必要があり、まだまだ研究を重ねる必要があります。

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*耐寒装備
   冬用のジャケットの必要性を感じました。今回はフリースを1枚多めに着る事で対処しようとしたのですが、結果としてはダウンするまでの時間が延びただけで、防寒体制は向上したとは言えませんでした。
   ただし、今回もニーパッドは防寒装備として活躍しました。また、ブッシュガードは、無いよりはあった方が全然マシで、手の防風に活躍してました。スポイラーがあればもっと効果があったでしょう。ただし、ハンドルカバーをするかどうかは、完全な厳冬期以外は少々考慮する必要がありそうです。(昼から暖かくなったり、手元が見えなくて運転に不安が残ったり)


*ガソリンストーブ
   見晴らしの良い場所でカップラーメンをすするために装備しましたが、この種の日帰りの作戦で、そんな事はしない、という事がよっく判りました。結局、食料も飲料も現地調達してしまうので、わざわざ自分で何か煮炊きしようなどという殊勝な心がけは、全然やる気にもならない訳でして、だったら少しでも荷物を軽くする為に、次回からは装備から外すのが順当であろうと判断します。


---------- 反省 ----------

   とにかく、伊豆にはバイクでは初めて行ったのですが、意外な広さに打ちのめされてしまいました。とてもじゃないですが、一日で回るのは無理で、せめて一泊はしない事には伊豆半島南部の攻略は不可能です。ただ単に走るだけでも結構疲れますし、合間に撮影が入れば、ますます時間はなくなります。  道路もクネクネしたコーナーの連続みたいな道路が多く、相当に疲れた訳ですが、その反面、撮影する景観には事欠かない所だという印象を持ちました。行くべき名所も多く、様々な文学者が逗留したのも頷けます。今回はそうした物を見て回る余裕がなかった訳ですが、是非とも第二次作戦を立案して、次回はもっと見栄えする作戦を行いたいものです。



使用車両:HONDA XR250
全走行距離:357.5km
消費燃料:13.8L
平均燃費:25.9km/L
巡航速度:峠道30〜40km/H 高速90km/H
燃料代:1722円
通行料:5200円
食事代:3223円